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『バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート』感想 強引すぎて置いてけぼり…

投稿日:2018年10月30日 更新日:

評価:

なんかこう、気軽に楽しめる映画が観たい!という気分になり、Netflixで配信中の『バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート』を見てみた。
ハリウッド切ってのげっ歯類系美女ことアナ・ケンドリックが主演を務めるアクションラブコメディーだ。

バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(吹替版)

 

アナ・ケンドリックが演じるマーサは恋愛下手女子で、好きになる相手はダメンズばっかり。
そこに現れるのが一風変わった男フランシス。最初はあまりの変人ぶりにドン引きしていたマーサだったが、次第に彼に惹かれるようになる。
しかし彼には秘密があった。
なんとフランシスは、かつてCIAが行っていた「ウルトラ計画」で誕生した超人暗殺者だったのだ!
フランシスを狙う刺客が迫る!どうするマーサ!?

 

…というお話。
ちなみに監督のマックス・ランディスは過去にもウルトラ計画ネタで一本撮っている。タイトルもまさしく『エージェント・ウルトラ』だ。
こちらはしがないバイト青年が実は記憶を失った超人暗殺者で…という本作と真逆のプロット。
ウルトラ計画被験者側から描いたのが『エージェント・ウルトラ』で、それに巻き込まれる側から描いたのが『バッド・バディ!』という訳だ。

エージェント・ウルトラ(吹替版)

しかしこの二作には良くない共通点がある。
どうにも話がユルいのだ、悪い意味で。

 

 

マーサは話の前半では「人殺しは良くないこと」という当然の倫理観を持っている。
だからフランシスが暗殺者だと知るとショックを受けて(再び)ドン引きしてしまう訳だ。
しかしそれでもフランシスが好きなマーサは、自分の身さえもが危険になることを承知で彼に付いていくことを選ぶ。

 

このスジ自体は悪くない。むしろ面白い
恋愛という「非日常」を、退屈な暮らしから暗殺者同士のバトルへ脱出するという「非日常」とリンクさせる王道スタイルも見事だ。

 

が、それにしてはマーサがフランシスと行動するための動機が弱すぎる。
「好きだから」と言えばそうなのだが、ぶっちゃけそこまで好きじゃないように見えるのだ
マーサが自分のこれまでの人生よりもフランシスを選ぶほどの大きな理由(あるいは事件)が無く、話の展開が非常に強引。
こんな大事な箇所が「何となく好きだから」では納得できない。

 

フランシスを演じるサム・ロックウェルが今一つカッコよくないのも展開に説得力が無い理由の一つだろう。
アナケンほどのピッチ・パーフェクトちゃんならどんな男もイチコロだろうに「こんな月に囚われてそうな男のどこがいいの?」という気持ちにさせられる。

 

フランシスとの交流の中で自身に眠る暗殺者の才能を(都合よく)開花させたマーサは、映画の後半ではバンバン悪党をブチ殺し始める。
が、そもそもそこに至った理由がよく判らないため痛快さのかけらもない。
逆にニコニコ笑顔で相手を撃ち殺すマーサがヤベーやつにしか見えないのが現実である。残念。

 

もっとも、アナ・ケンドリックは本作と同じく超人的な暗殺者を主役に据えた映画『ザ・コンサルタント』で、「悪党に襲われてキャーと騒いで主人公に助けられてキュンとする」という今どき逆に珍しい何の役にも立たない系ヒロインを演じていたので、その挽回と好意的に捉えられなくもないが。



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