期待集まるスナイダーカット版『ジャスティス・リーグ』。
しかし何やらここに来てキナ臭い動きが加速しています。端的に言えば、ジョス・ウェドンがボロクソにこき下ろされます(;´Д`)
2017年の『ジャスティス・リーグ』はザック・スナイダー監督のもと製作がスタートしました。
『マン・オブ・スティール』→『バットマンvsスーパーマン』とダークでソリッドなDCユニバースを構築し続けてきたスナイダーにとって、『ジャスティス・リーグ』は集大成に位置する重大プロジェクト。絶対に負けられません。
しかし…製作途中でスナイダーの家族に不慮の不幸が。
打ちひしがれたスナイダーは『ジャスティス・リーグ』製作半ばで降板せざるを得ませんでした…。さぞや無念だったでしょう。
そこへ代打に立ったのが、ジョス・ウェドンでした。
ウェドンは『アベンジャーズ』を大ヒットに導きマーベル帝国の礎を盤石にした実力者。スナイダーらDC側の人間にとってみれば言わば"敵軍の名将"です。
そのウェドンがまさかの『ジャスティス・リーグ』の監督を途中で引き継ぎ!
非常事態に際して手を組むかつての敵同士…も、燃える!
このニュースを聞いた2017年当時は、この少年マンガみたいな激アツ展開に胸が躍ったもんです。
ところが…。
2020年の本日においてそのジョス・ウェドンを糾弾する動きが急上昇。
"自分が本来作りたかったバージョン"の『シン・ジャスティス・リーグ』制作を発表したスナイダーが、なんとウェドンの仕事をこき下ろし始めたのです。
ウェドンが手掛けた2017年公開版を「誰かが勝手にやったこと」と一蹴。一切リスペクトを払わないどころか全く見ていないとも公言し、さらには「ぶち壊したい」とFワード入りでなじる始末。
烈火のような怒りと憎しみです。「見てないのに批判する人」どころの騒ぎじゃない。
えー…。でもあーた…。
身内の不幸という非常事態だったのは確かだけど、スナイダーが降板したこと自体は事実なワケで…。
ウェドンが引き継がなきゃ『ジャスティス・リーグ』自体が日の目を見なかったワケで…。
どちらかと言うとスナイダーはウェドンに借りがあるんじゃないんですかね…(;^ω^)
個人的にはそう思うところですが、スナイダーはウェドンに対する憎しみを隠そうともしません。
ちょ、どうしちゃったのスナイダー(;'∀')
ただ、ジョス・ウェドンの方に問題があったのはまんざら事実無根でもないもよう。
サイボーグ役のレイ・フィッシャーもまた、ウェドンをボロクソに叩いているからです。
具体的な悪事が暴露された訳ではありませんが、どうやら撮影現場での横柄な態度で多くの人が大迷惑をこうむったとのこと。ここに来てレイもまた、ウェドンに対し激しい怒りを露わにしています。
スナイダーカット版の『シン・ジャスティス・リーグ』自体は諸手を挙げて歓迎したい私ですが…。
こうも険悪な舞台裏を見せつけられると
「仲良くしろよお前ら…(;´・ω・)」
と言いたくなってきます。はっきり言って興ざめです。
今後ジョス・ウェドンの悪事が本当に明るみに出て、レイやスナイダーが「勇気ある告発者」として持ち上げられる展開が来るのかも知れませんが…ジョス・ウェドン版の『ジャスティス・リーグ』も大好きな私としてはどんな顔してこの事態を見守っていいのか分かり兼ねる今日この頃。
しかしそんなことより重大な問題が…!
スナイダーカット版『シン・ジャスティス・リーグ』はワーナーの動画サブスクリプション"HBO Max"での配信公開が決定していますが…。
HBO Maxは現時点で日本展開の予定なし!!
これすなわち『シン・ジャスティス・リーグ』が日本で観られない可能性がワンチャンあり得るってことΣ( ̄ロ ̄lll)
もしそうなら今世紀最大のがっかり案件です!!
スナイダーとウェドンは、喧嘩してるヒマがあったらHBO Maxの日本展開に注力するべきじゃないかと思うんですがどうでしょう!!