映画

『ピクセル』感想 オタクだって世界を救えるんだ!

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おすすめ度
■■■■■■■□□□  7点
 
【あらすじ】
テレビゲーム型の宇宙人が襲来した今、地球を救えるのはかつてのゲームオタクだけ。
昔はゲームチャンプ、今はしがない電気工のおっさん、アダム・サンドラーが立ち上がる!


NetflixにSFアクションコメディー『ピクセル』が来てるよー。
しかし…
本作は『リディキュラス6』や『ドゥ・オーバー!』などどうしようもない作品が続くアダム・サンドラーが主演。かつIMDbのメタスコアでは100点中27点という脅威の低評価
はっきり言って面白いワケがない映画です。

まあ、暇つぶしにでもなればいいかなーぐらいの積もりで洗い物しながら観てみたら…なんと!面白かったです
観てもいないのにネットの噂を鵜呑みにして決めつけてゴメンな!反省しきり。
評判の悪さからハードルが勝手に下がったという心理的なバイアスもあるとは思いますが、本当につまんない映画は前評判通りつまんないものです(例:『ファンタスティック4』)。


何が良いって映像の迫力が素晴らしい!
「レトロゲームのキャラが巨大になって襲来してくる」というバカバカしいにもほどがある設定の本作。もともと2010年の短編映画を原作にしているだけあり、アイデアそのものは短編映画の方がよくマッチするであろう出オチ感があります。

しかしハリウッドの潤沢な製作資金に恵まれれば、ワンアイデアでも出落ちでは収まりません。バカバカしさと迫力が見事に融合しています。
特に本作最大の見せ場である巨大パックマンとのチェイスシーンは凄い。夜の街の「黒」にパックマンの鮮やかな「黄色」が映えます。疾走感も心地よく、トンチの効いた逆転勝利も痛快!
『ガーディアンズオブギャラクシー:リミックス』と言い、パックマンはアメリカでは80年代ポップカルチャーのアイコンなんですかね。






俺様はファイア・ブラスターだ!

アダム・サンドラーが何か言うたびにスベるのは他の映画でもそうなので今更ですが、本作は全体的にギャグの切れ味が鈍いです…。しかし!ピーター・ディンクレイジがさすがと言うべき存在感を放ち、作品全体のギャグ滑ってる感を返上しています。

すっかり
ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオン・ラニスターとして有名な彼ですが、もともと『ペネロピ』や『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』などではコミカルな役どころで輝いていました。本作で演じるエディーは本当にもうどうしようもない人間性なのですが、不思議と愛嬌があるのは彼の魅力でしょう。

日本語吹き替えだとお声は大御所、神谷明に。「セリーナ・ウィリアムズとマーサ・スチュアートのもっこりサンドを所望するぜ」だの「パックマン、お前はもう死んでいる」などと冴えわたるセルフパロディを披露してくれます。どうでもいいけど熟女好きにもほどがあるだろ!



映画は楽しければ価値がある!

まあ本作は別段名画でも何でもありません。
アダム・サンドラーたちの活躍をねたむブライアン・コックスが何の伏線にもなってなかったり、わざと人類を危機にさらしたエディーが何のお咎めも無かったり脚本もガタガタ。決して良くできてはいないし、評論家ウケは最悪だったと予想されます。


しかし世の中には何の気負いもなく観られる映画も必要なのです。
たとえ次の日には観たこと自体を忘れようとも、観ているあいだに観客が楽しい気分になれればそれはそれで十分に価値のある映画だと思う訳です。キッズ向けだし、親子で楽しむ分にもアンパイでしょう。
という訳で酷評の『ピクセル』はすごく楽しかったと言うお話でした。
最近あまりのダメさに辟易していたアダム・サンドラーですが、彼の主演作も暇なときなら観てもいいかなと思うようになりましたよ(無意味に偉そうな文章)。

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