予備知識不要! ディズニープラスで観るべきマーベルドラマ3選

マーベルってなんだか難しそう…むちゃくちゃ作品数多いし

そんな印象を持っている方にこそ読んでほしい今回の記事。
ディズニープラスで配信されているマーベルドラマの中から、初心者でもすんなり楽しめる3作品を厳選しました。

予備知識がなくても大丈夫
ヒーローたちの魅力に触れる“最初の一歩”をご案内します。

 

 

デアデビル

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2015年
監督:スティーヴン・S・ディナイト
主演:チャーリー・コックス、ヴィンセント・ドノフリオ、デボラ・アン・ウォール

ドラマシリーズの枠を超えたリアルな肉弾戦

盲目の弁護士マット・マードックが、夜になると“デアデビル”としてニューヨークの悪を叩き潰す──そんな設定だけ聞くと正義の味方系の話かと思いきや、蓋を開ければNetflix印の血と汗と骨折音が飛び交う、ガチの肉弾戦ドラマ。

長回し格闘シーンの執念深さがとにかく凄い。廊下での乱闘がまるでバレエのように美しく、そして痛々しい。

マットの「正義のために殴ってるけど、殴るのが好きな自分もいる」っていう葛藤も、ヒーローものにしては絶妙に人間くさい。
悪役フィスクに至っては、芸術と恋人にだけは優しいという血まみれのロマンチスト。人間味が逆に怖いってのも深みがある。

ネトフリからディズニープラスに移籍しても暴力描写は健在。むしろ「マイルド?知らんがな」と言わんばかりの血の量。
新シリーズが“ボーンアゲイン”とか言いつつ、実質Netflix版の続編だったのはご愛敬…。だがそのボーンアゲインが続投する今こそ、シリーズの原点=シーズン1を再訪すべきタイミング。
流血OKの人にはぜひとも勧めたい一本だ。

 

 

パニッシャー

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2017年
監督:スティーヴン・ライトフット
主演:ジョン・バーンサル、エボン・モス=バクラック、ベン・バーンズ

悪・即・殺!!

元海兵隊員フランク・キャッスルは、家族を殺された復讐の果てに“パニッシャー”として地下ヒーローに。
その後ある事件をきっかけに軍の機密と犯罪組織が絡み合い、フランクは「殺す理由」を次々と手に入れていく。彼は過去の亡霊と向き合いながら、問答無用の制裁を繰り返していく…。と言うかほぼ戦争映画。

悩まない。フランク悩まないよ。
「殺していいのか?」なんて哲学的な問いは、彼の辞書にない。
むしろ「殺さない理由があるのか?」と聞いてくる始末。

デアデビルが「暴力の意味」を考えてる横で、パニッシャーは「意味なんて後で考えればいい」とばかりに銃をぶっ放す。
結果、他のヒーローからは嫌われまくり──でもその孤立感が逆にキャラの輪郭を際立たせる。
ジョン・バーンサルの演技も怒りと哀しみのバランスが絶妙で、ただの殺人マシーンに終わらない深みがある。

スピンオフとはいえ物語は完全に独立しており、予備知識ゼロで問題なし。
むしろ「ヒーローのまだるっこしい倫理観に疲れた人」こそ観るべき一作。なんかスパイダーマンの新作にも出るらしいし(正直信じがたいが)。
とにかく、迷ったら撃て。

 

 

ムーンナイト

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2022年
監督:モハメド・ディアブ
主演:オスカー・アイザック、メイ・カラマウィ、イーサン・ホーク

二重人格×変身ヒーロー

ロンドンの博物館で働くスティーヴンは、記憶の空白と幻覚に悩まされる日々を送っていた。
しかしある事件をきっかけに、自分の中にもう一人の人格マークが潜んでいることを知る。
マークは屈強な傭兵であり、そしてエジプトの月の神コンスの代理人“ムーンナイト”として活動していた。
スティーヴンとマークは、自らの過去と向き合いながら神々の思惑に翻弄されていく。

ヒーローものの皮をかぶった精神科カルテみたいな仕上がりの一作。
人格分裂、幻覚、過去のトラウマ──ヒーローの宿命というより、まるで診察室の待合室だ。
後半に至っては精神病的アプローチが加速しすぎて「これ、ヒーローものだったよね?」と確認したくなるレベル。

とはいえ、アクションのキレは抜群。
変身シーンは激燃えだし、スーツ姿は文句なしにカッコいい。
夜の街を舞う姿にはしっかり主役ヒーローのプライドが宿ってる。
内側に人格が何人いようが、殴るときは俺一人──そんな矜持もストーリーとマッチしてる。
予備知識不要を通り越して独自路線をぶっちぎるクセ強コンテンツだが、面白いのでおすすめ。

 

 

マーベルの世界は広大ですが、入り口さえ見つかれば、あとは楽しむだけです。
今回紹介した3本が、あなたのヒーロー体験の始まりになりますように。
他にも気になる作品があれば、ぜひ関連記事も覗いてみてくださいね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました