腹筋崩壊3本勝負!Amazonプライムビデオで観るコメディ映画【2025年版】

今回はAmazonプライムビデオで観られる、珠玉のコメディ映画3本をご紹介。
※当記事は2025年11月の配信状況に準拠しています。

『リッキー・スタニッキー』の意外な秀作ぶりにびっくりしちゃったわ。

侍タイムスリッパー

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2024年
監督:安田淳一
主演:山口馬木也、沙倉ゆうの

江戸末期。会津藩士の新左衛門はある雷雨の夜、なぜか現代の京都にワープしてしまう。
目を覚ませば、そこは時代劇撮影所。彼は成り行きで時代劇制作と関わることになる。
刀と台本、武士道と演劇論が入り混じる稽古の日々。やがて彼は演技の中に、この時代にやって来た意義を見出し始める。

邦画ドリームの極み!

本業が農家の安田監督が、農作業の合間に無名俳優を集めて撮った一本
そんな「ザ・インディーズ映画」がシネコンで大ヒットし、ブルーリボン賞を受賞し、日本アカデミー賞まで射止めたのだからもうアメリカンドリームならぬ邦画ドリームである。

定番の侍タイムスリップネタに、古典的金字塔である『蒲田行進曲』を掛け合わせたストーリー…正直に言えば斬新さは無い。

だがこんなにも画面が生き生きしているのは、この映画の制作に関わった全ての人が等しく映画を愛しているからだろう。
映画への、そして時代劇への敬意と愛情が笑いと涙に昇華されている。

奇をてらわず、愛すべき定番を全力でやり切った力作。
近年の邦画の「顔」として外せない一本だ。

 

 

ディープ・カバー 即興潜入捜査

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2025年
監督:トム・キングスリー
出演:ブライス・ダラス・ハワード、オーランド・ブルーム

即興劇の教室を開くカットは、自分の才能の限界を感じ俳優への夢を諦めつつあった。
そんなある日、彼女は警察からスカウトされる。そして即興=アドリブ力を買われ、潜入捜査官として麻薬組織の捜査に協力することになる。

カットは自身の教室の生徒である演技バカのアーロンと気弱な会社員ヒューとトリオを組み、一世一代の潜入捜査に挑む。
しかし事態は急展開し、三人は予想外の大騒動に巻き込まれていく。

アドリブ潜入捜査で大騒動!

主役の人生しくじり3人組のうち、演技バカ+俳優くずれ役のオーランド・ブルームが最高過ぎる。
潜入捜査の間に過剰な演技と盛り過ぎ設定で状況をどんどんカオス化させていく。しかし本人は「これが本物の演技だぜ!」と悦に入ってさらにエスカレート。友人にはなりたくないが観ている分には超楽しい。

出演すれば必ず死ぬ男ことショーン・ビーンが、しっかり自らのアイデンティティを全うするシーンも素敵。
なお犯罪組織のボスは『ジョン・ウィック』でも犯罪組織のボスだったイアン・マクシェーン。脱力系B級映画なのに、全体的にキャストが豪華すぎる。そこがまた笑える。

全編ずっと笑い通せるが、負け犬たちの一発逆転劇としても十分スカッとする脚本力がある。
気軽に観られるアクションコメディとして理想的な完成度の一作だ。

 

 

僕らのマブダチ リッキー・スタニッキー

出典:https://www.themoviedb.org/

制作:2024年
監督:ピーター・ファレリー
主演:ザック・エフロン、ジョン・シナ、アンドリュー・サンティーノ

1999年のハロウィーン。
悪ガキ三人組は、やらかした火事の責任を架空の友人「リッキー・スタニッキー」に押し付け窮地を逃れる。

以来20年、彼らは何かといえば“リッキー”を言い訳に使い続け、ついにはその存在を信じ込んだ周囲から「会わせろ」と詰め寄られる羽目に。
困った彼らは、売れない芸人ロッドにリッキーを演じさせることで乗り切ろうとする。しかしロッドが予想以上に“リッキー”になりきってしまったことで事態はさらなるカオスへと突入する。

ジョンシナ祭り開催!

ジョン・シナ演じるリッキーがただのイカれたモノマネ芸人かと思いきや、アドリブで神官の代役を務めるわ、企業合併に助言するわでまさかの万能キャラ化。
知識と機転で場を制する姿は笑えるし痛快だが、そこには「ウソでもいいから誰かの役に立ちたい、自分も何者かでありたい」という切実な真実がある。バカバカしいのに、そこが泣かせる。

一方でザック・エフロン率いる男たち三人組はクズの極み
嘘をつく、逃げる、責任転嫁する。女性陣はそのたびに振り回される。

それでもギリギリ笑えるのは、脚本のバランス感覚とジョン・シナの存在感がザックのカスっぷりを帳消しにしてくれるからだろう。
あとネイサン・ジョーンズ(リクタス)がちょい役で出てくるのも、マッドマックス脳には嬉しいサプライズ。

嘘と友情とアイデンティティの三つ巴コメディ。
バカバカしさの中に妙な誠実さが漂っていて、観終わったあとに「人生にリッキーって必要なのかもな」と思わせる不思議な余韻が残る。

 

 

 

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