Netflix 映画 ミステリー/サスペンス

驚愕!Netflixで観られるおすすめミステリー/サスペンス作品 10選(ネタバレ無し)【2022年2月 最新版】

2018年11月4日

映画ファン必携のサービスであるNetflix。
おうちに居ながら膨大な数の映画やドラマを観ることが出来て超便利ですよね!
一方で作品数が多すぎてどれから見始めたらいいのか分かりにくいのは困りもの。

という訳で当ブログではNetflix配信作品の中で「どれが面白いのか知りたい!」という方のために、ジャンル別に厳選したおすすめ作品を紹介中です。

今回のテーマはミステリー、サスペンス、あるいはどんでん返し映画。
「意外な展開に驚愕したい!」という期待に応えてくれる珠玉の傑作をご紹介します。
なお、もちろんネタバレは無しなのでご安心!

※2022年2月 記事更新しました

 

 

イカ・ゲーム

2021年 韓国
出演:イ・ジョンジェ、パク・ヘス、ウィ・ハジュン

借金や貧困で人生どうにもならなくなった負け犬、その数400人以上。
彼らは謎の覆面集団に誘われ、莫大な賞金をかけた「ゲーム」に参加する。しかしそれは、負ければ即死の危険な死の遊びだった。
全ゲームを生き残り賞金を手にするのは誰だ!?

2021年秋に公開されるや世界的な超絶大ヒットを記録し、あっと言う間にネットフリックスの「顔」になってしまった化け物コンテンツです。

閉鎖空間で参加者同士が生存をかけて競い合うという、いわゆるデスゲームもの。定番ジャンルなのでその点で目新しさはありませんが、本作『イカ・ゲーム』の凄いところはその作り込みの丁寧さです。
それぞれのキャラクターに現代社会の闇を反映させていく社会派的な側面。
核心のゲーム部分は「だるまさんが転んだ」や「つなひき」などの子供の遊びを採用して絵的に分かりやすくするという親切さ。
登場人物が多いのに誰一人として顔立ちが被っていないというキャスティング。
あらゆる面で世界レベルのクオリティです。

毎回バンバン人が死ぬうえ内臓モロ出しグロシーンも出てくるので万人にはおススメしにくいですが、暴力描写が平気な人には是非とも堪能頂きたい逸品です。

 

 

記憶の夜

2017年 韓国
監督:チャン・ハンジュン
出演:キム・ムヨル、カン・ハヌル

誘拐された兄が19日間の記憶を失ったまま帰宅する。
しかし優しかったはずの兄の様子がどこかおかしい…兄の身に何が起こったのか?
真相を探り始める弟は、驚愕の真実と向き合うことになる。

韓国発の誘拐ミステリー。
次の展開を読ませない展開がとにかく秀逸! ホラー気味の雰囲気も合わさり、常にハラハラが途切れません。ラストのドンデン返しも見事にキマります。
あまり話題にならなかった地味な一作ですががこれは隠れた傑作。

 

 

パラサイト 半地下の家族

2019年 韓国
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン

パラサイト 半地下の家族(字幕版)

丘の上に住む大金持ち一家と社会のどん底で暮らす貧乏一家。本来関わるはずのなかった両者が出会うとき、奇妙な運命が幕を開ける。

『殺人の追憶』や『母なる証明』など、映画史上に残る名作を気前よく連発する鬼才ポン・ジュノが手掛けた、衝撃のサスペンス&ブラックコメディ。
アジア映画なのにパルムドールとアカデミー作品賞をダブル受賞という歴史的な快挙を成し遂げた大傑作です。

時代を切り取る視点の鋭さ。
俳優らの鬼気迫る演技。
セットとして町一つ作って実際に水没させる大胆な予算規模。
あらゆる面で韓国映画のレベルの高さを伺わせるスゴみ溢れる一本です。
なお、経済格差を見事に表現した!という社会派的な面ばっかり評価されますが、個人的にはコメディ要素の充実っぷりが大好き。留守中に酒盛りするシーン最高です。

 

 

ナイブズアウト

2019年 アメリカ
監督:ライアン・ジョンソン
出演:ダニエル・クレイグ、アナ・デ・アルマス

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(字幕版)

謎めいた状況で死んだ富豪。
変わり者ぞろいの大家族。
そして現れる名探偵!
古典的な犯人探しミステリーを現代風にアップデートした粋な一品です。

ストーリーだけでも面白いけど、出演しているのが超ドレッドノート級のオールスターなのがもう最高。
ジェームズ・ボンドからキャプテンアメリカまで、ハリウッドを代表するスーパースターが一本の映画の中で共演しているリッチ感がたまりません。個性的あふれるキャラクター達の魅力が大爆発です。特にウソつくとゲロを吐くという謎体質のアナ・デ・アルマスが最高にかわいい。

殺人事件が題材だけど残酷描写は控えめ(コナン君程度)なので、万人におすすめできる一級エンターテイメントです。

 

 

シンプル・フェイバー

2018年 アメリカ
監督:ポール・フェイグ
出演:アナ・ケンドリック、ブレイク・ライブリー

シンプル・フェイバー(字幕版)

田舎のがんばり系ママのステファニーにとって、都会系美人ママのエミリーは憧れの相手だった。
ある日、ステファニーとエミリーはひょんなきっかけで友達同士になる。
何度か会ううちに急速に仲良くなっていく二人だったが、エミリーは家族を残して突如失踪してしまうのだった…。

『ブライズメイズ』などの女性賛歌コメディを得意とするポール・フェイグ監督が手掛けたおしゃれミステリーです。
フェイグ監督らしく、本作でも女性キャラの魅力が大爆発。美しさとしたたかさが最高に冴えわたってます。
男性陣の愛すべき役立たずっぷりも楽しく、ギリギリのところで「女尊男卑」にならないこのバランス感覚こそがフェイグ監督の真骨頂と言えるでしょう。超大好きな映画です。

ムリのあるサスペンス部分には好みが分かれるところですが、主演のアナ・ケンドリックがとことん可愛いのですべてOK。

 

 

9人の翻訳家 囚われたベストセラー

2019年 フランス
監督:レジス・ロワンサル
出演:ランベール・ウィルソン、オルガ・キュリレンコ

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(字幕版)

世界待望のベストセラーの続編がついに発売を迎える。
各国同時発売に向けた翻訳のため、9人の翻訳家が外界と隔絶された地下室で作業を開始。
しかし極秘扱いの原稿がネットに流出し、9人全員が容疑者になってしまう。果たして犯人の目的は!?

限定空間を舞台にした王道の犯人捜しミステリーです。
話の中心となる事件が殺人事件ではなく「文学作品のネット流出」という点がポイント。
比較的早い段階で真相が明らかになってしまいますが…そうと見せかけてからの二転三転が油断できません。ドンデン返しの妙を味わいたい貴方にぜひおすすめ。

 

 

プラットフォーム

2019年 スペイン
監督:ガルデル・ガステル=ウルティア
出演:イバン・マサゲ、アントニア・サン・フアン

プラットフォーム(字幕版)

巨大な台座に乗った食事が、上層階から順に運ばれてくるという縦構造の牢獄。
下層に行くほど飢餓と絶望が待ち受けるこの地獄で目覚めた男は、ある決意を胸に行動を起こす。

『CUBE』に似た不条理な閉鎖空間設定に、経済格差というニュアンスを加えた一作です。

「自分より下の連中がどうなろうが知ったこっちゃない」という身勝手さゆえに、自分がいざ「下」に回った時に地獄を見る…。現実の社会で格差が無くならない理由(というか構図)をシンプルに再現したストーリーが胸に刺さります。

人間が飢えたときに最後に食べることになる「アレ」の話がモロに出てくるので、グロいの苦手な人は要注意。でも観る価値のある秀作です。

 

 

孤狼の血

2018年 日本
監督:白石和彌
出演:役所広司、松坂桃李

孤狼の血

舞台は1960年代の日本、広島の架空の町「呉原」。
二つの暴力団が勢力争いに火花を散らすこの町で、新米刑事の日岡はベテラン暴力刑事の大上とコンビを組み裏社会の闇へと斬り込んでいく。

日本映画界を代表する天才・白石 和彌が、『仁義なき戦い』時代のヤクザ映画を現代に蘇らせた孤高の一作。
役所広司が頭のイっちゃった強烈刑事を、松坂桃李が無垢な新米デカをそれぞれ熱演。絶対に相容れないであろう二人が根本のところで固い絆で結ばれていく、バディものの王道が泣かせます。
タイトルの意味がラストに明らかになる仕掛けも秀逸。

 

 

メメント

2000年 アメリカ
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス

メメント (字幕版)

後に『ダークナイト』や『インセプション』で一世を風靡することになるクリス・ノーランの出世作です。

殺された妻のカタキを取るため犯人捜しに奔走する男。
しかし男は10分間しか記憶が持たない前向性健忘症だった。
果たして彼は真実に辿り着けるのか…!というお話。

結末から話が始まり時間軸を逆にたどっていくという変則的な構造が特徴で、同じ出来事でも後から意味合いがまったく逆に変わる「映像の叙述トリック」がめちゃくちゃ面白い!
約20年前の映画ながらこのオリジナリティは未だに唯一無二。実にクリス・ノーランらしい個性的な逸品です。

ノーランの近作であり超難解映画でもある『TENET/テネット』を考察するうえでも観る価値のある、時間トリックサスペンスの金字塔です。

TENET テネット(字幕版)

 

 

ギルティ

2021年 アメリカ
監督:アントワン・フークア
出演:ジェイク・ギレンホール

緊急通報指令室に勤務する刑事がある晩受けたのは、誘拐された女性からの電話だった。
電話の向こうから必死に助けを求める女性…。音だけを頼りに、刑事は事件をを解決できるのか!?

サンダンス映画祭で絶賛を集めた傑作を、ジェイク・ギレンホール主演でリメイクした一作です。
ほぼ全編、画面にはジェイク氏しか映りません。しかも話が展開するキーアイテムが「音」だけ。
そんな地味そうな映画が面白いのかって?めっちゃ面白いんですよこれが!
緊迫感のあるどんでん返しも最高だし、オチを社会派メッセージに帰着させるフークア監督らしさもステキ。ストーリーに触れると何でもネタバレになってしまうので紹介しにくいですが、とにかく観る価値のある一本です。

なお原作の方がより抑えた雰囲気なので映画のテーマには合ってますが、ジェイク・ギレンホール大好きな私は断然リメイク版推し。

 

 

まだまだあるぞおすすめ作品!

という訳でおすすめのNetflix配信のサスペンス/ミステリー、2022年春版でした。
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