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『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』第8話 物語は始まりの地へ収束する

2018年11月20日

激コワ海外ドラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』第8話の感想をお送りするぜ!

 

ストーリーの根幹に関わる情報が次々浮かび上がってきたけれど、話的にはあまり大きく動かなかったね今回。
どちらかと言うと怒涛のクライマックスに向けた助走に当たる話だったよ!

 

 

以下の記事 ネタバレ注意!!

 

 

ネルの葬儀に参列していたルークが姿を消した。
いつもの通り兄弟から金を盗んでマリファナをキメに行ったのだろうと思い、呆れ果てるスティーブ。

 

しかしルークはヒルハウスに向かっていた。大量のガソリンと共に。
ルークはヒルハウスを燃やし尽くす気なのだ。だがそれは最も危険な手段だとヒューは言う。
ヒューとスティーブは、ルークを止めるべくヒルハウスに向かうのだった。

 

同じころ、葬儀屋の一軒で大ゲンカしていたシャーリーとテオドラは次々と怪現象に見舞われ涙目に。
すべてはヒルハウスの呪いが発端であり、母親もネルもそれに取り込まれたのだと確信する二人なのだった。
ひとまず和解した彼女らは、ルークを追って一路ヒルハウスを目指す。

 

奇しくも家族全員が同時にヒルハウスに集まろうとしていた…。

 

兄弟の中で最も霊感が乏しく幽霊を見たことが無いスティーブ。しかし実は、見まくっているんだけど幽霊だと気付いていないだけだったという発想の逆転が面白かったね。これまで回想シーンに出てきたアレやコレも全部実在しないものだった…という。

 

この衝撃的な事実を「ウィットネスマーク」という耳慣れない単語を使って切り出してくる会話劇も秀逸だったぜ。
幽霊が実在するかどうかに関わらず、人は自分が認識している「事実」をそのまま「真実」と捉えてしまう…。これは亡霊側に取り込まれてしまったオリヴィアにも当てはまることであり、『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』に通底するテーマだね。どうやら。

 

ただ、恐怖描写は今一つだったよ今回。
車内で口論するシャーリーとテオドラの間に亡霊姿のネルが突如出現して「がおー」と言うシーンは、ドキッとはしたけれどバカっぽくてちょっと笑っちゃったよ。何がしたかったんだよネル(;^ω^)
ドッキリ系の恐怖演出は一歩間違うとギャグになってしまうという失敗ホラーあるあるだね。55点。次は頑張ろうね。

 

 

↓ルークどの後ろ後ろ~!!

出展:IMDb

 

 

それにしてもスティーブが奥さんと別居している理由が驚愕だった。
印税を全額課金ガチャに放り込んだのかと予想してたが全然違ったよ。

 

スティーブは自分の家族に流れる狂気の血を忌み嫌う余りに、子供を作りたくなくて結婚前から不妊手術(パイプカット)を受けていた。
でも奥さんは子供が欲しかった。
それで二人は仲違いした…と、まあこの流れは理解できる。

 

でもスティーブは自分が不妊手術済みだってことを何年も奥さんに秘密にしていたんだと!
奥さんが「何やっても子供が出来ない(T_T)どうして…」と目の前で悩んでるのに敢えてずっと黙ってたんだと!!

 

ア、アホか!?((((;゚Д゚))))

 

奥さんの精神的苦痛は!?
不妊治療にかけた時間とお金は!?
全部ムダじゃん!!

 

しかも不妊手術を受けたことなんて病院で検査すれば一発で分かるよ! 黙っててもいつかは確実にバレるよ!! なんで隠そうとするんだよ「僕は…言い出せなかった」じゃないよ通知表を隠す小学生かよ!!
そりゃ怒るよ奥さん! 離婚も切り出されるよ!!

『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』第9話 オリヴィアのバイオレンス親心

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