基本的にはゲーム版を知らなくても楽しめるようになっているドラマ版『フォールアウト』ですが、一部の用語は何も説明が無いまま「雰囲気で察して」モードなので若干不親切。
そんなこんなで今回は『フォールアウト』の用語解説です。
ウェイストランド

2077年の大戦争で核爆弾が投下された後の、地上の荒廃した世界全般のこと。
放射能汚染(RAD「ラッド」)とミュータント、そして荒くれ者のレイダーがはびこる、文明が崩壊した無法地帯。
Vault(ヴォルト)
核戦争から市民を守るために、Vault-Tec社が建設した巨大な地下シェルター。
主人公ルーシーが生まれ育ったVault 33をはじめ、複数のシェルターが世界中に点在している。人々はそこで社会規範「黄金律」に基づいて平和な生活を送っている。
だがVaultの本来の目的は市民の保護ではなく、隔離された環境下での社会実験であったことが後に判明。Vault 33の住民はVault-Tec幹部の子孫であり、要するに「俺たち以外は全員滅ぼして理想の社会をイチから作ろうぜ実験」の産物だったと明かされる。
B.O.S.

「鋼鉄の同胞団」。
核戦争前の技術…特にパワーアーマーやレーザー兵器を回収し、それらを悪用する者から守ることを使命とする軍事組織。
それだけ聞くと善人っぽいが、実態はガンコで差別的な過激派連中。別に悪の組織って訳でもないのが、いかにも「善悪の境界の消えた世界」の武装集団だ。
主人公の一人、マキシマスはこのB.O.S.に所属している。
ウェイストランドで最強の武力を誇る勢力の一つだが、その力の源は技術の独占。
ルーシーの「みんなで仲良く」スタンスとは対立する「力の論理」を象徴している。
グール

大戦争時に大量の放射線を浴びた人間の成れの果て。
不老不死だが外見は腐敗し鼻はモゲる。あげく、定期的に薬を飲まないと自我を失って暴れまわる怪物「フェラルグール」になってしまう難儀な体質。
主人公の一人、クーパーの現在の状態。そして「グール」という呼び名自体が彼の代名詞でもある。
200年もフェラル化せずに頑張っているクーパーだが、シーズン1ではルーシーの助けが無かったら危うく怪物化しそうだった場面も。もっとちゃんとルーシーに感謝しなさい!
コールド・フュージョン
無限のエネルギーを核分裂ナシで生成する夢のエネルギー技術。
エネルギー枯渇を解決する最後の希望だったが、完成前に核戦争が勃発しその技術は失われた。
…と思われていたが、某博士が密かにこれを完成させ自身の頭部に埋め込んで逃亡したことでシーズン1の物語が動き始めた。
この技術を手にした者が世界の覇権を握る。つまり登場人物のほぼ全員がこれを求めて殺到することになる、『フォールアウト』最重要キーアイテム。
スティム・パック

ゲーム版でもお馴染みの万能回復薬。
負傷した体に注射することで、致命傷からも瞬時に回復させることができる。ただし粗悪品だとグール化する。
ルーシーがVault外で初めて重傷を負った際に使用し、外界の過酷さを身をもって知ることになったアイテム。
シャンディ・サンズ
ウェイストランドで最も成功した文明。
Vault 15の住民を中心に形成されたコミュニティで、新カリフォルニア共和国の首都となった。
しかしその成功っぷりがVault-Tec社の逆鱗に触れる。そして同社の「俺たちの認めた文明以外は要らないもん!」ムーブにより、核攻撃で壊滅させられるのだった。
その核攻撃を指揮したのがハンク・マクレーン…ルーシーの父だった、というのがシーズン1での衝撃ツイストだ。

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