このまえNetflixで観た映画『アシュラ』がとにかく面白かったので、興奮冷めやらぬうちにもう一記事書くことにしたよ!
題して「映画『アシュラ』に学ぶ人の怒らせ方ベスト3黎明編ディレクターズカット」だ!
わーい誰も幸せにならなさそうな企画きたー(((o(*゚▽゚*)o)))
『アシュラ』って映画はねー、2016年製作の韓国映画なんだ!
悪徳政治家とそいつを逮捕したい検事(人間性最悪)の戦いに汚職警官が巻き込まれるという、どっちを向いても悪いヤツしか出てこない殺伐とした映画なんだぜ!
「そんな暗そうな映画、ホントに面白いのかよ!?」
と思ったでしょ?
これがめっちゃ面白かったんだ!
先の読めない展開も凄いし、アクションシーンのキレも良い。
そして何と言っても悪vs悪の強烈な迫力が琴線に触れまくったよ!
↑感想記事だよ 良かったら読んでね
で、そんな映画なもんだから『アシュラ』。
殴ったり脅したり恫喝したりするシーンで映画全体の8割くらいが占められているんだ(当社比)。
超暴力的。
超殺伐とした空気。
ブライト艦長にちょっとぶたれたくらいで「親父にも云々!」とか言ってた当時のアムロがもしこの世界に迷い込んだら、呼吸するだけで失禁しながら絶命するよね?
「よね?」と言われても知らんがな。
恫喝シーンばっかりの映画と言えば北野武監督の傑作ヤクザ映画『アウトレイジ』シリーズを思い出すね。
今思えば『アウトレイジ』の恫喝は語尾に「コノヤロー」を付ける様式にだわった伝統芸能だったよ。
一方『アシュラ』は、その場のアイテムを臨機応変に活かしたユニークな恫喝が魅力だったよ!
『アウトレイジ』が様式美を競う恫喝のクラシック音楽なら、『アシュラ』はアドリブ感を大事にする恫喝のモダンジャズだね!
と言う訳で、今回は『アシュラ』劇中で山のように出てくる威嚇シーンの中で、特に印象的だったものをランキング形式で紹介するよ!
学校や職場で真似してみよう!
でも本当に真似するとかえって危うい立場に追い込まれると思うのでご利用は計画的に。
って言うかご利用しないのが一番だね!サラ金と一緒だ!!
3位 ジャージャー麺ぶっかけ
悪徳市長のソンベを検挙するべく、キム検事率いる司法省の一味は安アパートの一室に秘密拠点を設ける。
その部下の一人がジャージャー麺の出前を取って部屋でもぐもぐ食べていると、渡辺謙似の上司が
「秘密拠点なのに…出前を取って近所に所在をバラすヤツがいるかボケーッ!」
とその麺を部下の顔面に叩きつけるのだった。
飲み物を相手にぶっかけて挑発するシーンは古今東西の映画でよく見かけるけど、麺類をぶっかけるのは珍しい気がするよ!
「すぐ暴力に訴える上司」と「食べ物を粗末にするクズ」の不快要素が合体して不快指数も2倍ニバーイ!
なかなかインパクトのあるシーンに仕上がっているね。
↑さり気なく接近して相手の意表を突くのがコツだ!!
思わず両手で麺をキャッチした部下が「え…これどうするの?」とばかりに両手に麺をぶら下げて立ち尽くしているのが印象的だったね!
この後スタッフが美味しく頂きました!と思う!!
2位 封筒でおでこぺちぺち
悪徳刑事ドギョンの弱みを握り、自分の思い通りに動くスパイに仕立てあげたいキム検事。
ドギョンが刑事を辞めようとするとその辞表を取り上げ、どっちの立場が上か分からせるが如くそれでドギョンの顔をペチペチはたくのだった。
「あ?睨んでんじゃねーよオラ。睨むなっての。オラ。オラ。」ぺちぺちぺち…。
ドギョンはにっこり笑顔で甘んじて受ける。青筋をビキビキ立てながら。
辞表で相手の顔をはたくという、パワハラ界の超必殺技が登場だ。相手に屈辱を与えるにはこれ以上ないほど粋な方法だね!
物理的ダメージは皆無に近いけど、逆にそれがムカつくね!
こんな所作が似合う上司には死んでもなりたくないし、部下にもなりたくない!
1位 ガラス片もぐもぐ
悪徳市長と検事の板挟みに遭い切羽詰まったドギョンは、市長との会食の場でおもむろにビールグラスを噛み割る。
そしてそのままガラス片を口の中で噛み砕き、市長の料理に向かって血ヘドごと「ブヘッ」と吐き出すのだった。
凄惨な描写が目白押しの本作だけど、圧倒的なインパクトを放つのがこのシーンだね!
ある意味『アシュラ』を象徴する名シーンだよ!
↑もぐもぐ(痛い)
完全に追い詰められたドギョンはこのシーンの後とんでもない行動に出る訳で、「オレ、覚悟決めたッすから」という気概を相手に示すには十分な演出だとはっきり分かんだね!!
こんなことされたら相手は怒るかドン引きするか二つに一つだけど、その前に自分が死にかねないという諸刃の剣だ!
初心者にはおすすめできない!!