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『日本沈没2020』第5話感想 勇気を出して悲しみと向き合う歩…一方、男性陣は大麻でラリパッパ

2020年7月19日

今回も『日本沈没』の感想をお送りしたいと思います。
第5話です!

 

以下の記事 ネタバレ注意!!

 

日本沈没 第5話:カナシキゲンソウ

2020年 日本
監督:湯浅政明
出演:上田麗奈、村中知、佐々木優子

 

カルト教団のコミュニティ「シャンシティ」に身を寄せ、久しぶりの安寧を得る一行。

教団の教祖が死者と交霊できる(らしい)ことを知った歩は、父親と七海のことを思い出し冷静ではいられなくなっていく…。

 

いい回でした…( ;∀;)
これまでブッ飛んだ展開が続きすぎて、感心するより唖然とする場面が圧倒的に多かった『にほちん2020』。しかしここにきてしっかり人間ドラマが描かれました。
よかった…このままブッ飛んだ雰囲気で最後までつっ走るのかと思った(;^ω^)

 

父親の死に際し感情の整理がつかず、子供じみた八つ当たりを繰り返していた歩。
夫の死をあっさり受け流し、異様なポジティブシンキングを貫いてきたマリ。

対照的な言動からたびたび衝突してきた二人ですが、ひと時の安寧のなか遂にお互いの心情を吐露することができました。
昇る朝陽のなか、ぐちゃぐちゃだった感情を一つずつ解していくかのように髪を切るシーンは実に感動的。第3話の、ある意味ショッキングだったあっさり過ぎるオープニングがようやく回収された形です。

 

悲しみに押しつぶされそうだったマリに、そっと寄り添うダニエルも泣かせる…。
登場当初からウザくてウザくてしょうがないキャラでしたが、実は何らかの事情で故郷も家族(娘)も失っていたという過去が判明。
すべてを失った痛みを経験している者だからこそ、悲しみの余りに気持ちのやり場を失う人間へやさしい言葉をかけてあげられる…。

イイ人でした。
カルト教団のスカウト担当かと思って猜疑心ギンギンの気持ちで見ていましたが…疑ってごめんよダニエル!
でもその手品もっかいやったら殴るからな!

 

そんなこんなでイイ話感を出してきた第5話でしたが…。
エピソード終盤ではいつものぶっ飛びっぷりが再燃。突如乱心した邦夫が弓矢で教団メンバーを殺害しつつ、依り代の子供(アキラ様そっくり)を拉致しようとする超展開に。

寝たきり患者は謎のモールス信号を送り続けてるし、古賀先輩は大麻栽培で労働の喜びに目覚めてしまうし、教祖様は部下と濃厚セックスし始めるし、何なんだコレ!?(;^ω^)

 

恐らく次回でカルト教団編はラストでしょう。
さっそく第6話にいってみたいと思います。

『日本沈没2020』第6話感想 崩壊する理想郷とあてどなき脱出…ここで死ぬわけにはいかない!

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