映画

同じ時間を何度も繰り返す…!Netflixで観られるおすすめ「タイムループもの」作品5選

2018年1月1日

こんにちは、motimaです。

「映画をおうちでいっぱい観たい!」という層にとって神サービス以外の何物でもないNetflix。
新旧の映画にとどまらず海外ドラマ、オリジナル作品をも豊富に揃っており飽きさせません。

と言う訳で当ブログでは「Netflix配信作品の中で、結局どれが面白いのか知りたい!」という方のために、ジャンル別に厳選したおすすめ作品を紹介しています。

 

今回のテーマはループもの

決して現実

トム・クルーズ主演の死に戻りSFアクション快作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』がNetflixで配信開始されました。やったぜ。
これを機にNetflixで観られるいわゆる「ループもの」をピックアップしてみたいと思います!

オール・ユー・ニード・イズ・キル
2014年アメリカ
監督:ダグ・リーマン
出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント

エイリアンの侵略を受け人類が苦戦を強いられている近未来。
戦闘経験ゼロながら手違いで最前線に送られた男は初陣であえなく戦死してしまう。しかしなぜか死ぬ2日前に戻って復活。そしてまた戦場で死亡。
戻っては戦死するという2日間を訳も分からず繰り返す男だったが、やがてその時間循環こそが人類を救う唯一の鍵と気付き始める…。
昨今のトム・クルーズ主演作の中でも出色の快作です!
何が面白いって俺様キャラでお馴染みのトムクルが敢えてのヘタレキャラを演じている所。何度もインポッシブルなミッションをアレコレしてきた彼が「こんなん絶対無理やろ死んでまうわ!!」→本当に死ぬというまったく冴えない顛末を惜しげなく何十回も披露してくれます。こんな面白い見世物がほかにありましょうか、いや無い!
タイムループを利用した仕掛けはまあそれなり…って感じでストーリー上の驚きは少々控えめですが、大変かっこいい強化外骨格をはじめ見応え抜群の近未来兵装の活躍もあり画面は常に超リッチ。誰が観ても楽しめる完成度の高いSFアクション映画です。そして『ダークソウル』などのいわゆる死にゲーが好きな人にはさらに2割増で刺さること請け合い。

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僕だけがいない街
2016年 日本
監督:伊藤智彦
出演:満島真之介、土屋太鳳

事件が起きる少し前の時間に戻るという特殊能力を持つ青年が、自らの運命に関わる誘拐殺人事件を追い幼少期まで遡る。
コミックから始まりアニメ→実写映画→ドラマとマルチに展開しまくったヒット作です。これはアニメ版。
タイムループを利用した謎解きと少年期との決別というジュブナイルものの要素が見事に融合。小学生編のノスタルジックな演出は観る者に深い共感を覚えさせます。
主役を演じた満島真之介の朴訥とした喋りも絶妙なハマり具合です。姉譲りの天才肌…!
ただし子供が過酷な目に遭うシーンが繰り返し出てきて精神的に結構キツいのでそこはご注意(-_-;)
恋はデジャ・ブ
1993年 アメリカ
監督:ハロルド・ライミス
出演:ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル

傲岸不遜なニュースキャスターは静かな田舎の取材に出掛ける。
町と住民を内心バカにしている彼は仕事が終われば早々に都会へ帰るつもりだったが、悪天候で足止めされ渋々ホテルで一晩明かすことに。しかし翌朝、なぜか前の日が再び始まってしまう。しかもやはり悪天候で町から出られず、来る日も来る日も同じ1日を繰り返す羽目に…。
いわゆる「ループもの」の元祖!…という訳ではありませんが、後述の『シュタインズ・ゲート』をはじめ後世の作品に絶大な影響をもたらした古典的名作です。25年前の映画ながらまったく古さを感じさせない完成度が凄い!
ただし酷過ぎる邦題はさすがに擁護できない( ゚д゚)、ペッ
『僕だけがいない街』など近年のループもののヒット作ではタイムループが「変えられない運命を変えるためのツール」として登場するのに対し、本作で主人公が繰り返すのはあくまで退屈な田舎の1日です。事件らしい事件は何も起こらず、タイムループを使って何かを解決する話ではないのがミソ。
永遠に続く時間の迷宮の中で最終的に主人公が見出すものは、人生は何のためにあるのかという問いかけに対する一つの回答とも捉え得ます。
リブート版『ゴーストバスターズ』や『ゾンビランド』など、最近はすっかりイジられ爺ちゃん役が板についてきたビル・マーレイですが、本作ではコミカルさを保ちつつ深遠なテーマを明確せしめる見事な演技が堪能できます。おかげで見ようによってはホラーにもなり得る話がお洒落なコメディに昇華されています。やっぱすげえ爺ちゃんだな~。
トライアングル
2009年 アメリカ
監督:クリストファー・スミス
出演:メリッサ・ジョージ、リアム・ヘムズワース

自閉症の息子と暮らすシングルマザーのジェスは、息子を学校に預け友人たちとヨット「トライアングル号」でセーリングに出かける。しかし大嵐に巻き込まれヨットは転覆。たまたま近くを通りかかった巨大客船に友人達と命からがら飛び乗るのだった。
これで助かったと思いきや、なぜかその客船には誰も乗っていない。しかもこの状況をジェスは「憶えている」気がするのだった。
幽霊船映画でスタートしながら途中でスラッシャー映画へシフトチェンジし、最終的にループものに変貌していく異色ホラー。
本当はこのジャンル変遷自体が本作のビックリポイントの一つなのですが予告編で思いっきりネタ割ってるのでしょうがない。むしろ主人公がタイムループに気付いてからが本番で、中盤以降の怒涛の伏線回収は圧巻。考察し甲斐のあるヒネったラストも秀逸です。
凡百のB級ホラーとは一線を画す隠れた傑作です。
シュタインズ・ゲート
2011年 日本
監督:佐藤卓哉
出演:宮野真守、花澤香菜、今井麻美

「メールを過去に送れる」という一種のタイムマシンを偶然手に入れた大学生は、想像を絶する巨大な陰謀に巻き込まれていく。
ゲームから始まりスピンオフ作品、テレビアニメ、劇場版アニメ、続編、そしてリブート作と関連作品がマルチに展開しまくっているヒット作です。
8年前、今ほど人気が出る前に初代をXbox360でプレイしてました。懐かしい。エンドロールが巻き戻った時の衝撃は忘れられません…(*´▽`*)
いわゆる厨二病を地で行く主人公のキャラクターが強烈で、その強烈さを更に煮詰める宮野真守の怪演が輪をかけて凄い。フゥーハハハだけでご飯三杯いけます。

ループものとしての話の掘り下げは他の追随を許さない迫真さ。繰り返し散々な目に遭う某登場人物や「失敗した失敗した失敗した…」など一回見たら忘れられないインパクトのシーンが多いのも特徴です。
壮絶な顛末の果てに主人公が掴む真実が、ある意味ベタな「主人公の成長要素」とガッチリ噛み合っており、ラストは俄然泣かせます。斬新さと王道の究極合体です。
ほかにもあるぞループもの!

死に戻りアクションの快作『ミッション8ミニッツ』や、ボーイミーツガールとタイムループとOASISが三位一体となった『バタフライエフェクト』、細田守のブレイク作となった『時をかける少女』など、ループものには傑作が豊富です。でもこれらは今のところNetflixで配信されてないので今回はスル~。

最近は何回もパーティーで殺されちゃう『Happy Death Day』とかが好評を集めているようですね!

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