『呪怨:呪いの家』第3話 感想 どん底人生を突っ走る聖美…そして「家」は次の獲物を取り込む

今回はNetflixオリジナルドラマ『呪怨:呪いの家』第3話の感想記事です。

 

 

呪怨:呪いの家 第3話 窓辺にいた女

時は経ち6年後。
聖美とその彼氏は一児をもうけるが、暮らしぶりは最底辺。児童虐待とDVが常態化するクズ人生に陥っていた。そして聖美は今も「髪の長い女の霊」を見続けていた…。

一方でハルカは、かつての恋人・哲也が言及していた「行っちゃいけない家」を突き止める。しかしそこには既に別の夫婦が住んでいた…。

 

聖美のどん底人生が強調された回でした。

問題のある両親に育てられた子供は、大人になったあと今度は自分自身が問題のある両親になってしまう。少なくともその傾向がある…。
いわゆる貧困の拡大再生産ですね。
これは確かに現代社会にかけられた呪いの一つと言えるでしょう。『呪怨』の一要素として、厭な感じでしっくり来ます(;^ω^)

ソーシャルワーカーによって差し伸べられた手を図々しくも跳ね除ける聖美。
そのくせ状況を改善しようとはせず、虐待状態にある子供も結局ほったらかし。そして最悪の結末に向かって一直線に突き進んでしまう。

底抜けの愚かさゆえに不幸まっしぐらなその姿は「こういう人いるよね…」と思わせる絶妙なリアルさがあります。
うーん不快。さすが。

 

あまりのドン底人生っぷりに笑うしかない聖美さん。
それは単なる自業自得なのか、それとも聖美にかけられた呪いなのか。

 

なお今話でピックアップされた「平成の実在猟奇事件」は松本サリン事件でした。

松本サリン事件。
それは、旧オウム真理教による史上類をみない大規模化学テロ。
そして警察によるテキトーな捜査と、話題性重視で突っ走ったマスコミにより全く無実の人間が犯人扱いされてしまった悪質な報道被害事件です。

「何も悪いことしてない人達が最悪な目に遭う」という点でこれ以上ないくらいの胸糞案件…。

事件当時私は小学生でしたが、それでも思い出すだけで胸の悪くなる厭な事件でした。多分、日本人としてDNAレベルで刻み込まれたトラウマ。

 

今回はエピソードのツナギにあたる回だったので薄味でしたね。感想は以上です。
さっそく第4話にいってみたいと思います!

 

 

『呪怨:呪いの家』の全話感想や考察はこちら。

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