この前ポール・フェイグ監督の『シンプル・フェイバー』を観たらこれが予想以上に素晴らしくてですね。
先が読めない二転三転ストーリーがシンプルに面白く、BGMも衣装も超おしゃれ。
まごうことなき傑作エンターテイメントでした。
しかし『シンプル・フェイバー』最大の魅力は脚本でも演出でもありません。
主演のアナ・ケンドリックです。
アナケンの魅力こそが『シンプル・フェイバー』を傑作たらしめているのです。
論より証拠。とにかく下の画像を見てください。
な?(真顔)
こんなん見せられたらアナ・ケンドリックの魅力を再発見する旅に出るしかありません。
そんな訳で今回は、アナ・ケンドリックの魅力がしこたま味わえる数々の傑作をご紹介したいと思います
あくまで俺的チョイスなので『イントゥ・ザ・ウッズ』が無い!とか『トワイライト』が無い!とかの物申すはご勘弁ください。
マイレージ、マイライフ
アナ・ケンドリックは幼少期からその才能をいかんなく発揮してきた天才肌で、13歳でトニー賞ノミネートを果たすという輝かしい芸歴の持ち主でもあります。
しかし世界中に向かってアナケンの実力と魅力を知らしめたのは、誤解を恐れず断言すればこの『マイレージ、マイライフ』でしょう。
会社に代わって従業員にクビを言い渡すプロ、ライアン(ジョージ・クルーニー)。
そのライアンに師事する、上昇志向の強い若手社員ナタリー(アナ・ケンドリック)。
二人の師弟関係と友情が、人生には何が重要かという深淵なテーマを浮かび上がらせていく…。名作です。
若過ぎてほとんど少女みたいなアナケン。
イケオジ地球代表であるジョージ・クルーニーとのこの好対照よ。
クソ生意気だけど憎めない。
野心家でいて傷つきやすい。
そんな可愛いらしくも深みのあるキャラのナタリーは、アナケンが演じるのにぴったり。
ぴったりどころかアナケンはこの役をやるために生まれてきたんじゃないかと錯覚するほどの適役。ゴールデングローブ賞をはじめ、各映画賞に高く評価された事実からもそれが窺えます。
ルーク・スカイウォーカーを演じるのがマーク・ハミル以外考えられないのと同じ。つまりアナケン・スカイウォーカーってことですね。
アナケン生意気度:80点
スコット・ピルグリムvs邪悪な元カレ軍団
エドガー・ライト監督による軽快なアクションコメディ。
タイトル通り、マイケル・セラ演じるスコット・ピルグリムが惚れた女と付き合うためにその邪悪な元カレ軍団と奇想天外なバトルを繰り広げるというブッ飛んだストーリーです。なお残機制。
本作のアナケンはスコット・ピルグリムの妹役。出番は少ないけどその愛らしさは絶大です。
童顔のアナケンは妹キャラとの相性が抜群であることを証明してしまった罪深い一作…。俺もこんな妹ほしかった。今からでもマイケル・セラと結婚したらアナケンを妹にできるだろうか(錯乱)。
電話でアニキの相談に乗ってくれる美人妹。つまり究極生命体。
なおアナケンは本作撮影当時、エドガー・ライト監督と交際していたとか何とか。
( ´_ゝ`)フーン
アナケン妹度:85点
ピッチ・パーフェクト
アナ・ケンドリックの代表作を一作選べと言われれば、多くの人が本作を挙げるのではないでしょうか『ピッチ・パーフェクト』。
人生を斜に構えていた女子大生が、仲間と音楽との出会いを通じて成長していくという王道青春映画。
ブロードウェイ出身だけあってアナケンの高い歌唱力とパフォーマンス力を堪能できる名作です。
なおゲロ多め(※アナケンは吐きません)。
しかし本作にあっては主人公のアナケンよりも親友ポジションのレベル・ウィルソンが良すぎるので、ちょっと持っていかれ気味。
何にしても気軽にスカッとできる快作です!
続編もグッド。
アナケン歌上手い度:70点
ハッピーボイス・キラー
重度の精神病に苦しむ男(ライアン・レイノルズ)が、幻覚に翻弄されたあげくに殺人を繰り返す…そんなサイコなストーリーを明るくポップなミュージカルに仕上げた異色作です。さすが俺ちゃん。
アナ・ケンドリックは、ライアン・レイノルズに同情的な職場の同僚。可愛くて優しくて献身的という聖女のようなキャラ付けですが、ライアンの自宅に足を踏み入れてしまったのが運の尽き。もちろん一も二もなくブッ殺されます。
しかもブッ殺されたあとに死体をバラバラに解体され、生首部分は冷蔵庫に保存。さらにしばしば冷蔵庫から取り出されては喋りだし、ライアンとユカイな会話を繰り広げるという見上げた女優魂です。
生首になっても可愛いアナケン最高!生首フェチに目覚めそう(危険)
「なー聞いてくれよ今日職場でさー」
「「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)ウンウン♪」」
なおエンドロールでは、いつも通り高い歌唱力を発揮。
生首にされてもタダでは起きないアナケン。
アナケン犠牲者度:80点
バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート
ダメンズばっかり好きになる不幸体質の女子(アナケン)が、超人的な殺人スキルを誇る暗殺者(頭イカレポンチ)と恋に落ちるという、ラブコメ版の『ボーン・アイデンティティー』です。
映画前半では「人殺しなんてとんでもない!」とドン引きの彼女が、後半になるにつれてブッ殺し上等のファイターと化していくギャップが笑えます。二人でダンスを踊りながら弾丸を避けるシーンが最高。
恋する女子が無敵なら、恋するアナケンは阿修羅をも凌駕する存在だ!
いきなり新境地すぎるアナケン。
難点は、可愛くて賢くて何もかもが完璧なアナケンのお相手役がサム・ロックウェルだという点。
さてねぇ…サム・ロックウェルがダメな俳優とは言いませんよ?
でもねぇ…。
アナケンの相手がこんな月に囚われてそうな男じゃあねぇ…。
つり合いが取れないって言うか、物語に説得力が生まれないって言うか。ぶっちゃけなんで俺じゃないの?って言うか。
アナケン楽しそうに演じてる度:75点
ザ・コンサルタント
昼は会計士、夜は暗殺者、しかも自閉症という設定もりもりのベン・アフレックが無双するアクション映画。
正統派ナメてた相手が実は殺人マシンでしたムービーです。
アナ・ケンドリックの役どころは、秘密に近づきすぎたゆえに命を狙われる系女子。
ガーッと悪党に襲われてワーッと主人公に助けられて、キューンってなる人。
いまどきこんな屁の役にも立たない女性キャラ出す!?と思わないでもないですが、私ほどのアナケン上級者になるとアナケンが画面に出ているだけで多幸感で満ち溢れるので問題はなかった。
大企業の不正会計暴きウーマン。
なお本作は主演のベン・アフレックをはじめ、ジョン・バーンサルやJ.K.シモンズなどアメコミ映画御用達のメンバーが揃い踏み。これは…アナケンがアメコミ映画への進出を果たす前振りじゃね!?(飛躍)
アナケンその部屋にまだ住むつもりなんだ…度:65点
シンプル・フェイバー
冒頭でもご紹介した、失踪したママ友をめぐる二転三転サスペンス。
アナ・ケンドリックの役どころは「都会系美人ママに憧れる、いなかっぺママ」。
こんな垢抜けたいなかっぺママが居るかよ!と思わないでもないですが、私ほどのアナケン上級者になるとアナケンが画面に出ているだけで多幸感で満ち溢れるので問題はなかった。
脚本が素晴らしく、音楽も衣装もすべてがおしゃれ!
ポール・フェイグ監督ならではの、女性への熱いリスペクトがほとばしる!
大傑作です。
アナケンのブログをフォローしたい度:100点
今回の記事は以上です!