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『アップグレード』感想 脳髄に殺人AIを埋め込んで復讐開始!

殺された妻のカタキを討つため、男は独自に復讐を開始する!
…という『狼よさらば』以来の定番ストーリーに、AIの発達というSF的要素を加えた秀作『アップグレード』を紹介します。

 

 

アップグレード

2018年 アメリカ
監督:リー・ワネル
出演:ローガン・マーシャル=グリーン、ベネディクト・ハーディ

アップグレード (吹替版)

 

評価 B

 

家事や運転をAIが代行するのが一般的となった近未来。

自動車修理工を営むグレイは、妻アシャと仲睦まじい夫婦生活を送っていた。
ところがある日、暴漢に襲われアシャが殺されてしまう。グレイも重傷を負い全身麻痺に陥ってしまうのだった。

失意の日々を過ごすグレイ。
警察の捜査も遅々として進まず、妻を殺した犯人さえ分からない…。

 

そんなある日、気鋭のIT社長が現れグレイに持ち掛ける。
「脳髄にチップを埋め込み、再び自分の足で歩いてみないか」と。

申し出を受けたグレイは手術を受け、麻痺はたちどころに回復。再び自由自在に動けるようになったことを喜ぶグレイ。

しかしその日からグレイの脳内に誰かが話し掛けるようになる。
そう、脳髄に埋め込まれたチップ「ステム」は自我を持つ超AIだったのだ!

 

…というお話の本作。

魅力はなんと言ってもグレイとAI「ステム」の相棒感です。
スーパーコンピューターであるステムは人間の動きを計算で予測するなど朝飯前。
なので、ひとたびグレイが「ステム!この体の主導権を預ける!」と叫べば「了解(ラジャー)」とばかりにステムのターン。鋭すぎるモーションで悪党を次々なぎ倒すってワケです。

ステムのウルトラスペックを武器に、妻を殺した犯人を探しては復讐を果たしていくグレイ。
『蒼き流星SPTレイズナー』や『ナイトライダー』など、頼れる相棒AIが好きな人にはご褒美みたいな映画ですね。

 

 

脳にチップを埋めて超戦士へアップグレードだ!!

 

 

最小限の動きで相手の先手を取り続けるステム(体はグレイ)は、まるでロボットのような正確さで敵を圧倒。その異様な強さは人間以上の存在であるという説得力が抜群です。
『マトリックス』の覚醒ネオを彷彿とさせますね。

 

動きが人外すぎるので一歩間違えればギャグになってしまうところですが、その点を本作は過激な残酷描写でカバー。
「口を真横に引き裂いて顔面真っ二つ」
「死ぬまでナイフで切り刻んで拷問」
「至近距離ショットガンで頭部粉砕」
などなど、おもてなし精神(暗黒面)がみなぎるゴア描写の連発です。

なお人体破壊への忌避感がないステムはやりたい放題。
このへんが「頼れる相棒だけど実はヤバい奴なんじゃコイツ…」という緊張感を持たせてグッドですね。

 

終盤の超展開には度肝を抜かれました。
タイトルの真の意味が明らかになるラストはインパクト絶大。
めっちゃ好きな感じの映画でしたぜ。

 

なお主演のローガン・マーシャル=グリーンって過去の出演作は『不吉な招待状/インビテーション』ぐらいしか見てないんだけど、中々カッコいいよね。気に入ってしまった。
ちょっとトム・ハーディっぽくもある。






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