今回はU-NEXTで出会える珠玉のアクション映画を3本を厳選しました。
あなたの鼓動を加速させる一本がきっと見つかります。
※記事内容は2025年現在の配信状況に準拠しています。

映画と言えばアクションよね!
(偏見)
ジョン・ウィック:コンセクエンス
制作:2023
監督:チャド・スタエルスキ
主演:キアヌ・リーブス、ドニー・イェン、真田広之
全部やり尽くしたアクション映画の到達点
裏社会から足を洗ったはずの元殺し屋ジョン・ウィックは、世界規模の暗殺組織「ハイ・テーブル」から命を狙われ続ける。
自由を得る唯一の道は、組織の頂点に挑むこと。
ニューヨークから大阪まで、ジョンは旧友や宿敵と再会しながら戦いの荒野を突き進む。
キアヌが超人的な戦闘力を発揮するアクションシリーズ第4弾。
当初は殺された子犬の復讐で戦っていたのが、そのうち車を奪われ、家を焼かれ、指も取られて高所から突き落とされる。
どいつもこいつもいい加減にしろ!とばかりに、今回もキアヌことジョンは大暴れするのでした。
続編を重ねるごとに「あれやってみようぜ」という思いつきアクションへ果敢にトライし続けるジョン・ウィックシリーズだが、今回はおなじみの銃撃戦とカーチェイスに加え待望のヌンチャクまでもが登場。
さらに肉体耐久レースも更にエスカレートし、今回はついに階段200段を転がり落ちるという人類未踏のダメージ蓄積に挑戦。
普通なら救急搬送どころか全身が砕け散るが、ジョンは「膝をちょっと強めに打ったわ」くらいのノリで立ち上がる。もはや人類という括りからの独立だ。
続編の宿命であるネタ切れの危機を、この作品は逆に「全部盛り」で突き抜けた。
やれることは全部やる。誰もやったことないことは特にやる。
シリーズ4作目にして集大成なので「ジョン・ウィック?知らない…」という人に薦めるのは少々ハードルが高いが、アクション映画の限界突破を目撃したいならこの到達点を見逃す手はない。
Mr.ノーバディ
制作:2021年
監督:イリヤ・ナイシュラー
主演:ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、クリストファー・ロイド
なめてた相手が殺人マシンでした
郊外の一軒家に暮らす中年男ハッチ・マンセル。
妻との会話は冷え切り、息子には尊敬されず、職場では空気のような存在。
そんな彼が、ある事件をきっかけに、過去の“ある職業”に再び足を踏み入れることに。
『ジョン・ウィック』シリーズと傾向を同じにする、正統派なめてた相手が実は殺人マシンでした映画。
ただし主人公は「キアヌ・リーブス的な神々しさ」から100メートルくらい離れた位置にいる。
ボブ・オデンカーク演じるハッチは、見た目も動きも完全に“ただのおっさん”。ごみ捨てが間に合わなくて収集車に置いて行かれるみじめな中年男だ。
だがそんな普通のおっさんが圧倒的殺戮スキルを発揮するギャップこそが本作の魅力。「この人、実は強かったんだ…」と気づく瞬間のカタルシスが凄まじい。
ちょっと戦うとすぐ息が上がるのも、逆に無敵感に説得力を与える。環境を臨機応変に利用して気に入らないやつを血祭にあげていく姿は鬼神そのものだ。
そのくせ自宅に盗みに入ったコソ泥に同情してしまうなど、人生の盛りを過ぎたおっさんだからこその共感と優しさを持ち合わせている。まさにギャップの二乗。
このダブルギャップが最高に素晴らしく、続編も大好評の人気作。ぜひおすすめ。
ジェントルメン
制作:2019年
監督:ガイ・リッチー
主演:マシュー・マコノヒー/チャーリー・ハナム/ヒュー・グラント
悪さ、それは男の魅力
ロンドンの裏社会。
大麻ビジネスで帝国を築いたアメリカ人実業家ミッキー・ピアソンは、引退と事業売却を目論む。
だがその噂が街に流れた瞬間、ハイエナのような連中が群がり始める。
買収交渉は二転三転を経て、泥沼の抗争に発展していく。
ちょい悪+カッコイイ映画を撮らせたら世界最強の映画監督、ガイ・リッチー。その彼がキャリアの中で最も「らしさ」を発揮したのが本作だ。
とにかく全編でちょい悪の魅力が炸裂。
クールじゃないシーンが1ミリもないさまはまさにジェントルメン。
ただひたすらカッコつけてるだけじゃなくて、時々間抜けなユーモアを出すところが更に尊い。
麻薬売って贅沢してるクズばかりなのにこんなに魅力的に描けるのは、まさに映画マジックの真骨頂だろう。
キャストも異常に豪華。
特にヒュー・グラントのうさん臭さは画面からなんか匂ってくるレベル。
大好評の結果、のちにNetflixでドラマ化された。そっちもめっちゃ面白いんだからガイリッチー恐るべしである。
今回の3選が、新たな映画との出会いの扉になれば幸いです。
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