『ブルックリン・ナインナイン』レビュー こんなやつら絶対好きになっちゃうだろ!

今回はNetflixで配信中の警察コメディ『ブルックリン・ナインナイン』を紹介します。

観ていて嫌な気持ちになる瞬間が1ミリも無い最強のコメディドラマ。

はっきり言って「観るエナドリ」ね。

とにかく最高よ。

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あらすじ

ニューヨーク、ブルックリン99分署。
ここは警察というより、笑撃事件の発生源だ。

お調子者だが頭脳派のジェイク刑事、真面目すぎて空回るサンティアゴ刑事、筋肉ムキムキだけど小心者のテリー巡査部長──彼らは今日も、市民の安全を守りながら視聴者の腹筋を破壊しにかかる!

 

 

テンポ良し!

本作は1話20分くらいのシットコム形式。
『フレンズ』や『フルハウス』の警察版をイメージすればまず間違いない。
ただしシリアス要素は良い意味で限りなくゼロ。警察ドラマなのに銃よりもギャグが飛び交う現場だ。

何が魅力って警官たちの掛け合いが異常に軽快
無駄に凝った言い回し!
異常にテンポが良いギャグの応酬!
笑いの連打で観てるこっちの呼吸が乱れる。

1話あたりの短さも相まって、気づけば「次の話」ボタンを押してしまう。
止め時?そんなものは存在しない。これは“笑いの無限ループ”なのだ。

 

 

脚本良し!

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しかしただのギャグ連打会場ではないのが更に凄い。
毎話メイン事件の裏で小エピソードが1〜2個並走し、しかも互いに干渉し合う。話が立体的に組み上がっていて、20分とは思えない情報密度なのだ。

そして何より、キャラクターの造形が見事。
ボケ倒してるようで締めるところは締める。
バカにし合ってるようで、友情は鉄板。
そして全員、仕事に誇りを持っている。

この「ふざけてるのに真面目」というバランス感覚が絶妙で、ジェイクたちの“働く喜び”が画面越しに伝わってくる。
ちょっと99分署の採用面接受けてくるわ!

 

 

吹き替え良し!

字幕派vs吹き替え派の戦争は、映画ファンの間で100年続く定番かつ不毛な泥仕合だ。
「良い字幕もあれば悪い字幕もある」「良い吹き替えもあれば悪い吹き替えもある」
そんだけの話なのにね。

ちなみに筆者は基本は吹き替え派だが、剛力彩芽がミスティークを演じた『X-MEN フューチャー&パスト』の吹き替え版を再視聴するくらいなら切腹を選ぶ。

その点『ブルックリン・ナインナイン』は文句なしの「良い吹き替え」。
キャラと声が完全一致していて、演技も粒ぞろい。
特にジェイク役の新垣樽助。彼の喋り倒しっぷりと演技力が作品の面白さを支えているのは疑いようがない。
あとジーナ役の声優も怪人っぷりが際立っていて最高。ただ、誰が演じてるのか分からない…知ってる人、教えてください。

とにかく吹き替えって最高だなと再確認させられる完成度だ。むしろ字幕だとテンポに情報が追いつかず、ギャグの鮮度が落ちる可能性すらある。うむ、やはり吹き替え最強。

 

 

まとめ

『ブルックリン・ナインナイン』は警察ドラマの皮をかぶったコメディの神作だ。
ギャグの精度、脚本の構造美、キャラの愛らしさ、そして吹き替えの完成度──どれを取っても一級品。

そして配信以来、日本語吹き替え版は事実上のNetflix独占配信
別にネトフリのオリジナルタイトルじゃないのに。Huluでもやればいいのに…もったいない。

とにかく笑えて、癒されて、ちょっとだけ人生が好きになる。
そんな当ブログ激推しの一品だ。

 

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