Netflix版『イクサガミ』は怒涛の展開を経てシーズン1の幕を閉じた。
そんな訳で今回は興奮冷めやらぬうちに、バトルロイヤルデスゲーム「蟲毒」の参加者について”Netflix版シーズン1″準拠の強さランキングを独断と偏見で書いてみるよ!

核心には触れてないつもりだけど、一応ネタバレ注意よ。

キャラ紹介はこちらです。当記事の前にぜひ読んでみて下さい。

🥇1位 カムイコチャ

攻撃力:S / 防御力:S / 知力:A
当ブログ的シーズン1最強キャラはカムイコチャに決定。
原作を凌駕する圧倒的狙撃力が火を噴いた第3話がインパクト抜群。特に「彩八を狙って放たれた矢を空中で狙撃し叩き落とす」シーンのスローモーションが圧巻だ。
第4話でのVS 無骨戦も印象深い。
飛び道具使いゆえに接近戦は苦手か…と思いきや、筋肉バーサーカーの無骨に引けを取らない機動力とパワーを見せつけた。しかも無傷かつまだ余力を残している様子さえあり、櫻が止めに入らなかったら無骨を殺ってた可能性さえある。
つまり遠近・攻守に置いて死角無し。
出番の尺自体が中程度だったので真に最強かは再考の余地を残すものの、染谷将太の神秘的オーラも手伝って存在感は他の追随を許さない。
カムイコチャ、お前がシーズン1のナンバーワンだ。
🥈2位 岡部幻刀斎

攻撃力:S / 防御力:A / 知力:F
原作でも別格の最強枠である岡部幻刀斎は2位。
神速の剣術で文字通り一瞬のうちに3-4人を斬り裂く人外めいた強さ。異様な風貌もあいまって妖怪じみて見えるのも原作の忠実な再現だ。
ノロノロ歩いているように見せかけて間合いを一瞬で詰める距離感も不気味。
だが京八流継承戦の中断から蟲毒までの10数年、どこで何やってたの感は否めない…。
まさか徒歩で旅して、出会う人に一人ずつ「顔…違う…」ってブツブツ言いながら過ごしてたのか?
浅傷とはいえダメージを負わされた描写もあいまり、とんでもなく強いのは確かだがカムイコチャほどの圧倒的な神秘性は無い。
ラスボス枠だけどそんな理由で2位。
🥉3位 化野四蔵
攻撃力:A / 防御力:B / 知力:A
京八流兄弟の冷静キャラ担当、化野四蔵(あだしのしくら)が3位。
最終話に満を持しての登場ってことで、出番自体が非常に短い。
だが早乙女太一による壮絶な殺陣の冴えにより、四蔵が半端じゃない強者であることが抜群の説得力で語られる。
回想シーンではあるが愁二郎さえも圧倒する描写あり。
しかも原作では〇〇と引き換えにようやく幻刀斎に軽ダメージを与えた経緯があるが、Netflix版では四蔵一人の奮闘で一応有効打が入った。
強いぞ四蔵!
「兄弟が力を合わせないと幻刀斎には勝てない…」とは言うけど、四蔵が頑張れば何とか一人でも行けそう!?
…と思わせるほどの強さを見せつけ3位。
4位 櫻

攻撃力:S / 防御力:B / 知力:C
原作から大幅に前倒して正体を明かした櫻が4位。
せっかく出てきた山田孝之を登場後6秒で両断するという荒業のインパクトが絶大。強い。
第5話のVS 愁二郎戦では刀同士がぶつかり合う金属音が爆速&超密度で響き合い、♩=220での殺意の16ビート状態に。
「折れた刀でなおも殺し合う」という、明治時代におけるサムライの姿として熱すぎるメタファーを披露した。
5位 嵯峨愁二郎

攻撃力:S / 防御力:B / 知力:C
主人公、愁二郎は5位。
櫻と互角に戦い、貫地谷無骨とも邦画史上に残るであろう凄まじい決戦を演じた。
原作の最重要要素である京八流奥義がNetflix版からはまさかの削除。
つまりスピードを爆増させる”武曲”も、360度を一時的に目視する”北辰”も使えない。だがそれで強さに説得力が失われたかと言えばそうでもない。
「静」よりも「動」に勝機を見出す戦闘スタイルは原作から脈々と受け継がれており、岡田准一の冴えわたる体捌きがそれを饒舌に表現する。
頑張れ愁二郎!
負けるな愁二郎!
まだまだ強敵は一杯いるぞ!
6位 貫地谷無骨

攻撃力:S / 防御力:F / 知力:F
筋肉バーサーカーの貫地谷無骨は6位。最強キャラ枠だったが、上が詰まり過ぎてこの順位に。
無関係の村人を躊躇なく盾に使い、あげく何の意味もなく殺す。その胸糞悪さと極悪非道っぷりは、伊藤英明のノリノリ演技により魂と質量が込められている。
第6話のVS 愁二郎戦は文字通り爆発的な迫力。
原作の〇〇上で戦うシーンも映像として見たかった気もするが、これはこれで最高なのでとにかく良し。
7位 菊臣右京

攻撃力:B / 防御力:B / 知力:C
ロン毛イケメン剣士の右京は7位。
設定上は決して弱キャラではない筈だが、相性最悪の相手に早くに当たってしまった感がある…。
これで菊臣家の家臣は一族郎党に至るまで全員自死かと思うとやるせない。
「太刀四十二カ条」の技名を叫んでさえいれば、もうちょっと活躍の場があったはず…。いやそうでもないか…。
8位 柘植響陣

攻撃力:C / 防御力:B / 知力:S
原作から大幅にキャラ改変され「誰…?」状態になった響陣は8位。
原作では撃破数で言うならおそらく桁違いのブッチギリ1位という強キャラだが、Netflix版シーズン1ではあまり強さをアピールするイベントに恵まれなかった。
だが警察署からの窓ガラスぶち割り脱出は見ごたえがあったし、あれほどの大立ち回りの後に「ほな行くで~(逃げるで~)」と余裕の笑みさえ見せた点に底知れない凄みが潜む。
蟲毒を引っ掻き回すトリックスターと化したため、何を考えているのかが読みにくい。強いというより怖いキャラになった。
9位 衣笠彩八

攻撃力:C / 防御力:C / 知力:C
京八流きょうだいの末っ子は9位。
決して弱キャラではないが、原作でも東京に近付くに連れ周囲のインフレする戦闘力に圧され気味ではあった。持ってる奥義が補助系に偏ってたのも彼女にとっては気の毒と言う他ない。
Netflix版においてもザコ相手にこそ無双するが、岡部幻刀斎からは逃げ回るのみ(まあ相手が悪すぎるが)。
しかし双葉との友情は質量をもって描かれており、むしろ双葉が追うべき背中…つまり「弱さの強さ」を体現するキャラとして存在感を放つ。
10位 祇園三助
攻撃力:C / 防御力:D / 知力:B
京八流きょうだいの三男は10位。
活躍の場が極端に少なく、そもそも戦ってる姿があまり無いので何とも言えない…。
だがVS 岡部幻刀斎戦で魅せた四蔵との連携は、今後の「京八流兄弟妹が力を合わせる」展開への布石にはなっていた。
静岡篇でも生存してるっぽいので今後の活躍に期待。
291位 狭山進之助
攻撃力:F / 防御力:F / 知力:F
何のとりえもないヘタレボーイ。
…と見せかけて、原作では漢気を見せつけるイベントがあるので期待はされる。
そうは言ってもNetflix版シーズン1準拠ならば順当にこの順位。
292位 香月双葉

攻撃力:Z / 防御力:Z / 知力:Z
全てにおいて生き残る要素に欠く要介護少女。
知力Zにしちゃったがこれは別に頭が悪いと言ってる訳ではない(まあ蟲毒にノコノコ参加する時点で褒められたものでもないが)。双葉は「敵をどうすれば殺せるか」…という方向に思考が絶対向かないからこその評価。
だが双葉の”強さ”は戦闘力ではない。
彩八はそれに早くから気付いていたし、愁二郎も気付きつつある。双葉こそが――と言うより双葉の善性こそが蟲毒に対抗する最強の手段であることを。
その”強さ”の源として原作にない巫女設定…つまり”信仰心”の要素を盛り込んだのはNetflix版グッジョブポイントの一つ。

Netflixで観る作品を探してるなら、この記事がおすすめよ。

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