今回は『ストレンジャー・シングス』の登場キャラを紹介します。

登場人物多すぎるから、今回は「若者枠」だけね。
イレブン(エル)

キャラ概要
シーズン1では坊主頭でワッフルを拾い食いしていた謎少女。その正体は政府のイカれた研究で生み出された超能力者。
研究所暮らしというハードな幼少期を経て、田舎町ホーキンスのボンクラ男子たちと出会い友情と恋を知る。
物体を手を触れずに動かしたり、他人の意識(の一部)を覗き見たりと多彩な能力を持つが、その真骨頂は異世界「裏側」に干渉できること。その力のおかげで、今や世界を背負うサイキック鼻血ヒロインへと成長した。
シーズン3で一旦パワーを失いただの恋するティーンになりかけたが、シーズン4では再び研究所へ強制送還&過去のトラウマツアーという地獄めぐりを経て覚醒。
ピザ屋の冷蔵庫に張った塩水風呂という謎すぎる装置を経て、邪神ヴェクナとのタイマンに挑んだ。
しかしいじめっ子への報復はローラースケート顔面強打という物理全振り。
彼女の解決手段は常に力任せであり、幼少期の経験の乏しさが人格の危うさをもはらむスリリングなキャラ。
キャスト名: ミリー・ボビー・ブラウン
他の出演作: 『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズ、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
イレブン役で一気にスターの頂点の座を手に入れたミリー。出演作は多岐にわたる。
探偵だったりドラゴン退治ヒロインだったり「フツーの女子には興味ないんですー」なフィルモグラフィが頼もしい。
マイク・ウィーラー

キャラ概要
シーズン1ではリーダーシップ溢れる正統派主人公だったが、シーズンを重ねるごとに色ボケ反抗期ティーンへと順調にグレていったマイク。
イレブンとの恋愛沙汰に振り回され、親友ウィルの繊細さには全くもって鈍感な思春期あるある青年だ。
しかしここぞという場面での演説スキルは異常に高い。
シーズン4では彼ならではの「愛の語りかけ」バフによってイレブンを覚醒させるという、少年漫画のヒロインのような役割を果たした。
背ばっかり伸びて中身の成長が追いついていない感はあるが、彼が仲間たちの中心にいることでホーキンスの仲間感が成立しているのも事実。
名実ともに主人公。
キャスト名: フィン・ウルフハード
他の出演作: 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
やはりと言うか、ガチ怖ホラーからちょい怖ホラーまで出演作はホラー系に偏る。
マイクらしい。
ウィル・バイヤーズ

キャラ概要
物語開始時点でいきなり行方不明という、世界一不運なホーキンスの囚われ姫。
シーズン1での失踪に始まり、シーズン2では裏側の神・マインドフレイヤに憑依され、S3では「首筋がゾワゾワする」という人間レーダー探知機として酷使された。
さらに仲間たちが恋愛にウツツを抜かす中、一人だけみんなと子供時代に遊んだダンジョンズ&ドラゴンズに固執し続け、その純朴っぷりが彼をさらに孤独へ押し込む。
だがシーズン4ではマイクへの「ちょっと友情以上っぽい感情」を匂わせつつ、結局は涙をこらえて親友の恋路を応援する健気な姿を披露した。
なお、そろそろ誰か彼に「そのキノコ頭はそろそろ脱皮してもいいんだよ」と教えてあげるべきだろうか。
キャスト名: ノア・シュナップ
他の出演作: 『スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』(チャーリー・ブラウンの声)
ダスティン・ヘンダーソン

キャラ概要
鎖骨形成不全症と前歯欠損でパッと見の印象深さが凄いダスティンは、頭脳派とお笑い係を同時にこなすホーキンスきっての愛されキャラだ。天才的なひらめきで毎回ストーリーを牽引する便利屋さんでもある。
彼を語る上で欠かせないのが、元いじめっ子のスティーブとのズッコケ兄弟的な絆。
シーズン3での地下基地潜入やシーズン4での裏側の冒険など、この二人が絡むだけで画面のほっこり指数が爆上がりする。
シーズン4では敬愛するエディ先輩と共に、裏側世界での陽動役を買って出るというガッツを見せつけた。そして大きな代償を支払うことに…。
キャスト名: ゲイテン・マタラッツォ
他の出演作: 『オナー・ソサエティ』、ブロードウェイミュージカル『レ・ミゼラブル』
ネトフリのバラエティでは司会をやったりしてるが、演者としては舞台演劇が立脚点のよう。
ルーカス・シンクレア

キャラ概要
シーズン1初期はパチンコ片手に超能力少女に不信感丸出しの懐疑派。
しかしマックスとの恋愛を経て、誰よりも現実を見据えるタフな戦士へと進化した。
シーズン4では一時的にバスケ部のリア充グループに所属し脱オタクを図るも、結局は本来の仲間達こそが自分の居場所だと悟り戻ってくるという通過儀礼を経験。
そんな彼の真価が問われたのは、ヴェクナのターゲットにされたマックスを屋根裏部屋で守り抜こうとした壮絶なラストバトルだ。
ジェイソン(バスケ部の狂犬)と殴り合いつつ、最大のピンチにさらされるマックスを守ろうとするルーカス…。その姿は漢気あふれまくり。
あの終わり方では納得できない。
もっと!もっとお前の漢気を見せてみろよ!
キャスト名: ケイレブ・マクロフリン
他の出演作: 『コンクリート・カウボーイ: 本当の僕は』、『シューティング・スター』
マックス・メイフィールド

キャラ概要
シーズン2で初登場した当時は「マッドマックス」の異名を持つ尖ったスケーター少女。マイクに若干ちょっかいを出したことでイレブンからガンを飛ばされたこともあったが、のちに二人は親友に。
義兄ビリーからの虐待と彼の末路に関するトラウマを背負い、シーズン4ではその「弱さ」が魔神ヴェクナに付け込まれてしまう…。
80年代ヒット曲で魂を取り戻し、ヴェクナの呪いから全力疾走で逃げるシーンは『ストレンジャー・シングス』という物語の魂を体現する屈指の名シーンだ。
しかしシーズン4終了時点では、結局かなり痛々しい姿に…。
頼む!もう一度何とか、あの全力疾走のガッツを見せてくれ!!
キャスト名: セイディー・シンク
他の出演作: 『ザ・ホエール』、『フィアー・ストリート』シリーズ
演技力・表現力では他と一線を画す深みのセイディーちゃん。
『ザ・ホエール』などの文芸作品でキャリアの厚みを増しつつ、今後はマーベル映画にも進出する予定のもよう。
スティーブ・ハリントン

キャラ概要
シーズン1では典型的なイヤな奴&イジめっ子として登場。順当に怪物に喰われて退場するかと思いきや、まさかの誠意溢れる改心イベントを経てみんなのママ的存在に昇格した奇跡の男。
お気に入りの武器は釘バット。
怪物相手にはある程度戦果を上げるが、対人戦(ジョナサンやビリー)では毎回でボコボコにされるというあやふやな戦闘力を発揮する。だが友達や子供を守る局面では無類のタフネスを発揮するナイスガイ。
シーズン4では上半身裸で活躍。濃密な体毛でキッズの視線を釘付けにしつつ、そのまま上裸で前線を張り続けた。
元カノ・ナンシーへの未練はタラッタラ。
だがどちらかと言えば、マブダチことダスティンとの熱すぎる友情こそが彼の真のロマンスなのかもしれない。
キャスト名: ジョー・キーリー
他の出演作: 『フリー・ガイ』
ゲーム開発者キーズ役。スティーブとは真逆のインテリオタクっぷりが光る。
ナンシー・ウィーラー

キャラ概要
マイクの美人お姉ちゃん。
正統派の優等生。…と見せかけてかなり過激な行動派。
親友バーバラの失踪をきっかけにジャーナリスト魂に火がつき、大人があたふたしている間にさっさと敵の懐に飛び込む特攻野郎ぶりを身に付けた。
シーズン4では魔神ヴェクナの精神世界でトラウマを見せつけられるも、即座にリカバリーして反撃の作戦を立案。あげくショットガンと火炎瓶で武装し圧倒的火力を発揮した、ホーキンス最強の武闘派ヒロインだ。
恋愛面ではスティーブとジョナサンの間で揺れる魔性の女ムーブ。カマトトぶりやがってこんちくしょう。
彼女の隣に立つには怪物にひるまない度胸と、彼女の指示に即座に従う従順さが必要だろう。
キャスト名: ナタリア・ダイアー
他の出演作: 『Yes, God ,Yes』
敬虔なカトリック少女が性の目覚めに翻弄される宗教コメディ。
ちょいエロ&笑えるマジメな良作。しかし邦題が酷すぎる(本当に余りに酷い)ので敢えて原題で紹介。
ジョナサン・バイヤーズ

キャラ概要
ウィルの実兄。
シーズン1で「森に潜んで同級生の下着姿を盗撮する」という完全アウトのムーブで衝撃デビュー。
この変態行為が結果的に捜査の進展をもたらしたから良かったものの、もしデモゴルゴンが現れなかったら彼はただの逮捕案件野郎として人生を終えていただろう。
あげくそのままナンシーと結ばれルートにinしたのだから、彼はデモゴルゴンに感謝すべきかもしれない。
そんな最悪の第一印象から一転、シーズンを重ねる毎に弟ウィルを命がけで守るナイス兄ちゃんに成長。
シーズン4ではウィルがゲイであること(※非確定)に気付きつつ無言で肯定するシーンで、兄貴の懐の深さを証明した。
だがそれ以外の出番では、悪友とともに大麻でラリるお笑い担当に。遠距離恋愛中のナンシーとはぎくしゃくし、大学進学の問題も先送り中。ダメンズまっしぐらである。
そろそろハッパを卒業してナンシー争奪戦に決着をつけてくれ!
キャスト名: チャーリー・ヒートン
他の出演作: 『ニュー・ミュータント』
他にも注目の若手俳優が多数出演する、X-MENスピンオフ作。
彼はキャノンボール役。超能力で空を飛ぶが、制御不能なあたりがジョナサンっぽい。
ロビン・バックリー

キャラ概要
スティーブのバイト同僚として、シーズン3で遅咲きの登場。
早口&シニカルな言い回しで圧巻のキャラ立ちを発揮し、あげくロシア語に堪能だったり即興で暗号解読したり本人も有能。瞬く間にファンの心を鷲掴みにした最強の新規加入メンバーだ。
そのくせ運動神経は壊滅的というギャップもかわいい。
スティーブと安易なカップルにならない展開も個人的に好み。
友情は恋愛より熱い。世界はそれ「も」愛と呼ぶんだぜ!!
シーズン4ではお喋りキャラとして笑いの要素をも担当。彼女の存在がシリアス全振りだったシーズン4に適度な軽さを与えてくれていた。
キャスト名: マヤ・ホーク
他の出演作: 『インサイド・ヘッド2』
主役兼ヴィランという難しいキャラ「心配」を熱演。演技力の幅を見せつけた。
エディ・マンソン

キャラ概要
シーズン4からの新参者にして、シリーズ随一の熱い男。
ゲームオタク同盟(ヘルファイアクラブ)のリーダーでしかも留年常習犯という、80年代の保守的な田舎町では真っ先に魔女狩りの対象になる「はみ出し者」だ。
案の定殺人犯の濡れ衣を着せられ逃げ回っていたが最終決戦では覚悟を決め、敵の気を引くためメタリカの『Master of Puppets』を爆音で掻き鳴らした。
80年台カルチャーへのリスペクトと「自分らしくあること」を貫くその姿。まさに『ストレンジャー・シングス』の神髄と呼べる名シーンだった。
キャスト名: ジョセフ・クイン
他の出演作: 『クワイエット・プレイス:DAY 1』
猫を抱えて音過敏なアレから逃げ回る青年役。
エディとはイメージが全然違うので言われても気付かないレベルだが、ガッツは共通。
キャラ解説 -年輩者+悪役編- はこちら。

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