スピードの先へ!映画史上最高のカーチェイスシーンBEST3

速い!そして凄い!
カーチェイスシーンはアクション映画の華です。

今回はそんなわけで、数あるアクション映画の中から個人的に究極カーチェイスだと思う3シーンをセレクトして紹介します。

心のボルテージを、一万一千回転まできっちり回せ!

 

 

1位🥇 ボーン・スプレマシー

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2004年
監督:ポール・グリーングラス
主演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、カール・アーバン

記憶喪失の元CIA工作員ジェイソン・ボーンが、己の存在証明をかけて世界中を疾走するシリーズ第2弾。
前作の後、ボーンは恋人マリーと静かな逃避行を続けていた。しかしある事件をきっかけに、彼は再び陰謀の渦中へ。
CIAの内部抗争、ロシアの諜報網、そして“自分と同じ能力を持つ”刺客との死闘。
逃げる者は、いつしか追う者へと変貌していく。

色調を抑えたリアル系カーチェイスの頂点

物語のクライマックス。
ボーンは重傷を負いながらも、モスクワの路地裏を地元警察のパトカーごと巻き込んで爆走。
それをサメのように追うのが、当時ブレイク直前だったカール・アーバンが演じるスーパー暗殺者だ。

CGに頼らず、色調はグレー基調で寒々しい。緊張感は切れそうなほどに張りつめる。
まさにリアル系アクション映画の頂点と言えるシーンだ。

そして壮絶なカーチェイスの果てに、刺客の超人暗殺者を返り討ちにするボーン。
だが彼はトドメを刺さない。

これがただの優しさなら興ざめだ。でもボーンは違う。
「俺は殺さない。俺は誰からも支配されない。
そう語る背中が最高にカッコイイ。

“悪党にトドメを刺さずに去る主人公”はお約束と言えばそうだが、あのカーチェイスがあってこそ”お約束”が圧倒的な説得力を持つ。
クールにして熱い。そんな矛盾の魅力を引き立てる、究極のカーチェイスシーンだ。

 

 

2位🥈 ベイビー・ドライバー

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2017年
監督:エドガー・ライト
主演:アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー

舞台は現代アメリカ。
主人公のベイビーは天才的なドライビングテクニックを持つが、とある事情から犯罪組織の運転手として働く日々を送っていた。

しかしベイビーは、ある事情をきっかけに“足を洗いたい”という願望が芽生える。だが組織はそう簡単に彼を手放してはくれない。
恋人との逃避行を夢見るベイビーは、音楽とエンジン音が交錯する中、人生のアクセルを踏み込んでいく。

冒頭5秒で始まる音楽×アクションのクライマックス

まさに映画開幕後、わずか5秒
駐車中の車内で重厚なロック楽曲『ベルボトムズ』が始まった途端、その音楽に登場人物の視線や仕草が完全にシンクロする。
そして場面は銀行強盗から、真っ赤なインプレッサでの逃亡カーチェイスへと発展。ロックは鳴り響き続ける。
パトカーを相手取っての壮絶なカーチェイスの果てに、主人公ら強盗チームはまんまと逃亡成功。
そこでちょうど曲が終わり、タイトル『BABY DRIVER』がババーンと出るって演出だ。

もう最高すぎる
アドレナリンの芸術としか言いようがない。

監督のエドガー・ライトはMV出身。
音楽とアクションの融合と言う点では過去作『ショーン・オブ・ザ・デッド』でも『ホットファズ』でも素晴らしい仕事を見せてくれたが、『ベイビードライバー』はもっと凄い。敢えて言うならレベルが違う。

これは映画というより「音楽で編まれた疾走」だ。
観る者の鼓動をシンクロさせ、エンドロールまで一気に駆け抜ける名作。

 

 

3位🥉 ワイルドスピード スカイミッション

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2015年
監督:ジェームズ・ワン
主演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジェイソン・ステイサム

人気クルマ映画シリーズの7作目。
ドミニク率いるファミリーは新たな脅威に立ち向かう。

今度の敵は元特殊部隊の殺し屋デッカード・ショウ。
彼の復讐劇に巻き込まれたドミニクたちは、政府の依頼で“神の目”という監視システムを追い求めながら、世界中でカーチェイスと銃撃戦を繰り広げる。

ビル間をすっ飛ぶスポーツカー

シリーズを重ねるごとに「人類はどこまで物理法則を無視できるのか」という壮大な実験場と化していく『ワイルドスピード』。
その中でも、明確に理性のアクセルを踏み抜いた瞬間が訪れるのが『スカイミッション』だ。

舞台はアブダビの高層ビル。
最上階のパーティー会場に展示された超高級スポーツカーに、ドミニクとブライアンが乗り込む。
ここまではまだ現実の範囲内。

だが次の瞬間、主役らはアクセル全開でガラスを突き破り、車ごと空中へ!
当然落下死はまぬがれないが、そこは我らがワイスピ。無事となりのビルの壁を突き破ってフロアに着地だ。
しかもそこで終わらない。
主役らはさらにアクセル全開でガラスを突き破り、車ごと空中へ!
当然落下死はまぬがれないが、そこは我らがワイスピ。無事となりのビルの壁を突き破ってフロアに着地だ。

つまりビルを二本、車で貫通している。物理法則は、ここで正式に退場した。

このシーン以外も本作では戦車で高速道路を爆走したり、飛行機の滑走路が永遠に続いてたりと、常識の限界が何度も試される。この後のシリーズでも同様だ。
そのたびに観客の脳内には「俺は何を観ているんだ…」という疑念がよぎるが、同時に「もっとやれ」という謎の快感も湧き上がる。これがワイスピの魔力だ。

アクション映画の限界を突破したというより、限界そのものを爆破した一作。

 

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