世界市場を視野にアニメ作品の配信に力を入れていく! という方針を大々的に打ち出しているNetflix。
いきおい劇場版アニメも充実しまくっており、最新作から往年の超傑作『AKIRA』まで手広くカバーされています。
と言う訳で今回は、Netflixで観られるおすすめアニメ映画を一挙紹介します!
※2020年4月10日 記事更新しました。
目次
AKIRA
1988年 日本
監督:大友克洋
出演:岩田光央、玄田哲章
オリンピック開催を控える近未来の東京。
ある事件をきっかけに超能力に目覚めた少年は、その力の正体も知らず破壊の限りを尽くしていく。
ジャパニメーションというジャンルを代表する超傑作。
主人公の金田が乗る超カッコいいバイクが『レディ・プレイヤー1』に登場し熱い再注目を集めています。
作品は観たことなくても「“さん”をつけろよデコ助野郎ォ!!」を知っている人は多いのではないでしょうか。
約30年前の映画ながら近年の作品にも比肩する超絶密度の作画は必見。
特に冒頭のバイクチェイスとクライマックスの鉄男暴走シーンは一回見たら忘れられない絶大なインパクトです。
ドッドォ~ スゥー↑ハァー↓
ドッドォ~ スゥー↑ハァー↓
という異次元すぎるBGMも強烈。
って言うか2020年の東京オリンピックを予見していた大友克洋スゴすぎだろ…(;^ω^)
甲鉄城のカバネリ 海門決戦
2019年 日本
監督:荒木哲郎
出演:畠中祐、千本木彩花
天鳥幕府の崩壊から半年。
旅を続ける甲鉄城一行は、北陸地方げ抜けるための要衝・海門を攻略するべく大規模な作戦に参加していた。
ゾンビ×和風スチームパンクという異色の取り合わせが光る人気作の劇場版です。
劇場版と言うよりむしろTV版の続きのような趣き。3話構成だし。
TV版同様、超人的な力を宿したカバネリ同士の戦いは圧巻の一言。いわゆる神作画がとことん堪能できます。
絢爛華麗なエンディングは必見!
ペンギン・ハイウェイ
2018年 日本
監督:石田 祐康
出演:北香那、蒼井優
年上のお姉さんの乳房に異様な執念を燃やす小学4年生のエロガキが体験する、ひと夏の不思議な出来事。
森見登美彦の人気作の劇場アニメ化作品です。
ペンギンがわんさか登場するかわいらしいビジュアルと、難解かつハードなSF要素が絶妙な比率で融合した完成度の高い一作。
ノスタルジックな日常描写や背景も見ごたえがあります。
Lupin the 3rd 次元大介の墓標/血煙の石川五ェ門
2014年/2017年 日本
監督:小池健
出演:栗田貫一、小林清志、沢城みゆき
ルパン三世シリーズの新作劇場版シリーズ。
『カリオストロの城』っぽさとは一線を画す、ダークで暴力的な作風が特徴的。特に『血煙の石川五エ門』の30人斬りのシーンは強烈です。
銭形警部も「待てルパ~ン」的なお笑い担当ではなく、山ちゃんボイスのハードボイルドダンディに。
泥臭いヒーロー像が楽しめる大人の為のルパンⅢ世です。
峰不二子編が楽しみ過ぎる…!
トップをねらえ!合体劇場版
2006年 日本
監督:庵野秀明、鶴巻和哉
出演:日高のり子、福井裕佳梨
圧倒亭な物量で人類を滅ぼしにかかる「宇宙怪獣」と、それを阻止すべく結成されたロボット軍団「トップ部隊」。
平凡な少女ノリコはトップ部隊に入隊し、人類の存亡をかけた戦いに身を投じていく。
GAINAX製作の超傑作ロボットアニメ『トップをねらえ!』とその続編『トップをねらえ2!』の劇場版総集編です。
実質、映画二本分。
絶望が宇宙を覆いつくしても闘志を燃やして戦い続ける新旧ヒロインの二人が非常に魅力的。
他のSFアニメとは物量のケタが違う壮大なバトルも強烈で、特に『トップをねらえ2!』終盤の「え、それ武器にしちゃうの!?」感はスゴい。
総集編なので全体的に話が駆け足なのはまあ致し方ありませんが、『トップをねらえ!』の前半は正直しょうもないので逆にテンポよく纏まっていると言えるかも知れません。
圧倒的に美しいラストシーンは何度見ても涙腺が崩壊します( ;∀;)!
王立宇宙軍 オネアミスの翼
1987年 日本
監督:山賀博之
出演:森本レオ、弥生みつき
落ちこぼれ軍人たちは、一念発起し宇宙を目指す!
当時若干20歳台だったGAINAXスタッフが総力を結集して製作した珠玉の青春SF。
その中には庵野秀明や貞本義行ら、後に『新世紀エヴァンゲリオン』で一世を風靡することになる大物も。天才は若い頃から天才だったんだな~。
しかしそんな業界事情はどうでもよくなるほど一つの青春映画として素晴らしい内容。
ラストのロケット発射シーンは伝説になるのも頷けるほどの大迫力です。
ヒロインがメンヘラ気味なのがちょっとアレですが、現代のアニメのルーツを語る上でも必見の一作です。
GANTZ-O
2006年 日本
監督:川村泰、さとうけいいち
出演:小野大輔、早見沙織
通り魔に襲われ命を落とした男子高生は“GANTZ”と呼ばれる謎の存在に復活させられ、訳も分からないまま異星人との闘いに駆り出される!
センセーショナルな内容と過激な暴力描写で話題を博した人気漫画『GANTZ』。
全37巻という大長編になった同作の、あろうことか真ん中の盛り上がりどころだけ一本の映画にしてしまったというチャレンジングな一作です。
「そんな途中で始まって途中で終わる話、面白い訳ないじゃん!」と言いたくなるところですが、本作はそこを見事な取捨選択でクリア。
なんとGANTZ未見の人でも楽しめるくらい上手いこと纏めてしまってます。凄すぎるぞ脚本力。
更に凄いのはアクションのキレ! 全編バトルに次ぐバトルで超楽しい! これだよこれ求めてたのは!
ビジュアルも美麗で、CGアニメはここまで来たのかと驚嘆させられる痛快な一作です。おっぱいもぷるんぷるん。
BLAME!
2017年 日本
監督:瀬下寛之
出演:櫻井孝宏、花澤香菜
正常な機能を失った都市が無限に広がる遥か未来の世界。
その混沌を収束するキーアイテム「ネット端末遺伝子」を捜し旅を続ける霧亥は、過酷な環境で生きる村人たちと共に戦うことになる。
バイオレンスな描写と難解な世界観で伝説級の人気を誇るハードSFコミック『BLAME!』の劇場版。
『GANTZ-O』と同様、大長編の原作をうまく改変して一本の映画にまとめてます。キャラデザインも今風にリブート。
熱心な古参ファンからは「こんなの『BLAME!』じゃないやい」と批判を浴びましたが、むしろ原作の持つエッセンスが上手く抽出されており作品への深いリスペクトがひしひし感じられる力作に仕上がっています。
アクションシーンも冴えに冴え、音楽も凝りまくり。
いわば最高の形で現代に蘇った『BLAME!』と言えるでしょう。
GODZILLA 怪獣惑星
2016年 日本
監督:宮野真守
出演:櫻井孝宏、花澤香菜
突如出現した怪獣王ゴジラによって人類が地球を追われてから半世紀。
第二の故郷を求めて宇宙をさまよう人類だったが、ある事情から再び地球に戻りゴジラに挑むことに。
『シン・ゴジラ』後に登場したアニメ版ゴジラ、通称アニゴジ。
舞台設定が斬新過ぎたり登場人物の行動理念が極端過ぎたり、とにかく話がブッ飛んでいます。
コレジャナイ感あふれるメカゴジラやキングギドラのデザインも強烈で、アニメ史上稀に見る「狙って作った」事故物件。
脚本を担当した虚淵玄の底意地の悪さがいかんなく発揮されている怪作です。
相当好みの分かれる作風ですが、色んな意味でスゴいので大いに見る価値があると断言します。
Netflixなら三部作が全部配信されているし!
二ンジャバットマン
2018年 日本
監督:水崎淳平
脚本:中島かずき
出演:山寺宏一、加隈亜衣
ジョーカーやハーレクインらゴッサムシティの大物ヴィランたちが戦国時代にタイムスリップ。
悪党どもが群雄割拠するハチャメチャな戦国日本を舞台に、バットマンの新たな戦いが始まる!
中島かずきによる暴走上等の脚本が冴えわたる、異色の和製アメコミ映画。開始10分でクライマックス級の盛り上がりを見せるテンション重視の構成がステキ。
全編通して「大真面目にバカをやる」の極致で、特にラストの展開はふざけ過ぎかハジケ過ぎか判断に迷うところ。でも面白いから何でもいいや!
長編映画としては映像化の機会がレアなレッドフードやゴリラクロッドが登場するのも嬉しいポイント。それに一本の映画の中で歴代ロビンが初代から4代目までそろうのは後にも先にも本作だけじゃないでしょうか。
まだまだあるぞおすすめ映画!
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