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滅入る… Netflixで観られる後味の悪い映画7選!【2021年最新版】

2018年5月19日

「映画をおうちでいっぱい観たい!」という層にとって神サービス以外の何物でもないNetflix。
新旧の映画にとどまらずアニメや海外ドラマ、オリジナル作品をも豊富に揃っており飽きさせません。

と言う訳で当ブログでは、「Netflix配信作品の中で、結局どれが面白いのか知りたい!」という方のために、ジャンル別に厳選したおすすめ作品を紹介しています。

 

今回のテーマは後味の悪い映画
何が悲しくて趣味の時間に暗い気分にならなきゃいけないんだよ!…と思うのが合理的なハズなのに、なぜか抗えない魅力がありますよね厭な映画。

ここではそんな、観ただけで滅入ってくるようなドンヨリ作品を紹介します!

 

※2021年1月 記事更新しました

 

葛城事件

2016年 日本
監督:赤堀雅秋
出演:三浦友和、南果歩、新井浩文

葛城事件

通行人を無差別に8人殺傷し死刑判決を受けた凶悪犯・葛城ミノル。
その父親のもとに若い女性ジュンコが現れ、ミノルの人間性を取り戻すため彼と獄中結婚する旨を告げる。
葛城一家の過去が紐解かれていく…。

「定職につき」「家族を養い」「庭付き一戸建てのマイホームを所有している」という、世間一般から見れば至極まっとうな父親。
そして、その父親をとりまく妻と息子たち。

一見なんの変哲もない彼らですが、一皮めくればそこには全員の見下げ果てたクソ人間っぷりがうごめいています。特に三浦友和演じる、救いようのないクズ親父は最高に不快。

お互いの尊厳を踏みにじり問題を先送りにし続けたその先に辿り着くのは、悲惨という言葉ですら生ぬるい地獄…。
人間関係における善性を相対化し、家族の絆を「どん底まで一蓮托生の呪縛」と描く。赤堀監督の底意地の悪さが冴え渡ります。

なにより、そんな地獄一家を『パラサイト』みたいな貧困家庭ではなくごく普通の中流家庭として描くところがエクセレント。これはどんな家族も葛城一家になり得るという警鐘、もとい観客に向けて放たれる呪いの暗示です。
後味悪い映画としてパーフェクトな仕上がり。

 

 

ミスト

2007年 アメリカ
監督:フランク・ダラボン
出演:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン

ミスト (字幕版)

町は突然霧に覆われた。そして霧の中から現れた異形の怪物が次々に人間を殺し始める。
スーパーマーケットにたまたま来ていた買い物客達は帰るに帰れなくなり、やむを得ず店内に立て籠もり生活する。
しかし待てども事態は改善せず、絶望が広がる生存者達の間で次第に異様なカルト集団が台頭してくる…。

後味悪い映画部門の神様的存在。

何らかの善悪を判断するとき、人は無意識のうちに自分は正しいという前提に立っています。
しかしその認識は、実は傲慢そのもの。いわば"罪"です。
本作は「自分は何が正しいか分かっている側の人間だ」と無意識に信じ込んでいる観客にその罪をつきつけ、衝撃のラストシーンでもって容赦なく断罪します。
圧倒的トラウマ体験。

人間という存在にこれほど深く絶望する瞬間を、私は『ミスト』以外で味わったことがありません。
二度と見たくないよ…。
もういいよ、お前ナンバーワンだ…。

 

 

最悪の選択

2018年 イギリス
監督:マット・パーマー
出演:ジャック・ロウデン、マーティン・マッキャン

男同士で狩猟を楽しもうと田舎に出かける幼馴染の二人。
しかし予想外の悲劇が起き、二人は悪夢のような状況を突き進む羽目に…!

"隠し事がバレそうになるシーン"のスリルが好きな人にはご褒美みたいな映画です。全編、居心地ちょー悪い。
登場人物全員が不幸のどん底に向かって爆走するシナリオにもゲンナリすること請け合い。
犠牲者がまったく浮かばれないラストが陰鬱です。

 

 

子宮に沈める

2013年 日本
監督:緒方貴臣

子宮に沈める [DVD]

実在の虐待死事件「大阪二児餓死事件」をもとにした一作。
つまり最初から子供が虐待されて死ぬことが決定しているという、ゲンナリ以外の何物でもないお話です。

撮影は全編定点カメラで行われ、BGMもエンドロールに至るまで一切使わないという特徴的な作風。
このスタイルはドキュメンタリータッチを通り越し、観客へ「これは実際あったことなんですよ」と意識させる強力な効果を生んでいます。

実際の事件はもっと酷かった(餓死した3歳女児の死体は悲惨としか言いようがない状態だった)もよう…。
そのことを鑑みればぬるい一作だと言えなくもないですが、虐待死事件に関する啓蒙ムービーとしては観るべき価値があるでしょう。

と言いつつ、先日(2020年7月)に大阪二児餓死事件とうり二つの事件が東京・品川で発生。
本作の啓蒙性なんて無意味でしたという最悪のオチがつく、映画の中でも外でも後味の悪い作品です。

 

 

ビーストオブノーネーション

2015年 アメリカ
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
出演:イドリス・エルバ、エイブラハム・アタ

アフリカの某国で平和に暮らしていた少年は、ある日突然戦闘に巻き込まれて家族を失う。
生きるためにゲリラに入隊した少年は、やがて冷酷な殺人マシーンに変貌していく…。

映画前半で少年が過ごす愉快で平和な日々と、戦争に巻き込まれてからの血と硝煙の地獄の落差が凄まじい戦争映画。
牛刀で無抵抗の男の頭を叩き割ったり、犯されている少女を射殺したりと描写がとことん過激です。激鬱。

ラストシーンではちょっとだけ希望がほのめかされますが、子供が人を殺すシーンが延々続くだけで最悪の気分になれます。

 

 

ダンサー・イン・ザ・ダーク

2000年 デンマーク
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ビョーク、カトリーヌ・ドヌーヴ

ダンサー・イン・ザ・ダーク(字幕版)

病により失明しかかっている母親セルマは、同じ病を抱える息子の治療費を貯めるため身を粉にして働いていた。
しかし貯めていた金が何者かに盗まれ、犯人を捜す母親は更に悲劇的な顛末をたどっていく…。

鬱映画の代名詞的な有名作です。
悲惨な話なのに陽気なミュージカルとして描く不気味さが凄い。セルマが死を目前にして身も世も無くパニックに陥るシーンは究極に悪夢的。
ホンモノの精神疾患を患うトリアー監督ならではの、冗談が一切通じない真の闇です。

芸術性が評価され同年のパルムドールを受賞した一作ですが、個人的には本当に悪趣味としか捉えようが無い映画です。誉め言葉でない方の悪趣味。

ラス・フォーン・トリアー監督作品は一切の例外なく観た後気分が滅入るので、本作が好きなら『ドッグヴィル』や『メランコリア』も是非。

 

 

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