残虐描写、いきなりフルスロットル
巨大宇宙調査船「マジノ号」が都市のど真ん中に墜落。地上は一瞬で地獄絵図に。
海兵隊衛生兵ハーミットは調査任務で船内へ。だがそこは前人未踏の恐怖が待ち受ける異空間だった。
一方、そんな兄を救うべく、ハイブリッド第一号ウェンディもマジノ号へ突入。
ゼノは出る、血吸いムカデは出る、眼球触手まで出る──サービス精神、全開である。
今週のひとこと感想。
ウェンディが「超聴覚でゼノモーフを感知→直感的に危険を察知」するシーンは、動物的直感と機械的制度が融合した新たな感覚体系を示している。速く走れるとか腕力が強いとかとはレベルが違う。彼女が根本的に人間を超越しつつあることを示す重要な伏線だ。多分。
一方で、ウェンディ以外のハイブリッドの皆様は頼り甲斐なさすぎ。何しに来たんだよ、ちびっこ諸君。“逆コナン軍団”のはずが、今のところただの観客席。
今週の残虐ポイント!!
巨大ムカデ勘弁
巨大ムカデに顔面這われて首食い破られる。あげく血を全部吸われる。
人間、いろんな死に方あるけどこれだけは勘弁。
しかもこのムカデ、ゼノモーフの前座扱いという贅沢仕様。
眼球触手ちゃんも出番今回だけってことは無いだろうし、一体どこまで地球を異種生物の見本市にするつもりなのか。
ゼノモーフ八面六臂!
第1話の哲学色が強すぎて「コヴェナントみたいにゼノの出番が2分くらいに圧縮されてたら嫌だな…」と心配していたが、完全に杞憂。
生存者救出に来た海兵隊を血祭り!
避難勧告に応じないバカどもを血祭り!
回想シーンでも元気に血祭り!
おおはしゃぎである。
これだよ、これが見たかったんだよ。哲学もいいけど、ゼノは暴れてナンボ。
意外とあっさり兄妹再会――でもこの後どうなる!?
ウェンディは「ハイブリッドになる前の病気の子供」と自分を完全に同一視している。
だが実際は彼女はすでにキャバリエの想定を超えた進化を始めており、「人間」から逸脱しつつある。
この“ズレ”が、今後の物語の核になる予感。
そして兄ハーミット。妹の変わり果てた姿に若干引きつつも、なんとか受け入れた──
と思ったらその直後に大ピンチ。
いや、ピンチすぎて生存確率0%に見える終わり方だったが…どうなの?
アニキ、早くも退場?
次回も見守るしかない。
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