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【映画秘宝】2020年9月号 黒人ヒーローとダイアナは死なない、増えるだけだ

映画秘宝の2020年9月号を拝読しました。
いつもながら楽しくて濃厚でした!

 

映画秘宝 2020年9月号 [雑誌]

相変わらず存在感抜群の表紙。
話題のゴールドアーマーを纏うダイアナ姉貴が、80年代サイケな背景で堂々の登場です。
真実の投げ縄の構えもキマッててカッコイイ!

でもこのレイアウトだとダイアナネキが悪趣味みたいじゃん!
色をわざわざ揃えて"悪趣味"を重ねないでよ(;'∀')!

 

 

 

今回の白眉はNetflixオリジナル映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』の攻略記事でした。
スゲー映画であるというオーラはヒシヒシと感じるものの、教養のない私にはピンと来る部分が少なく
「陛下はいつ見てもカッコイイのでこれからもワカンダにちゅうせいを尽くそうと思いました。」
程度の感想しか湧いてこなかった『ザ・ファイブ・ブラッズ』。

なので、その魅力を噛み砕いて伝えてくれる今回みたいな記事は大歓迎です。
劇中に何度も登場する「ブラッズは死なない、増えるだけだ」ってセリフも意味ワカンネ(しかも普通に減ってるし…)って感じでしたが、解説読んでようやく腑に落ちました。元ネタがあったのね。

黒人の惨めさを一身に背負うポールが、ゴリゴリの白人至上主義者であるトランプ大統領を支持し続ける理由も今一つ納得しかねるところでしたが…こちらも解決。
ポールを演じるデルロイ・リンド―が
「こいつって物語の終盤で改心して反トランプ派になるようにでけへん?」
とスパイク・リーに打診してみたら
「でけへん」
って返されてしまったエピソードも好き。

 

ブラックパンサー (字幕版)

ブラックムービーつながりで、黒人ヒーロー特集も良かったです。
秘宝激押しのブレイドさんはもちろん、いちヴィランに過ぎないキルモンガーをそこらのヒーローより大きく扱うところに「分かってるねえ感」があって(・∀・)イイ!!

ページ下部の黒人ヒーロー名鑑も眼福でした。
でも『デッドプール2』のベドラムも出してあげて欲しかった…。
2秒で死ぬからダメだって?
テリー・クルーズが2秒で死ぬから面白いんじゃん!

 

一方で悪趣味映画特集はぜんぜん面白くなかったです。
ライターたちの時代の変遷に対する諦め(または諦めきれない気持ち)が行間から沁み出してきて辛気臭い。

「昔は良かったなどと言うつもりはないが」と前置きしつつ、本文は「あー昔は良かったなー!」という懐古主義を隠そうともしてない二枚舌に辟易です。無意味にかっこつけなきゃいいのに…(;^ω^)

・『SAW』1作目はいいけどあとはダメ
・『ホステル』はいいけど『セルビアン・フィルム』はダメ
・『jackass』はいいけど『バム・ファイト』はダメ

…という線引きにも意味を見出せません。全部悪趣味映画では…?
ただの好みの問題にしか見えない…。

何より、繰り返しになっちゃいますが当のライター本人たちが「こんな文章、老害のボヤキ以外の何物でもないよな…」とはっきり認識しながら書いているのがツライ。行間から強烈に漏れ出してくる諦めの感情が濃厚で、なんだか読んで滅入ってきます。

とは言え『バットマン&ロビン』がいかに凄い映画かは再認識できました。
バットシグナルとロビンのマークが重なるロゴって、そういう意味だったんだ(;'∀')
バット乳首をカッコイイと思う日は生涯来ないと思うけど、ベインのデザインはもともと好きでしたし…優れた映画だけが良い映画ってわけじゃないことを体現する怪作ですよね!
シュマッカーR.I.P.

バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! (字幕版)

 

表紙の『ワンダーウーマン1984』も楽しみですが…いかんせん本当に公開されるのか怪しくなってきた。
来月号の予告にTENETのタイトルは載ってるけどつい昨日(7月21日)、無期限延期が決まったばっかりですよ!

これはもう巷でウワサされている通り、アメリカ以外で先行公開しか無いんじゃないんですかね!
『ワンダーウーマン1984』も!
『ブラック・ウィドウ』も!
『007ノータイムトゥーダイ』も!
そして『TENET』も!

いいから早く見せて!なんでもするから!!

 






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