『ストレンジャー・シングス』ファイナルシーズン第2話感想 ダメ親、火事場の馬鹿力!

今回は『ストレンジャー・シングス』ファイナルシーズン第2話の感想です。

スティーブのバッテリー回してくれたお姉ちゃん、誰だっけ…(ほんとにただのモブ?)

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あらすじ

出典:TMDB

唐突にデモゴルゴンのターゲットに掛けられたウィーラー家。
襲撃にさらされ両親は瀕死の重傷を負う。そしてホリーはなぜかその場では殺されず、デモゴルゴンによって「裏側」へ誘拐されるのだった…。

それを追って「裏側」に何度目かの突入を敢行するイレブンは、立ち往生していたホッパーと(都合よく)合流する。

一方ホリーの行方を追う「表側世界」の面々は、奇しくも同時に真相にたどり着くのだった。

 

 

ガッツ見せるよウィーラー家

珍事!ダメ親の頑張り

これまで無気力父と酒浸り母という、非・模範的な描かれ方だったウィーラー家両親。末っ子ホリーともども、登場人物と言うよりむしろ背景の一部だった。

しかし今回はそのホリーが目の前で襲われ、両親まさかの覚醒
特に母は割れた酒瓶でデモゴルゴンをメッタ刺しというガッツを見せつけた。

そして順当に張り倒されて重傷。物語的には無駄頑張りだが、その“無駄な勇気”こそがドラマを熱くする。
こちとらこういう「ダメな奴が追い詰められて本気出す」シーン見るために生きてる感ありますからね!!

 

マイクとナンシーの兄妹タッグ

残りのウィーラー家、つまりマイクとナンシーも奮闘。この二人がタッグで動くのは意外と珍しいよね。

セクハラ医師に心で中指を立てながら、ホリーの居場所を探り真相にたどり着く二人。
何度も不思議体験にさらされてきたマイクの直感と、ナンシーの暴走気味な行動力(平常運転)の理想的な相乗効果だ。

今回は家族の危機に団結するウィーラー家の物語だった。
マイクとナンシー以外の背景一家が物語の中心に躍り出た意外性は大きい。シリーズ全体で見れば「家族の再生」というテーマが浮かび上がった回と言えるかも。

 

 

ついに姿を現すヴェクナ

そりゃそうだろうね…

そしてたどりついた真相。それは…
「ホリーをさらったのはヴェクナでした」
──って今更この事実が判明しても、観てる側としては「そりゃそうだろうね」としか言いようが無い…。
だってヴェクナ以外に犯人候補がいないじゃん。正直肩透かしだ。

チーム【マイク+ナンシー】とチーム【ウィル+ロビン】が同時に真相にたどり着く展開も、必然性より「役割が被ってない?」が先に来てしまう。
本来なら、それぞれのチームが独自の発見をした上で一つの真実へと収束する展開が理想的。だが今回は単にエピソードが重複してるだけで「え、なんでいま2回言ったの?」と困惑してしまう

増えすぎたキャラクターを、どうにかこうにか全員活躍させようとする制作陣の苦心が透けて見えるようだ。群像劇の宿命とはいえ若干この先不安。

 

時計好きすぎるだろ!

しかしヴェクナ(あえて人間時代の名前を使ってて今はヘンリー)がついに姿を現したインパクトは大きい。

しつこいほど時計に執着する姿も健在で、もはや時計フェチの域。クモフェチ&時計フェチだ。
マイクがいっちばん初めに「裏側」に堕ちた日付についても今回含めてこれまで繰り返し言及されており、やはり時間がヴェクナの計画にとって何らかのキーワードなのだと予感させる。
 


あとダスティンは鼻へし折られただけ良かったね(良くはない)。少なくとも大怪我を免れたことで「まだ笑いを提供してくれる余地がある」とは思わせる。マブダチ・スティーブとはシーズン1以来の険悪ムードだが。

そんなこんなで第3話観に行ってきます!

 

 

次話感想はこちらです。

 

 

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