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『呪怨:呪いの家』第5話 感想 「家」に収束していく運命と、からみ合う過去と現在

2020年7月19日

今回は『呪怨:呪いの家』第5話の感想をお送りします。

 

以下の記事 ネタバレ注意!!

 

呪怨:呪いの家 第5話 忘れていた記憶

小田島は自らの過去が呪いの家と深くかかわっていたことを知る。
事件の担当刑事の協力のもと「家」へとついに踏み込んだ彼は、そこで驚くべき幻覚を見るのだった…。

一方聖美は、夜の街でどん底の人生を這い進んでいた。

 

妊婦惨殺事件が世間の注目を集めたことで小田島の調査が一気に進展し、ついに問題の「家」を特定するに至ります。
あれだけ苦労して探し続けた呪いの震源地が、実は自分の(忘れていた)生家でしたという衝撃的な事実…。ちょっとしたどんでん返しですね。

そこで思い出す過去の記憶が「割れた窓ガラス」を介して現在の聖美の行動ともリンク。呪いには時系列の概念がないことを示す重要シーンでした。

 

トシキ少年(の生霊)が、黒い影をクレヨンで描いては「ママ」と言っていた理由が明らかに。

 

なお今話でピックアップされた「平成の実在猟奇事件」は、東電OL殺人事件でした。
外国人相手に身体を売る聖美がその象徴です。

脚本を手掛けたの高橋洋がそう名言しているので、本エピソードが東電OL殺人事件をなぞらえているのは間違いありません。
お相手もわざわざ外国人だし。
でも…個人的にはしっくり来ませんでした。

 

東電OL殺人事件は
・高学歴で
・エリートで
・容姿端麗で
・裕福
といういわゆる「勝ち組」の若い女性が、夜になると不特定多数を相手に売春を繰り返していた…というアンマッチこそが本質と解釈しています。
少なくとも聖美のように、貧困の最果てとしての売春ではなかったはず…。

もちろん『呪怨:呪いの家』はフィクションなので「実際の事件と違うからダメだ!」と言う気は全然ありません。
それを言ったら第4話の名古屋妊婦惨殺事件の方が事実とかけ離れてるし。

あくまで「俺の思ってる東電OL事件と違うなー」と思ったって話です。

 

恋の罪
いろいろな作品のモチーフとなった事件でしたが、個人的に『恋の罪』が腑に落ちる感じ。

 

なお聖美を演じた里々佳様の退廃的な美しさはインパクト絶大でした。
スレンダーな肉体美が黒下着姿でさらに映える!

社会的にはどん底でも、もって生まれた美貌はずっとついて回るという点も呪いの一側面なのでしょう。だって聖美が美人じゃなかったら転校することもレイプされることも、あの「家」と関わりを持つことさえなかったわけで。
この点には平成当時の社会における女性の立ち位置に対し、ほのかな言及があると言えそうです。

 

そんなワケで物語はついに佳境。
次回の第6話(最終話)に参りたいと思います。

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