
唐突な乱交シーンとその長さにちょっと引いたわ…。
ピースメイカーS2第1話『The Ties That Grind』の感想、さっそく行きます!
今週のあらすじ
シーズン1の「バタフライ計画」から半年。
ピースメイカーことクリストファー・スミスは、父の遺した量子展開室で平行世界への扉を発見。
そこには死んだはずの父・ホワイトドラゴンが生きており、もう一人の“理想の自分”がヒーローとして君臨していた。しかも家族みんな仲良し。
一方現実世界ではハーコートは職探しに失敗しヤケクソ、ヴィジランテは相変わらずIQ迷子、アデバヨは起業してニコニコ。そしてピースメイカーは、ジャスティスギャング加入面接で玉砕していた。
DCUの設定整理、無慈悲に始まる!
オープニングダンス、再び
シーズン1で1億回再生された無表情わきわきダンスが、今季も健在。
今回はピースメイカーとハーコートのロマンスを匂わせる振り付けに進化している。
だが劇中では血みどろの喧嘩をしてる連中が仲良く無表情でわきわきしてる姿は、相変わらずあまりにも異様。そしてあまりにもクセになる。
狂気と哀愁をほのめかしつつ実際はただわきわきしてるだけという、至福のオープニングタイムだ。これは第2話以降もスキップできないね!
ジャスティスリーグ改めジャスティスギャング問題
シーズン1最終話で登場したジャスティスリーグ(モモアマン&エズラ王子)は、今季ではまさかの「最初から居なかったこと」になっている。
代わりに現れたのはMrテリフィック、ホークガール、そしてゲロフェチ疑惑のガイ・ガードナー。
この歴史改変、ただの設定変更ではなく旧DCEUの“記憶の抹消”に等しい。
「あれは別の世界の話だったんだよ」と言い訳する余地すら与えない潔さ。潔いけど、ちょっと寂しい。いやかなり寂しい。無慈悲ですらある。
旧ジャスティスリーグの残像を抱えたまま新DCUに足を踏み入れる我々視聴者は、もはやマルチバース難民と言えるのではないか。
結局マルチバース路線なのか!?
となりの世界で父は生きていて、自分はヒーロー。しかも家族みんな仲良し&生存かつ、ハーコートともなんか良い仲。
そんな“理想の人生”を垣間見てしまったピースメイカーは、当然のように混乱し、そして当然のようにすんごい代償を支払う。
マーベルがマルチバースで盛大に迷走した直後に、この路線を選ぶ新DCの胆力よ。って言うか本当に大丈夫なのかこの方針で。征服者カーンの二の舞になりはしないか。
だが『ピースメイカー』という“中年の危機”を真っ向から描く異色のヒーロー映画にとって、マルチバースはあまりにも親和性が高すぎる。
「隣の芝生は青い」どころか、「隣の自分はすべてを手にした成功者」。そんな地獄のような設定が、今後どう転がるのか。とりあえず、次話を楽しみに待つしかない。
そして願わくば、この“DC歴史改変”がただの設定整理ではなく壮大な伏線であってほしい。
そうでなければモモアマンが頑張って駆け付けた事実も消えてしまうのだから。

↑DC大好き記事
コメント