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『ルーム』感想 ブリー・ラーソンの熱演輝く力作!ただし真に迫り過ぎて見ていて辛いよ!

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■■■■■■□□□□ 6点

【あらすじ】

ジャックは今日で5歳になる少年。母親と一緒に「部屋」で幸せに暮らしていた。
しかしある事件を機に母親はジャックに真実を告げる。実は母親は何年も前に強姦魔に誘拐され、以来ずっと今の「部屋」に監禁されていること。その監禁生活の間にジャックが産まれたこと。そして本当の世界は「部屋」の外にあることを…。

2015年のアカデミー賞主演女優賞を受賞し、作品賞にもノミネートされた話題作『ルーム』がNetflixで配信されています。
「可哀そうな目に遭った人の実話を基にした感動作」という普段なら進んでは観ないジャンルの映画だけど、どうせタダだしという貧乏根性で観てみました( ̄▽ ̄;)
噂にたがわぬ素晴らしい完成度の映画でした。
ただ、分かっていたことですが私の趣味ではありませんでした…。同じルームなら『パニックルーム』の方が好きです。あと『グリーンルーム』とか。

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上手すぎて見ていて辛い

少年役のジェイコブ・トレンブレイと母親役のブリー・ラーソン。
本作を唯一無二の傑作たらしめているのはこの二人のキャストの力演であることは間違いありません。超上手いです。
特にブリー・ラーソンの鬼気迫る演技は凄過ぎてアカデミー賞受賞も納得しきり。「部屋」を脱出するも外の世界に上手くアジャストできず、逆に自分を見失っていってしまう様子が迫真に綴られます。
ルーム(字幕版)
ただ…逆に凄すぎて見ていて辛い( ;∀;)
特に、ジャックに対し「スマホなんか弄ってんじゃないわよお――ッ!レゴで遊びなさいよほらレゴでえええーーーッ!!」とキーキーになってしまうシーンはレゴランド大好き名古屋人として悲しい限り。レゴは大事に遊ぼうよ…。
母親の実父(ジャックの祖父)を演じたウィリアム・H・メイシーも出番は少ないながら印象強かったです。
「初孫」であるけど同時に「娘をさらって何年も監禁し犯し続けた凶悪犯の息子」でもあるジャックを、大切には思うけれど家族としては認めがたい…。そんな微妙過ぎる立場を見事に表現していました。

ただ、このおじいちゃんを空気の読めないザコ扱いしたまま映画が終わってしまうというのはどうか。もちろんこの尻切れトンボ感はわざとで、ジャックをめぐる周囲の環境に問題は尽きることはないという現実の表現の一要素です。分かってはいます。分かってはいますが、このお涙頂戴美談には絶対しないぞ!という気概が逆に鼻につくというか、とにかく好きじゃないです(´・ω・`)

モデルになった事件は最凶の胸糞案件

しかも本作のモデルになったという「フリッツル事件」のことを調べてみたら、女性が24年間に渡って実父に監禁・強姦され7人の子供を出産したという胸糞悪いにもほどがある事件でした。
『オーストリアの鬼畜』という胸糞ドキュメンタリー映画にもなっています。

本作のジョイも大概気の毒ですが、実際の事件の被害者はそれに輪をかけて悲惨だった訳です…。作品を面白くするために多少描写を「盛る」ならまだ分かりますが、実際の事件は凄惨過ぎるのでむしろマイルドにして別のテーマに挑んでみましたってどうなの。『ルーム』自体は救いがある美しいラストシーンで終わるものの、実際の事件を知るほどその美しさに絵空事感がつのって感動にブレーキをかけてしまいます…。

パニック・ルーム (字幕版)
という訳で非常に優れた映画であることは間違いありませんが個人的に乗り切れませんでしたというお話でした。
やっぱ『パニックルーム』の方が面白いと思います。

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