映画秘宝の8月号を拝読しました。
復刊3号目。もはや何事も無かったかのような順調ペースですね。めでたい。
なにはともあれ表紙が暑苦しすぎです…。
この一枚絵だけで「マ・ドンソク」が2回、「ランボー」が3回出てくるという押しの強さよ。
読むプロテイン状態。
そして中身はもっと暑苦しい…(;^ω^)
ランボーとマ・ドンソクの特集記事はもちろんのこと。
次代を担う若手筋肉俳優さんたちの紹介記事では、見開き一面で都合30個ぐらいの大胸筋が載ってて熱量が凄すぎます。発電に使えそう。
とは言え今号で一番読み応えあった記事は、なんといっても『日本沈没』特集でした!
まずNetflixでの配信迫る新作『日本沈没2020』の紹介が読み応え抜群。
湯浅政明へのインタビューを含め、湯浅監督の過去作と絡めたキーワード考察などが非常に興味深い。
それだけにとどまらず、無数の過去作や幻に終わった企画までありとあらゆる『日本沈没』関連情報が網羅されておりタメになることおびただしい!
こちとら小松左京の原作はおろか、過去のいずれの『日本沈没』映像化作も触れたことがないという超ヘビー級のライトユーザー。
そのくせ湯浅政明の『日本沈没2020』は心底楽しみにしているというのだから、私なぞ熱心な小松ファンからはサブカルクソ女に準ずる扱いを受けても文句は言えません。
しかし今号の特集記事は、その溝をある程度は埋めてしまえ得るほどの密度の濃さ。
有難いったらありゃしない。
『2020』が楽しみったらありゃしない。
あと呪怨の特集記事もステキでした。
Vシネ版に惚れ惚れしてから大好きだった『呪怨』シリーズでしたが…。
ハリウッド版を含め「続編を重ねるごとにグダグダになっていく」というお決まりの凋落パターンをたどって以来、ぜんぜん食指が動かなくなってたんですよね。
だからNetflixで新作『呪怨:呪いの家』がリリースされると聞いても
「( ´_ゝ`)フーン」
の一言でスルー態勢万全でした。
が、今号の記事を読んで気持ちが動きました。
1980~1990年代をあえて舞台に選び、宮崎勤をはじめ時代を激震させてきた実在の猟奇事件とからめていくとは…なんと興味深い試みなのでしょう!
がぜん視聴意欲が湧いてきました。
配信秘宝がしっかり連載化しているのも嬉しいポイント。
特に『BNA』を見てみようという気が起こったのが私の中で大きいです。
大好きなTRIGGER製作のアニメなのに、ロボットもおっぱいも出てこなさそうだからという雑な理由でスルーしてしてたんですよね。めんごめんご。
いやしくもNetflix紹介ブログをやっている身としては、配信秘宝は参考になることいと限りなし…次号にも期待です!