こんにちはmotimaです。
今回はスマホゲーム『崩壊3rd』を紹介します。
いわゆる基本無料ゲームながら確かなゲーム性と美麗なグラフィックが特徴的な一作で、リリースから丁度1年が過ぎ今なおアップデートが盛んな人気作です。
スマホゲーム円熟期に咲いた大輪の花
パズドラやドリランドから始まったいわゆるソーシャルゲームは、2010年代の前半にジャンルの最盛期を迎えました。それこそ雨後のタケノコの如く同じようなゲームがリリースされまくったものです。
しかし「曜日ダンジョン」に「限界突破」、そして「ガチャ」と言う似たりよったりの要素で構築された量産型ゲームは次第にユーザーに飽きられ、一時は任天堂を倒すとまで息巻いていたソーシャルゲームメーカーの雄・GREEなんかは今日び見る影もありません。
「ソーシャルゲームだから売れる」「ユーザーにガチャらせれば儲かる」という風潮はとっくの昔に終わっており、スマホゲームは今まさに純粋にクオリティで勝負する時代の真っただ中と言えるでしょう。
前置きが長くなりましたが、今回紹介する『崩壊3rd』はそんな時代にあって中国の潤沢な資本力が咲かせた大輪の花と言うべき大傑作です。
なお中国のゲームと言えば『艦これ』や『ガンダム』を威勢よくパクる図々しさがよく取沙汰されますが、本作『崩壊3rd』は生粋のオリジナルタイトル。
パクリで小銭を稼ぐのではなく、ガチンコの優良コンテンツを創ってやろうという製作者側の本気が伺えます。
某ベヨネッタを彷彿とさせる本格アクション
本作の物語は、謎のエネルギー「崩壊」を巡る少女（戦乙女）たちの戦いが主軸になっています。
プレイアブルキャラはお約束通り全員美少女。しかもバナー↓が示す通り、キャストはツボを押さえた人気声優が揃い踏みという豪華仕様です。もう戦闘中・イベント中を問わず喋る喋る！
メインゲーム部分は一人で複数体の敵をなぎ倒す系3Dアクションになっています。本作は何と言ってもここが秀逸！
基本の移動・攻撃・回避に加え「条件を満たすと分身する」「ゲージを溜めると分岐攻撃が発動する」など、各戦乙女の特徴を活かした戦闘システムはまさに本格アクションの風格。
言わば『ベヨネッタ』と『三国無双』の間くらいのイメージですね。
特に「敵の攻撃をギリギリで避けると周囲の時間の流れが遅くなって反撃のチャンス」という能力は『ベヨネッタ』からの影響が強く見てとれますね。
キャラクター交代時に一定条件で発動する特殊スキルQTEは強力かつ見た目も派手。そして各キャラには固有の必殺技も用意されており、使用時はそれぞれ非常に見応えのある演出が楽しめます。
通常戦闘なら1ステージ3分程度で終わるものの、大変戦略性に富んだ濃ゆいゲーム体験を提供してくれるでしょう。
なお本作ではスマホ画面にボタンが表示されるタイプのバーチャルパッドが採用されています。
ボタンの数を極力減らして操作し易さを追求したコンセプトが見事。おかげでゲーム中でやれることは多くても手元はそれほど忙しくなく、スマホ操作でも全く不自由ありません。
…逆に外部コントローラーに対応していないのは惜しい点ですが(^_^;)
そして高画質設定にすると60FPSになるのも凄い。キャラクターの動きが非常に滑らかで、いきおい画面の迫力も増します。いずれの面でも「たかがスマホゲー」と言わせない高い完成度が目を引きます。
豊富なコンテンツ
前述通り既にリリースから約1年が過ぎたということもあり、遊べるコンテンツは豊富の極み。基本のメインストーリーに複数のサイドストーリー、基地運営に宿舎…。初見プレーヤーはすぐには全貌を掴みかねるであろう膨大さです。
しかし本作は特定のイベント時を除き基本的には対戦要素（いわゆるPVP）が無く、諸々の要素を自分のペースで楽しめるようになっています。焦ってコンテンツを消化しなくてもじっくり持ちキャラを強化しながらダンジョンに挑めるという訳です。この点は非常に私好みでしたね！
今から始めるのも断然おすすめ
敢えて難点を挙げるなら、キャラクターの強化に必要な「欠片」の入手が非常に困難である点でしょうか。正確には高レアのキャラクターであるほど欠片が集まりにくい点ですね。
そのため長くプレイしていると、ヘタにレア度が高いキャラよりもコツコツ育てた初期キャラの方が強くなるという逆転現象が起きます。しかしこれはキャラガチャ非依存という点で課金圧力が弱いことの裏返しでもあり、ある意味では長所と言えなくもないでしょう。
「S級乙女をSSS級まで絶対育てるんだ！絶対の絶対にだ！」という人は重課金という冥府魔道を突き進むことになりますが(;^▽^)
と言う訳で紹介してみました『崩壊3rd』。
基本無料なのでサクッとプレイでき、それでいて内容は本格派。今日びのスマホゲームに求められる要素を高い次元で達成している傑作です。おすすめ！
