『ブルックリン ナイン-ナイン』が面白過ぎて、アンディ・サムバーグにぞっこん。
もっとアンディ・サムバーグ出演作が見たい!いや見せろ!
この際アンディ出てさえいれば何でもいい全部もってこい!
…という気分で観てみました『俺のムスコ』。
結論から申し上げれば史上まれにみる事故物件でした。時間返して!( ;∀;)
俺のムスコ
2012年 アメリカ
監督:ショーン・アンダース
出演:アダム・サンドラー、アンディ・サムバーグ
評価 E
中学生のチャド(アダム・サンドラー)はエロい女数学教師をハラませて(なぜか)世界中のヒーロー扱いに。
一躍時の人となったチャドは人気者としてセレブ生活を満喫!…しかし世間から忘れられた後はパッとしない人生を歩み、今ではトレーラー暮らしのアル中におちぶれていた。税金も滞納しまくり。
一方でチャドと数学教師との間にできたムスコ(アンディ・サムバーグ)は、そんな親を見限って独立。
いまでは敏腕ヘッジファンドマネージャーとして人がうらやむような成功人生を歩んでいた。
チャドは結婚式を目前に控えたムスコに数年ぶりに会いに行くが、当然ムスコは歓迎しない。
果たしてふたりは親子の絆を取り戻せるのか!?
…というお話です『俺のムスコ』
もうね。
全っ編、下ネタにつぐ下ネタです。呆れます。
いや下ネタがダメとは言いませんよ?決して。だって俺自身好きだから下ネタ。
でも限度ってもんがあるだろう!
90分間連続で絶え間なく
ちんこ!キンタマ!おっぱい!
ちんこ!キンタマ!おっぱい!
ちんこ!キンタマ!おっぱい!
と繰り返し続けるとか度が過ぎてるにもほどがある!
いくらギョーザが好物の人だって、三食朝昼晩ぜんぶギョーザオンリーでおやつもギョーザ、飲み物もギョーザだったら頭おかしくなりますよ!
100点満点のゴミ親っぷりを発揮し続けたあげく、ムスコの結婚式をブチ壊しにくるアダム・サンドラー。帰れ!
ストーリーも、アダム・サンドラー上げ&アンディ・サムバーグ下げのネタがしつこく延々続きうんざりしてきます。
これはアレです。
『パパvs新しいパパ』などの駄作コメディが踏みがちなコンセプト「みじめな登場人物をみんなで嘲笑する系」の笑いです。
いじめっ子の発想です。
大っ嫌いなやつです。
しかも大騒動のさなか次々暴かれていく登場人物らの本性が、どいつもこいつもクズ過ぎる!
あらゆる面でひでぇの一言!
最終的にはゴミ人間丸出しだったアダム・サンドラーが息子のために一肌脱ぐ王道展開に至りますが、そこまでの云々が不快すぎてこれっぽっちもカタルシスがない。
あっこれはダメ映画。
あと一言つけ加えるならトッド(アンディ・サムバーグ)が全方面において可哀想すぎるだろって言いたい!
俺がトッドだったら人間不信で死ぬよ!!
何もかもが不憫すぎるアンディ・サムバーグ。
お前はもっと怒っていい。
というワケで最近見たコメディ映画の中でも抜群の事故物件ぶりでした『俺のムスコ』。二度と見ることはないでしょう。
『ブルックリン ナイン-ナイン』が面白いのはアンディ・サムバーグが出ているからじゃなく、彼を含めたすべての要素がしっかり調和しているからでした。
『ブルックリン ナイン-ナイン』にも下ネタあるけどちっとも不快じゃないし。
そんなワケで今回の記事は終わりです。
あー『ブルックリン ナイン-ナイン』観てお口直ししよ。