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『ハードコア』感想 一人称視点で吹き荒れる暴力の嵐

投稿日:2018年11月3日 更新日:

評価:

はちゃめちゃ一人称視点アクション映画『ハードコア』がNetflixで配信されていたので観てみたよ。
大変面白かったね!!

ハードコア(吹替版)

本作は

一人称視点のミュージックビデオがインターネット上で話題になる

そのビデオを元ネタに映画を製作する企画が立ち上がる

クラウドファンディングで製作費を募集しやすやすと達成

映画『ハードコア』完成!!

…と、数奇な経過をたどって誕生した一作だ。
「Youtube」だの「クラウドファンディング」だのナウなヤングにバカ受けしそうなキーワードがポンポン飛び出すあたり、ある意味時代の寵児と言えるかも知れないぜ『ハードコア』。
ワンアイデアで世界を制することのハードルがかつてないほど下がっているのかも知れないな現代。

 

で肝心のお話はと言えば、まず主人公ヘンリー。これ記憶喪失。オーケーありがち。
ヘンリーは何らかの事件で重傷を負い、体のほとんどがサイボーグ化してしまった男…という設定だ。研究所らしき場所で彼が目を覚ますシーンから映画は始まる。
そんな彼を愛おしそうに見つめる美人科学者。「憶えていないかも知れないけど…」と、彼女は自分がヘンリーの妻であることを明かす。

 

そこへ突然の襲撃者登場!念力を使うロン毛野郎とその一味だ!!
ロン毛にさらわれた妻を救うため、ヘンリーは持ち前のサイボーグパワーを活かして反撃を開始する!!

 

…という、強い主人公が大暴れするためのお膳立てを整えたかのようなシンプルなストーリーだ。素敵。
そして前述通り、全編が一人称視点。最初から最後までヘンリーの視界だけで映画は展開していく。
鏡などという無粋なシロモノは一切出てこないので、ヘンリーはその容姿さえまったく分からない。
「音声機能を実装する前に戦いが始まってしまった」という粋な理由で、セリフさえ一切無し。
主役が一切喋らない…ということでこれはドラゴンクエスト式「主人公はアナタです」的演出だと分かる。

 

そんなこんなで本作は、ゲーム的なノリに徹底的にこだわった作りになっている。
序盤では中ボスにどつかれてダウンしていたヘンリーも、あまたの戦いを経るごとに戦闘力がみるみる向上。パルクール→カーチェイス→戦車退治とアクションの内容がどんどんエスカレートしていく。レベルアップの要素をしっかり再現している訳だ。
アクションの激しさが段階的に激しくなっていく仕掛けもステージクリア型のアクションゲームを彷彿とさせ、メリハリが効いている。
「全編一人称視点映画とか、FPS慣れしてる自分なんか一瞬で飽きそう…」と観る前は懸念していたが、この工夫のおかげでむしろスリリングな瞬間の連続だったぜ。

 

で、そんなヘンリーの戦いをサポートするのが謎のおっさんジミー(シャルト・コプリー)。
かと思ったらこのジミー、登場後数分でいきなり死亡してしまう。
しかしその数分後にはケロっと再登場。で、また死亡。何なんだよお前!
この謎過ぎる(そしてすぐ死ぬ)相棒ジミーの正体が徐々に明かされていく要素も面白く、ただのはっちゃけアクションに留まらずストーリー要素も豊潤なのが素敵でしたね。

 

ただ…
ストーリーが面白いFPSゲーム(全編一人称視点)なんか枚挙にいとまが無い訳で。
たとえば『バイオショック』なんかストーリーもゲーム性も衝撃的だったね当時。恐縮だけど。

バイオショック コレクション - PS4

↑むしろ今プレイしてもこの衝撃は色褪せないと思う

 

でもだったら「全編一人称視点」を大々的にアピールしてくる本作のアイデンティティーはどこにあるのだろう?…と考えると正直「映画としては」という物珍しさだけなのではないかと思ってしまう。
なので仮に続編が作られてももう要らないかな…という気分だ。

 

ただまあ何にせよ一人称視点で吹き荒れる暴力描写の嵐は大変見応えがあり、非常に楽しい時間が過ごせたのは間違いなかったぜ。
特にラストの、体の「あんな場所」を使って敵をブチ殺すシーンは最高でしたね。どういう人生過ごして来たらこんな殺し方思い付くんだよ!!



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