激コワ海外ドラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』第6話の感想をお送りするぜ!
先に結論を言えば、もう素晴らしい回だったよ!
前回第5話の紹介記事で神回神回連発してしまったけど、この第6話も負けないくらい凄かったね。
後から調べた感じでは、IMDbでもRotten tomatoesでも第5話と第6話の評価が突出して高いもよう。
どうやらこの二編が『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』のハイライトであるらしいね。納得しきりだぜ!
とにかく凄かったよ第6話!
以下の記事 ネタバレ注意!!
幼い頃を「丘の屋敷」ヒルハウスで過ごし、ある事件がきっかけでそこを去ることになった5人の兄妹。
時は流れ20年後、5人はそれぞれ成人し別々の道を歩んでいた。
自殺してしまった末っ子ネルの通夜に集まるスティーブら家族たち。
しかし彼らは身内の突然の死に動転し、めいめいが冷静さを欠いていた。お互いに感情の歯止めが利かなくなり、口汚く口論を始めるテオドラやシャーリー。
父親ヒューはその場を見て、ヒルハウスで経験したある嵐の晩を思い出すのだった…。
今回のあらすじはこんな感じ。
はっきり言って話は全然進んでいない。
「あの日」については相変わらずほのめかすだけで全然情報が増えてないし、「赤の部屋」についても同様だ。
ストーリーを追うだけなら今回はただの「話数稼ぎ回」ということになっちゃう。
しかしそんな第6話がめちゃくちゃ面白い! と言うか演出が凄い!
なにしろ冒頭30分がワンカットという度を越した長回しなのだ。
しかも最初のカット後もずっと長回しが続くので、1話60分がわずか3カットで構成されている。
役者の演技の上手さも相まって、まるで目の前で舞台演劇を見ているかのような緊張感と臨場感だ。
その長回しの間、カメラは時に登場人物たちを追い、時に全景を映し、時に口論する人物らの周囲をくるくる回る。
そして要所要所で「アレ」が後ろにチラッと映り込む。
このゾッとするような鮮烈な恐怖演出は本当に素晴らしいものがある。
長回し映画は『ヴィクトリア』や『バードマン』などなど世の中に沢山あるけれど、ホラー映画というジャンルで30分以上の長回しを敢行した作品が今まであっただろうか。無い。
…と思う。自分が知っている限りでは。
『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』第6話は、長回しの臨場感を恐怖に転化するとこんなにも強烈だということを示した神回だ。
スゲー、スゲーよマイク・フラナガン監督。
今までB級オカルトホラー発進基地だと思ってたけど、本当はガチンコ実力派だったよ!
シビれるよ!
憧れるよ!!
↓でもこれはイマイチだったよマイク・フラナガン監督!
よし次だ次!
『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』第7話 クールダウンしてゆっくり展開の一話
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