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Netflixで観られるおすすめ!ヒーロー映画10選!

日本ではマーベル映画はHuluが独占配信しているので、Netflixだと近年の快作『シビルウォー』や『ガーディアンズオブギャラクシー』が観られません。悲しみに満ち溢れる。
しかしマーベルだけがアメコミじゃない!
ここではNetflixで観られる見応え抜群のヒーロー映画を紹介します!
2008年 アメリカ
監督:クリス・ノーラン
出演:クリチャン・ベール、ヒース・レジャー

ダークナイト (字幕版)

映画の歴史を塗り替えてしまった傑作オブ傑作。あまりにも強烈なインパクトを持っていたため、向こう数年の映画界に「暗くすればウケる」という悪しき風潮を刻んでしまった罪作りな作品でもあります。

街の守護者であるはずのバットマンの前に立ちふさがる狂気の犯罪者・ジョーカー。物語はバットマンとジョーカーが本質的には同じ存在であることを示唆しつつ、最終的に「正義とは何か」というテーマへ鋭く切り込んでいきます。

ジョーカーを演じたヒース・レジャーは本作完成直後に他界してしまいました。ジョーカー役に入れ込み過ぎたのが死因の一つと噂されますが、その真偽はともかく死後にアカデミー賞を受賞したのは事実。名実ともに伝説と化しました。

当代最強の映画音楽家、ハンス・ジマーによるBGMも素敵。ヒーロー映画らしいキャッチ―なメロディーを敢えて排し、闇の持つ荘厳さを全力で表現に来ています。個人的にはハンス・ジマー史上最高の映画音楽だと思っています。

一応続編なので、1作目にあたる『バットマン・ビギンズ』を先に観るのがおすすめ。こっちもNetfflixで配信中だよ!
そして3作目にして完結編『ダークナイト・ライジング』は本作を上回る超絶大傑作なのですが…こちらはまた別の機会に紹介したいと思います!

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生

2016年
監督:ザック・スナイダー
出演:ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック

上の『ダークナイト』からバットマンの設定をいったん白紙に戻し、再出発=リブートさせた新生DC映画の二作目です。

そう、この映画は2013年『マン・オブ・スティール』の純然たる続編なのです。それなのに…1作目にあたる『マン・オブ・スティール』がまさかのNetflix配信停止
ちょ、どういうことなの(゚Д゚≡゚Д゚) この前まで普通に観れたのに…!

とりあえずこの映画についてはいい点も悪い点も思うところがいっぱいあるので、詳しくは過去記事のこちらをご参照ください。

ひとつだけ確かなのは、今年11月公開予定のDCヒーロー全員集合映画『ジャスティス・リーグ』を楽しむためには本作の鑑賞が必須ということです。観て準備しよう!
と言うか『マン・オブ・スティール』再配信してNetflix!

スーサイド・スクワッド

2016年 アメリカ
監督:デヴィッド・エアー
出演:マーゴット・ロビー、ウィル・スミス、ジョエル・キナマン

スーサイド・スクワッド エクステンデッド・エディション 3D&2Dブルーレイセット(初回仕様/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

悪党だけを集めた世界一物騒な特殊部隊が、世界を破滅から救う危険な任務に挑む!

一応上の『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』と世界観を共有していますが、ストーリー上の繋がりは少ないので本作だけ観てもバッチリ楽しめます!

…と言いたいところですが、肝心の映画自体がすこぶる中途半端。
この映画についても良いところ悪いところ色々申し上げたい気分なので、詳しくは過去記事のこちらをご参照ください。
ひとつだけ確かなのは、たとえ映画自体がウィル・スミスのせいで残念な出来だろうと、最高にエロカッコいいハーレークインは絶対に観ておくべきだと言うことです!

ヘルボーイ

2004年 アメリカ
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン、セルマ・ブレア

ヘルボーイ [Blu-ray]
復活した怪僧ラスプーチンの陰謀を阻止するため、 魔界生まれの正義のヒーロー「ヘルボーイ」が立ち上がる

日本では意外と知名度が低い、知られざるアメコミ映画の傑作です。
原作者マイク・ミニョーラ自身が手掛けたという美術が超絶素晴らしい。ギレルモ・デル・トロ監督のオタク魂と合体して得も言われぬ独特の雰囲気に仕上がっています。特に悪役「クロエネン」はインパクト抜群。あんだけ強いのにゼンマイ仕掛けって(´∀`*)

ヘルボーイ クロエネン 1/1 マスク プロップレプリカ
主人公ヘルボーイを演じるロン・パールマンのハマりっぷりも凄過ぎます。この役やるために生まれてきたとしか思えない厳ついお顔です。

それでいてアクションシーンの迫力も見ごたえ抜群!雰囲気だけにとどまらず、エンターテイメントとして非常に高いレベルでまとまっています。

続編の『ヘルボーイ ゴールデンアーミー』がまた素晴らしく、1作目の雰囲気を損なわずに正当進化させた大傑作になっています。こちらもNetflixで観られるのでぜひおすすめです(サムネイルが変な白塗り兄ちゃんだけど勇気を出してクリック)!

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コンスタンティン

2005年 アメリカ
監督:フランシス・ローレンス
出演:キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ

コンスタンティン (字幕版)
タバコと酒びたりのジョンは実は腕利きのエクソシスト。
悪魔たちを倒して天使様のご機嫌をとるうちに、世界を揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれていく。

もう10年以上前の映画なのですね…若造役でシャイア・ラブーフが出ているところに時代を感じます。遠い目。
本作は何といってもやさぐれたヒーロー像が魅力!なんの正義感も持ち合わせず、自分の地獄行きを回避するという言わば私欲のためだけに行動するという点がアメコミヒーローとして斬新過ぎます。最近ではキャストを変えてドラマ『ARROW』ユニバースにも登場したそうですね(観てないけど)。

十字架型ショットガン聖なるメリケンサックなど厨二魂溢れるおバカな戦闘アイテムも魅力!ティルダ・スウィントンが(また)変な役をやっているのも見逃せません。エンドロール後にも注目!

ジャッジ・ドレッド

2012年 イギリス
監督:ピート・トラヴィス
出演:カール・アーバン、レナ・ヘディ

ジャッジドレッド (字幕版)
警察+裁判官+処刑執行人の三役を併せ持つ役職「ジャッジ」。
ベテランジャッジのドレッドは新米ジャッジのカサンドラとともに悪の巣窟である高層ビルに突入するが、逆に罠に嵌りビルに閉じ込められてしまう。最上階のラスボス目指して反撃開始だ!

残念過ぎる出来だった1995年のスタローン版『ジャッジ・ドレッド』から十数年。B級SF感はそのままにハードな暴力描写を引っ提げて現代に復活した新生『ジャッジ・ドレッド』が登場です。

1階からスタートして最上階を目指すというタワーダンジョン攻略型の構成は『ザ・レイド』で先にやられてしまった感がありますが、こっちは近未来設定を利かしたド派手な火力&破壊が楽しめます!
流血描写が結構ドギツイのでその点はご注意。でも面白いよ!

ウォッチメン

2009年 アメリカ
監督:ザック・スナイダー
出演:パトリック・ウィルソン、ジャッキー・アール・ヘイリー

ウォッチメン (字幕版)
「この世界に本当にスーパーヒーローがいたら?」という疑問への回答と言える、不朽の名作アメコミ『ウォッチメン』。
ヒーローの存在によって治安がどう変わるかのみならず、文化や政治に対する影響まで狂気じみた綿密さでシミュレーションされた同作は、その構成要素の複雑さから長らく映像化不可能とされていました。

しかしそこへ挑戦したのがDC映画の仕掛け人、ザック・スナイダー
そして結果は大成功。特に「ロールシャッハ」のニヒルな存在感はインパクト抜群です。

短文では魅力を伝えがたい一作です。いつか別記事で紹介したいですが…とにかくおすすめです。個人的には「アベンジャーズの末路」の物語だと思っています。

デアデビル

2003年 アメリカ
監督:マーク・スティーヴ・ジョンソン
出演:ベン・アフレック、ジェニファー・ガーナー

デアデビル/ディレクターズ・カット [Blu-ray]
昼は盲目の弁護士。夜は赤い悪魔「デアデビル」。ニューヨークの平和は彼に託された。

Netflixの看板作品である『デアデビル』の前身とも言える作品です。
ただしその完成度はお世辞にも高いとは言えず…同年のラズベリー賞最低男優賞を獲ってしましました。ベンアフが。

しかし本作の最大の魅力は映画自体の出来ではなく、悪役のブルズアイにあります。
コリン・ファレルが熱演したこのキャラは
・おでこに射的の的が描いてあり、決め台詞が「ブルズアイ(大当たり)
・ぼくもデアデビルみたいなコスチュームが欲しい!と上司に真顔でねだる
・凄腕ヒットマンの設定なのに実際に殺すのはそこらへんのお爺ちゃんお婆ちゃんばっかり
といった謎行動を連発する意味不明のキャラ。アメコミ映画史上類を見ない珍ヴィランです。
彼を見るためだけに本作を観る価値があると断言できます!

噂ではNetflix版『デアデビル』のシーズン3にはこのブルズアイが登場するそうですが…是非コリン・ファレルにお願いしたい

ゴーストライダー2

2012年 アメリカ
監督:マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー
出演:ニコラス・ケイジ、キーラン・ハイズ

ゴーストライダー2 Blu-ray
瀕死の父の命を救うために悪魔と取引し、地獄の処刑人ゴーストライダーとなったジョニー・ブレイズ。
悪魔の現世への復活を止めるためヤツが再び駆ける!

『2』と銘打っておきながら前作とは設定からして全く違う話。それでいて主演はニコラス・ケイジが続投しており、続編なのかリブートなのか訳が分からなくなっています
「こんな映画の細かい設定なんて誰も気にしていないよね」という製作サイドの開き直りが感じられます。

とは言えなんだかモッサリ感が強かった『1』から一転、スピード感あふれるアクションシーンが楽しめます!
ニコラス・ケイジの演技も悪ノリ感が増し、ゴーストライダーに変身すると自分自身でも手が付けられなくなるという暴走ヒーローぶりに拍車がかかっています。「ゴーストライダーが操縦すると何でも地獄の乗り物と化す」という設定を活かし、超巨大建設機械が怪獣化するシーンは痛快!
メイン武器のチェーンを使った終盤の無双ぶりも見応えがあります。

グリーン・ランタン

2011年 アメリカ
監督:マーティン・キャンベル
出演:ライアン・レイノルズ、マーク・ストロング

グリーン・ランタン (字幕版)
最後はコレ!
全然面白くないけど愛さずにはいられない緑色のアイツです!新米銀河警備隊員のハル・ジョーダンが地球を守るよ!

『ジャスティスリーグ』を中核とするDCユニバースは当初本作が起点となるはずだったのですが、本作が大コケにコケたせいで企画が白紙に戻ってしまいました。その間ライバル社のマーベルはヒット作を次々と生み出し、大きく差をつけられてしまいましたとさ。
言わば昨今の「マーベル≫DC」という流れを決定づけてしまった伝説の失敗作です。そして当然のように『ジャスティスリーグ』からはハブられている。

が、それでいて憎み切れない魅力のオーナーでもあります。詳しくは過去記事のこちらをご参照頂きたいですが、とにかく作風が無邪気過ぎて「泥だらけになって遊ぶ我が子を困りながらも優しい目で見守る母親」のような生温かい気持ちになります。
洗濯物たたみながら観るのがちょうどいいくらいの鑑賞スタイルだと思います!



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