今回はNetflixオリジナルドラマ『呪怨:呪いの家』第2話の感想記事です。
呪怨:呪いの家 第2話
女子高生の聖美はその美貌から周囲の妬みを買い、悪友らにネコ屋敷こと例の「家」に連れ込まれレイプされてしまう。
屈辱の涙を流す聖美は、「家」の天井裏におぞましい何かを見て絶叫をあげる。
さらに聖美を陥れた不良女子高生らも次々と姿を消してしまう…。
気取った転校生にヤキを入れるつもりで、ロケーションに「呪いの家」を選んでしまう女子高生たち。カモがネギをしょって全力で鍋にダイブするが如き蛮行。
当然、いじめる側にもいじめられる側にも問答無用で呪いが降りかかります(ノ∀`)アチャー
それにしても…劇中のレイプ描写は吐き気をもよおす邪悪っぷり。
聖美の悲鳴がだんだんか細くなって最後は諦めて黙ってしまうくだりや、レイプ魔のヤンキーが
「うわっコイツ処女かよ…きったねぇ~」
とのたまうくだりなど、描写の生々しさに妥協がありません。
徹底的に厭な気分にさせに来てます『呪怨:呪いの家』。
地上波じゃ絶対ムリなラインをやすやす越えられるのはNetflix配信の強みですよね~ありがたくないけどな!
忌むべき何かを見て絶叫をあげる聖美。
この事件をトリガーに、聖美は不幸人生をわき目もふらず爆走するハメに。
からみつくような厭な雰囲気を増幅する仕掛けとして、『呪怨:呪いの家』は毎回実在の猟奇事件を背景に配しています。
今話で提示されるのは、女子高生レイプつながりで「女子高生コンクリート詰め事件」。
劇中のテレビニュースでさりげなく映っていました。
女子高生コンクリート詰め事件…。
それは日本犯罪史上で最も残忍で猟奇的な事件の一つ。
かいつまんで概要に触れると
・不良グループが
・女子高生を誘拐して
・40日間にわたって暴行と強姦を繰り返し
・最終的に殺したあげく
・コンクリ詰めにして埋め立て地に遺棄
…って感じの事件です。
もう書いてて気分が悪くなること限りなし。
犯人グループの少年らに課せられた刑が異様に軽かったことでも社会に衝撃を与えた事件でした。
この厭な空気感をホラー作品の雰囲気作りにまぶす実録犯罪チックなコンセプトがガッチリはまってますよね『呪怨:呪いの家』。
聖美は「何か」を見たことで性格が豹変。
自分をレイプしたヤンキーを篭絡してそそのかし、実母(毒親)を殺させます。
このとき凶器に選んだのが黒の置き電話。
昨今ではまず見かけないこの骨とう品を、敢えて登場させることで時代背景が強調されます。
そして「置き電話」は今後の回でも幾度となく登場する攻撃アイテムなので、呪いの共通項を印象付けるというダブルミーニングも兼ねているワケです。
初見時は
「近くに包丁とかあるのに、どうしてソレでわざわざ殺そうと思ったんよ(;^ω^)」
と違和感しきりでしたが、ちゃんと意味があったのさ!
というわけで第2話の感想でした。続いて第3話にいってみたいと思います。
『呪怨:呪いの家』第3話 感想 どん底人生を突っ走る聖美…そして「家」は次の獲物を取り込む
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