SF Netflix アクション 海外ドラマ コメディ

『アンブレラアカデミー シーズン2』第10話(最終話)感想・考察 どっどういうことなの!?

2020年9月18日

『アンブレラアカデミー シーズン2』第10話(最終話)の感想をお送りします
まる1話じゅう「え、どゆこと!?」が続く神回でした。やっぱ面白いよアンブレラアカデミー!

 

 

アンブレラアカデミー シーズン2 第10話『何かの終わり』

ケネディ暗殺は防ぎきれなかったけど、世界終焉はなんとか回避したアンブレラアカデミーの兄弟。

しかし今度はヴァーニャの力の一部を受け継いでしまった自閉症ボーイのハーランが暴走。ハーランの周囲で局地的な天変地異が起きる!

危機を止めるべくついに一丸となって渦中の農場に向かうアンブレラ兄弟だったが、時を同じくしてハンドラー率いるコミッション軍団も兄弟を根絶やしにするべく集う。
最終決戦の火蓋が切って落とされた!

…という話でした最終話。
前話まで「これあと1話でどうやってまとめるんだろう…(;'∀')」という不安みなぎる塩梅でしたが、その懸念に対し最終話で怒涛のように情報量を詰め込むという離れ業でアンサーするアンブレラアカデミー。
やられましたわい。文句なしに面白かったです。

 

ハーランが暴走してかつてのヴァーニャみたいになる展開も予想してなかったけど、ライラがヴァーニャの念力を跳ね返すシーンにも愕然とさせられました。
かなり唐突だけど、vsナンバーファイブ戦のときにそれっぽい伏線は張ってあったしね。びっくりでした。

あと兄弟最弱疑惑のディエゴ氏が「ナイフ以外でも宙を飛んでるものだったら何でもコントロールできる」能力の持ち主だったと判明。え、強いじゃん!
っていうか、だったらナイフより『ウォンテッド』的な弾道曲げる系銃撃キャラの方が強くない!?
なんにせよちょっと株を上げたディエゴ氏でしたが、次のシーンではトラクターの下敷きになって「誰か俺を助けろー!」と喚くいつものヘタレぶりを発揮。
ディエゴがディエゴでちょっと安心です。

 

最終話にてようやく足並みがそろう兄弟。待たせやがって…!

 

なんやかやあって結局ハンドラーは死亡(策士策に溺れる系の自滅)。
コミッションの現体制も壊滅状態となり、アンブレラアカデミーとの敵対関係は解消。
100点満点ではなかったけど、一応"兄弟みんなよく頑張りました"ってところで今シーズンは幕です。

シーズン1最終話はなし崩し的に終わった感がぬぐえなかったけど、今回の最終話はコンパクトながらもエピローグがしっかり描かれ"終わった感"あってグッド。
気持ちよく見終わることができました。

 

 

考察

でも…ラストのアレはなんじゃい!
しっかり次シーズンへの布石を打ってから終わるところがいかにもNetflixオリジナルドラマ。

2019年に無事帰還を果たすアンブレラ兄弟。
核戦争の危機は回避され、ヴァーニャも暴走を克服したので月も無事。ついに兄弟は世界を救ったのです。

…が、この新時間軸では2019年現在においてもハーグリーブス氏は存命。
そしてアンブレラアカデミーは存在せず、代わりにスパローアカデミーという組織が台頭していた。さらにスパローアカデミーのリーダーは成仏したはずのベンだった…!

まあ成仏したのは前の時間軸のベンなので、生き返ったのではなく「従来通り生まれて、かつ少年時代に戦死しなかった方の」ベンなのでしょう。なので当然、ナンバーファイブたちのことは知らない。

でも…じゃあスパローアカデミーの他のメンバーは誰?
別の可能性を生きたアナザーなルーサー達なのか…。
それともまったく別人なのか…。
現時点では知る由もありません。

 

カギを握るのはやはり「ベンが死んだ日に一体何があったのか」でしょう。

 

おそらく1963年で大暴れし過ぎて、従来の世界線から大幅に歴史がズレてしまったのでしょう。
具体的には

・時空転移カバンで行方をくらませたライラ
・マジェスティック12を皆殺しにしたハーグリーブス氏
・時間軸を管理するはずのコミッションがハンドラーの跳梁で弱体化

このあたりがヤベー要素となった可能性が大きそうです。

 

さらにハーグリーブス氏の正体も伏せられたまま。
人外ってことは間違いなさそうですが…数万年レベル先の未来人なのか?
それとももっと安直に宇宙人とか?
こちらもまだ判断材料に欠きます。

何にせよまだまだアンブレラ兄弟が安眠できる日は遠そうです。
次シーズンにも期待!

-SF, Netflix, アクション, 海外ドラマ, コメディ

© 2021 おふとんでシネマ