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『特捜部Q 檻の中の女/キジ殺し』感想 北欧発の骨太ハードボイルド 刑事ドラマ好きに超おすすめ!

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檻の中の女 ■





■□

□ 7点
キジ殺し  ■






■□ □ 8点
【あらすじ】
舞台はデンマークの首都コペンハーゲン。
警察署の地下にひっそりと設立された「特捜部Q」は、未解決事件の再捜査を専門とする部署。しかし実際は特捜部とは名ばかりのいわゆる窓際閑職だった。
捜査ミスの責任を負い特捜部Qへ「左遷」させられたカール刑事は、アラブ人+イスラム教徒で周囲から敬遠され同じく特捜部Q配属となったアサド刑事と共に、不審な未解決事件の再調査に乗り出す。
特捜部Q 檻の中の女(字幕版)
北欧+ミステリーと言えば『ドラゴンタトゥーの女』!って感じですよね。と言うかぶっちゃけそれ以外知らない。ごめん。
でも私が知らないだけで『特捜部Q』シリーズは本国デンマークじゃそれはもう熱烈な人気だとか。
そしてその映画化作品である1作目『檻の中の女』と2作目『キジ殺し』。予告編がクールだったのでいつか観たいと思っていたのですが、レンタルビデオ店まで遠いし最近寒いし…まあいいかと思って結局スルーしてました。
そしたらこの度Netflixでめでたく両作品配信開始!やったぜ!さっそく観よう!
NetflixなりHuluなり、ほんとビデオオンデマンドってば作品とのアクセスを易にする点で映画ファンにとってめっちゃ有益ですよね!

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真っ向勝負のバディ系刑事ドラマ

ヨーロッパ映画らしく派手な銃撃戦やカーチェイスは登場しない本作。そのぶん人間描写にガツンと比重がとられています。
まず主人公のカール刑事が素敵。
これと決めたら突っ走る系の行動派で、こだわりの強さはほとんど病的でさえあります。
彼の暴走ぶりに上司や家族をはじめ周囲の人間はほとほと手を焼く訳ですが、そんな彼だからこそ誰からも見捨てられた魂を救えるのだという展開が熱い!
そんなカールの相棒となるアサド刑事もいい味出してます。
冷静かつ割と常識人かつ社交的なアサドは、放っておくとどんどんマズい方向に暴走するカールにうまくブレーキをかけていきます。それでもここぞと言う時は一緒に暴走するところがいかにも相棒!
作品の主役は完全にカールなのでアサドはいわゆる引き立て役ですが、その引き立てっぷりが堂に入っておりカールに負けない存在感があります。

特捜部Q キジ殺し(字幕版)
コーヒーを小道具にした二人の距離の演出は微笑ましくて良いですね。
1作目『檻の中の女』ではアサドの淹れたコーヒーが濃すぎて飲めないカールですが、ストーリーが進むとアサドがちょっと薄めて淹れてくれたりするんです。で2作目『キジ殺し』では「このコーヒー誰が淹れた?」「秘書です」「よし(グビー)」という小ネタも挟まれ、二人の相棒感がさりげなく表現されています。
大げさでエモーショナルなシーンは少ない反面、こういうちょっとしたやり取りに情報が乗せられるのはいかにもヨーロッパ映画らしいですね。
そんな二人が世間からはとっくに忘れ去られた事件の手がかりをつかみ、わずかな可能性を追って真実へ近づいていく姿はまさしくミステリーの醍醐味!見ごたえ抜群です。

恐ろしくも悲しい加害者描写が光る

本作最大の特徴はなんと言っても被害者と加害者の人間性を深く掘り下げている点でしょう。
1作目『檻の中の女』でのキーワードは家族
2作目『キジ殺し』でのキーワードは
それぞれ人生に欠かせない大事なファクターながら、それらに対して歪んだ関わり方を選んだばっかりに全てがねじ曲がっていく事件関係者たちを「人間の悲しさ」という大きな括りで深く掘り下げています。
そんな人間の哀れさに触れると、一体何がカール刑事をそこまで極端な行動に駆り立てるのか少し見えてくる気がします。
それにしても最近『トゥルーディテクティブ/二人の刑事』や
『マーシュランド』
など刑事ドラマの傑作によく当たって嬉しい限り!
本作『特捜部Q』シリーズも三作目『Pからのメッセージ』が公開済。あー早く配信されないかなー(チラッ)

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