ホラー映画ファンに朗報です。
高評価を集めていた気鋭の新作ホラーが日本上陸決定!
『透明人間』です!
自殺したはずの恋人(ストーカー気質)は実は生きており、自分を捨てた女性を逆恨みして透明人間となって復讐に来る…。
…というお話。
果たして透明人間は実在するのか、それとも怯える女性の妄想に過ぎないのか。
モンスターホラーにサイコスリラーの要素も組み合わせた雰囲気が見応えありそうな印象の一作ですね!
監督のリー・ワネルは拷問系ホラー『ソウ』の脚本家として有名ですが、最近は殺人AIが無双する残虐アクション『アップグレード』などで監督としても頭角を現しつつある俊才。楽しみ過ぎる。
透明人間をはじめミイラや狼男など、古典的なホラーアイコンが勢ぞろいする一大プロジェクトになるはずだった『ダーク・ユニバース』。
しかしその栄えある第一作となったトム・クルーズ主演作『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が盛大にズッコケたことでプロジェクトは本格始動する前に解散…。
ジョニー・デップが主演するはずだったこの『透明人間』もお蔵入りとなり、長らくホコリを被っていました。
それが今回、ユニバース化を断念したうえでの再始動。
見事高評価を勝ち取ったという逆転劇を見せてくれました!
DC映画しかり、何でもユニバース化すればいいってもんじゃないという良き事例ですね。
本作が成功したってことは『狼男』や『フランケンシュタイン(の怪物)』とかもユニバース化しない方針で再始動するのかしら。
なんにせよ期待の『透明人間』は2020年7月10日、日本公開です!
なお超・余談ですが、個人的に透明人間ものと言えば2000年のポール・バーホーベン監督作『インビジブル』の印象が強いです。
科学者が自ら透明化のお薬を試したら見事成功!やった透明人間だ!
しかしその科学者がよりによってケヴィン・ベーコンだったため事態はおかしな方向へ。
近所のお姉さんの部屋に忍び込んだり掛けシーツを捲ってみたり、せっかくの透明化能力を中学生レベルのスケベ心を満たすために使い始めるケヴィン・ベーコン…。
特に透明のケヴィンが寝ている女性同僚の胸を揉むシーンは壮絶。
ぐにぐにとCGでうごめく乳房…!
こんなバカバカしいCGの使い方、他の映画では絶対観られません!
っていうかよく考えたら「寝ている女性の胸揉む」とか透明人間関係ないじゃん!!
まあ最終的にはバーホーベン監督作らしく血みどろ残虐バトルに突入するワケですが、それまでの間に披露したケヴィンの小っちゃい悪人ぶりを僕らは決して忘れない。