DC映画ファンに超朗報です。
映画『ジャスティス・リーグ』のザック・スナイダー監督編集版が正式に製作発足しました!
公開は2021年目標で、配信限定作品となる予定です。
『ジャスティス・リーグ』の悲劇
ときに西暦2012年。
アメコミ界の最大手マーベル社は、キャプテン・アメリカやアイアンマンらが登場するヒーロー大集合映画『アベンジャーズ』を大ヒットさせました。
それを横目で見ていたマーベルのライバル会社・DCは思ったわけです。
「うちもやろう!」
かくして製作されたのが本作『ジャスティス・リーグ』でした。
バットマンやスーパーマンをはじめ、アクアマンやワンダーウーマンらDCが誇る人気キャラがこぞって登場する痛快なヒーロー映画!
…になるはずだった『ジャスティス・リーグ』ですが…。
監督のザック・スナイダーが、製作途中にして身内の不幸から降板。『アベンジャーズ』監督でもあるジョス・ウェドンが後任の監督に就任するという、不慮のトップ交代劇に見舞われてしまいました。
そうして完成した『ジャスティス・リーグ』は大方が危惧した通り、
「ザック・スナイダーが目指した硬派路線」
と
「ジョス・ウェドンが目指したポップ路線」
が喧嘩する有様となってしまい、1本の映画としてすこぶるチグハグな出来に。
『スラムダンク』が途中から能力バトル漫画になったかのような、不自然な仕上がりとなってしまった訳です。
そんな紆余曲折を経て公開にこぎつけた『ジャスティス・リーグ』ですが…。
興行成績としてはそれなりの数字を出すもののやっぱり評価・評判は芳しくなく、DCとしても不本意な不発弾に終わってしまいました。
この結果にがっかりしたバットマン役のベン・アフレックとスーパーマン役のヘンリー・カヴィルは相次いで「もうや~めた」と降板。
中核の二大ヒーローがいきなり脱退したことでDC映画シリーズは空中崩壊します。
その後DC映画は『アクアマン』や『シャザム!』のヒットを経て多少息を吹き返すことになるのですが、『ジャスティス・リーグ』は失敗作の烙印を押されたまま時の彼方に忘れ去られようとしていました…。
そこで今回のニュースです!
ザック・スナイダーが本来作りたかった「真の」ジャスティス・リーグが新たに編集・製作されるとのこと!
言わば「スナイダー・カット」です。
ファンの草の根活動がついに実を結んだ形ですね!
新規編集にとどまらず新規VFXも追加されるとのことで、ザックいわく劇場公開版とはまったく異なる映画になるとか。
傑作とは呼べないまでも個人的に好きな映画だったので、待望のディレクターズ・カット版の製作には素直に喜ばざるを得ません。
2021年が待ち遠しい!!
でもね…。
DC映画ファンなら恐らくみんな同じこと思っているであろう意見も、敢えて述べておくね。
『ジャスティス・リーグ』のディレクターズカット版つくるなら、同じく編集段階でズタズタにされて本来意図した作品とかけ離れた出来になったという『スーサイド・スクワッド』もディレクターズカット版つくってよ!!