『バンブルビー』過去作から大幅に路線変更!ファミリー向け冒険アクションに生まれ変わったシリーズ最高傑作

今回の作品は『バンブルビー』を紹介します。
体は巨大ロボ、知能は5歳児。愛らしいバンブルビーが大活躍するアクション大作です。

話のまとまりの良さも、シリーズ屈指の出来。すごい。

評価 :4/5。

設定一新!少女と出会う子どもロボ

出典:TMDB

地球から遠く離れたとある惑星では、善のロボット軍団“オートボット”と悪のロボット軍団“サイバトロン”が戦争を続けていました。
しかし戦況は悪のサイバトロン有利。善のロボット軍団オートボットは徐々に追い詰められてしまします。

オートボットの一員である機械生命体バンブルビーは、ついに戦いに敗れ故郷の惑星を脱出。はるばる地球へと漂着します。
しかも戦闘のショックで知能5歳児並みにダウン

そんなバンブルビーと、地球人の少女チャーリーが偶然出会うわけです。
最初はびっくりして怖がるチャーリーでしたが、徐々にバンブルビーと打ち解けていき彼をかくまうように。
そして居場所がない者同士、チャーリーとバンブルの間には友情が芽生えていきます。

しかしそんな穏やかな日も長くは続きません。
故郷の惑星からの刺客ロボットが、バンブルビーを追って地球にやってきます。
かくしてチャーリーとバンブルビーは、地球の命運をかけた戦いに巻き込まれていく!

 

 

SFアクションにしてE.T.的な心温まる系

『トランスフォーマー』はもともとマイケル・ベイって映画監督が撮ってきたシリーズなんですけれど、これがねー…。
続編を重ねるごとにグダグダになっていってしまいましてね。おもちゃの売れ行きもどんどん落ちてったわけです。

「これじゃイカン!」ってことで、シリーズのテコ入れとしてまずマイケル・ベイと決別
ベイはスゴい人なんですけど作風がオゲレツなので人を選ぶんですよね。
で、このトランスフォーマーシリーズをファミリー路線へと大幅に舵を切って再出発=リブートさせた一作、それが本作『バンブルビー』なのです。

なので過去作と雰囲気はガラっと変わってます。
つまり過去作知らなくてもまったく問題ありません。と言うよりトランスフォーマー入門に最適な一本ですらあります。
シリーズ作品をテコ入れして再出発させようとすると往々にして大失敗するものですが…スターウォーズとかね。ターミネーターとかね。
本作に関して言えば大勝利です。リブート大勝利。

 

少女とバンブルの『E.T.』チックな心温まる交流と躍動感あふれるアクションが融合し、非常に完成度の高いエンターテイメントに仕上がっています。
笑いあり涙あり、変形ロボあり。
今やハリウッド頂点クラスのヘイリー・スタインフェルドとジョン・シナですが、本作ではそんな二人の「ブレイク直前」の初々しい雰囲気が観られるのもポイント。
自信をもって万人におすすめできる逸品です。

…なお『トランスフォーマー』シリーズは、この『バンブルビー』の後『ビースト覚醒』をもっていったん休止中。
GIジョーと世界観を接続しようとして、かえって行き詰っているとのうわさ…(2025年現在)。
もう!
『バンブルビー』路線で良かったのに!

 

 

 

アクション映画好きなら、こっちの記事もおすすめよ。

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