『ジャスティスリーグ』がアメリカ本国で公開されるも不評のあまり絶賛炎上中の今日この頃いかがお過ごしでしょうか(´;ω;`)
超楽しみにしてたのに…
超楽しみにしてたのに…
それはそうとNetflixで『Marvel/パニッシャー』が配信開始されています。
アメコミ映画ファンとしては押さえておきたい作品ですが、こちらもNetflixマーベルの最近の凋落ぶりを見ると手放しでは期待しがたい…(-_-;)
アメコミ映画ファンとしては押さえておきたい作品ですが、こちらもNetflixマーベルの最近の凋落ぶりを見ると手放しでは期待しがたい…(-_-;)
哀しみのNetflixマーベルユニバース
Netflixマーベルユニバースの第一作としてリリースされた『デアデビル シーズン1』はまごうことなき大傑作でした。
一作目からこの傑作ぶりだなんて…全部揃ったらどうなっちうんだ!?と期待に胸膨らませて続編を待ったものです。待ったものですが…。
『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』と続編が出るたびに面白さは順調に右肩下がり。最後の『アイアン・フィスト』に至ってはラジオ体操めいた奇怪な踊りをクンフーだと言い張る始末で、はっきり言って超バカバカしい話でした。
それでもNetflixマーベルユニバースの集大成『ディフェンダーズ』はきっと大丈夫だ面白いに違いない!と期待を込めて見守りましたが、結局これも微妙。
見応えあるシーンもあり駄作では決してありませんでしたが、全体としては「う、う~ん?」と言いたくなるようなグダグダの有様でした。
もう…敢えて言わせて貰うなら私の中でNetflixマーベルの信用は地に堕ちました(´;ω;`)ウゥゥ
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『デアデビル』はなぜ最高だったのか
主人公のマットは「レーダーセンス」という超能力の持ち主ですが、それとて「感覚が常人よりも鋭敏」というだけで別段超自然的と呼べるほどのシロモノではありません。それどころかマット自身はちょっと鍛えた普通の人間であることが強調されており、戦闘後のボロボロ描写が実に入念でした。
ヒーローものでありながら非科学的な要素がほとんどなく、マットと悪役フィスクの信念vs信念というシンプルな構図にきっちり落とし込まれていた訳です。
この収まりの良さが『デアデビル』を唯一無二の傑作に押し上げたのだと思います。
だから『デアデビル シーズン2』もパニッシャー編と呼ぶべき前半はめちゃくちゃ面白かったです。
同じ「悪への対立者」でありながら決定的に信念を異にするデアデビルとパニッシャーが、第一話から早速本気で激突する展開にはもう胸熱としか言いようのない高揚を覚えました!
ところが…闇の手編と呼ぶべき後半は一気にグダグダに。
それまで信念を問うハードボイルドな世界観が続いていたのに、突然謎の忍者軍団が登場。自在に生き返ったりする謎の秘術が登場。ブラックスカイと呼ばれる謎の存在が登場。
謎、謎、謎でいきなり訳が分からなくなります。せっかく凄い存在感だったパニッシャーも隅に追いやられてしまいました。
謎、謎、謎でいきなり訳が分からなくなります。せっかく凄い存在感だったパニッシャーも隅に追いやられてしまいました。
この謎がいっぱいグダグダモードは『ディフェンダーズ』まで続き、Netflixマーベル全体に暗い影を落としてしまったのでした。
ファンタジー要素自体が悪い訳では決してありませんが、それが作品の良さを損なってしまっては元も子もない…。ヒーローモノのリアリティラインの設定は難しいと思いました(小並感)。
今さらながらマーベルシネマティックユニバースがいかに偉大か分かります。
それでも期待の『パニッシャー』
で今作『パニッシャー』ですが。
ミソつきまくったNetflixマーベルシリーズゆえに当然期待値は下がると思いきや、なんかめっちゃワクワクしてしまっている自分がいます。
なぜならパニッシャーは非科学的な要素が介在しない純然たるただの人間ヒーロー(もしくはアンチヒーロー)。これまでNetflixマーベルの面白さを損なってきた荒唐無稽さが差し挟まれる余地が少ないのです。
これは…もしかしたら『デアデビル シーズン1』の頃の雰囲気が戻ってくるんじゃねーの!?
まずオープニングが凄い。
『デアデビル シーズン2』の続きならフランクが家族の仇を追い詰めるのがメインストーリーと誰もが予想するところですがなんと彼、開始5分で早々に復讐を成し遂げてしまいます。しかもダイジェスト版でお送りする復讐譚にも国境越え超長距離狙撃というケレンの効いたおもてなしを配して隙が無い。
そしてお馴染みのダサいドクロマークジャケットを燃やして捨てるフランク。
これは復讐だけがアイデンティティーだった男が復讐を終えてしまったところから始まる物語なのでした。アメコミものとして新機軸過ぎます。超シブい。
そうかと思えばパニッシャーの代名詞である暴力描写のアピールも余念がない。
「スレッジハンマー全力フルスイングで顔面を粉砕」
「撃たれた悪党の血しぶきがカメラ(画面の手前)に飛び散る」
「顔を撃ったら眼球が潰れて後ろの壁に脳漿がぶちまけられる」
などなど地上波でやったらクレーム必至の流血描写つるべ撃ちです。Netflix配信作品ならではの強気な姿勢が伺えます。
一飯の恩義を返すためだけにとりあえず目についた奴全員片付けるいうフランクの行動理念も相変わらず過ぎて安心感抜群。
倫理的にアリかナシかで言えば確実にナシなのに、まあパニッシャーだから仕方無いと思えてくるのが本作品の魅力かも知れませんね(適当)。
あとジョン・バーンサルが上手い!!
今までパニッシャー以外ではチンピラの役しか見たこと無かったからピンと来なかったけど、この人スゴい実力だよ!今更ながら!
今までパニッシャー以外ではチンピラの役しか見たこと無かったからピンと来なかったけど、この人スゴい実力だよ!今更ながら!
と言う訳でNetflixマーベル久々に当たりの予感。ひとまず次の回観てきます!
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