映画

『ワンダーウーマン』がNetflixで配信開始! 不遇のDC映画に降り立った最強の女神

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■■■■■■■■■□ 9点

【あらすじ】
アマゾン族の女王として閉鎖的な島で育てられたダイアナは、運命的に出会ったアメリカ人のトレバーから外の世界は第一次世界大戦の真っ最中であることを知らされる。
戦争の終結こそが自らの使命と確信したダイアナはトレバーと共に島を脱出。戦争の最前線を目指し冒険の旅に出る。


2017年にアメコミ映画界を席巻した『ワンダーウーマン』がおもむろにNetflixで配信開始されています。やったぜ。
本作は単純に一本の映画として高い娯楽性を持っているだけでなく、ヒーロー映画における「女性」のポジションを確立したという点で記念碑的な作品でもあります。

なにしろ本作は

監督が女性!
主演も女性!
主人公もアメコミ史上最も有名な女性キャラ!
というザ・女性映画
それでいて「未熟な主人公の成長」や「超人ならではのド派手なアクションシーン」などヒーロー映画としての魅力がふんだんに盛り込まれており、「女性が主人公の映画にしては面白い」的なナメた態度をブッ飛ばす文句のつけようのない面白さなのです。


女性でもヒーロー映画の主役を張れるんだ!という力強い前例を作った本作は、アメコミ映画界に対して絶大な影響力を発揮しました。
現に本作の続編である『ワンダーウーマン2』をはじめ、ハーレイ・クイン主役のスピンオフ『ゴッサムシティ・サイレンズ』やマーベルシネマティックユニバースの次作『キャプテンマーベル』など、女性ヒーローを主人公に据えた映画が続々企画・製作中です。アベンジャーズのブラック・ウィドウ単独出演映画の噂も絶えないし、今後ますます女性ヒーローは増えてくると予想されます。
この流れを決定付けた『ワンダーウーマン』は、だからこそ一本の映画である意味を越えて重要な一作なのです。

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なおジェームズ・キャメロン翁は「ワンダーウーマンはエッチな格好だからダメ!古い!『タミネタ2』のサラ・コナーの方が先進的!」と自画自賛してましたが、アンタの方が古いよ!と言わざるを得ない。
セクシーさがワンダーウーマンの魅力の一つなのは事実ですが、王女で女神のダイアナにとって美しさは強さの一側面でしかありません。『マッドマックス 怒りのデスロード』のフュリオサのように従来の女性的美しさから逸脱したキャラも魅力的ですが、逆に言えば引かず媚びず女性らしさを堂々誇示するヒロイン像もまたカッコいい訳です。要は男に媚びてるように見えるからダメという観点がもう男目線なのです。
まあ確かにサラ・コナーも『エイリアン2』のヴァスケスも素晴らしい女性キャラでしたが、とにかくキャメロンがいかに偉大でもワンダーウーマンの魅力は否定し切らないぜと申し上げたい。



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DCエクステンデッドユニバースに勝利の女神降臨

という訳で、女性ヒーロー映画である『ワンダーウーマン』は女性監督映画として歴代1位の興行成績を収め大成功しましたが、女性というテーマから離れてもう一点本作が達成した偉大な実績があります。
それは凡作・不評続きのDCエクステンデッドユニバースに一縷の希望をつないだという点です。

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ライバルであるマーベルに対抗するため構想されたDC版連作ヒーロー映画=DCエクステンデッドユニバースですが、そのシリーズ構成作はいずれも不評。このままではマーベルシネマティックユニバースに大きく水をあけられるどころか、DC映画というコンテンツ自体が死にかねないという大ピンチに陥ります。


DCエクステンデッドユニバースが何故面白くないのかという疑問には複数の回答が浮かびますが、やはり何と言っても「暗い」のが大きいと思われます。
マーベルがディズニーをバックに付けて万人向け路線で大成功したのに対抗し、DCが「ウチは暗くて暴力的路線で行こう!」という発想に至ったのは否めません。
しかし「暗い作風路線」を支持した最大の要素はDCエクステンデッドユニバースの前身ことクリス・ノーラン監督の『ダークナイト』三部作の存在でしょう。バットマンという誰でも知っているヒーローを主役に据えながら、現実の社会問題と巧みにリンクさせつつ「正義不在」を謳った同作は空前の大ヒットを記録し、そして同時に暗くすればウケるという悪しき「1匹目のドジョウ」をDC映画の歴史に放ってしまったのでした。

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ノーランだから出来た偉業だったのに、短絡的に2匹目のドジョウを拾いに行ったDCは『マン・オブ・スティール』で大敗。
次こそは!と同じ手を使った『バットマンvsスーパーマン』でまたも大敗。
これはヤバイ!とちょっと反省した『スーサイド・スクワッド』は予告編だけやたら陽気で本編はめちゃ暗いという詐欺みたいな有様に。もうグダグダです。
そんなこんなでもう後が無かったDCエクステンデッドユニバースですが、そこで反撃の狼煙を上げたのが本作『ワンダーウーマン』なのでした。
本作はそれまでのDC映画と一線を画し非常に明るい作劇。突き抜けるような青空と透き通るような海に囲まれた絶景で話が始まるので、もうこの時点で『バットマンvsスーパーマン』的な世界観とは全く異質です。
主人公ダイアナも「落ち込むこともあるけれど私は元気です」を地で行く明快なキャラクター。前作のスーパーマンやバットマンのように妙に後ろ向きだったり屈折したりといった要素は微塵もありません。
ユーモアの要素も映画に華を添えます。私のお気に入りはダイアナがロンドンでアイスクリームを食べるシーン。「何これめっちゃ(゚д゚)ウマー」と感動したダイアナは「誇っていいわ!」と店員を心から賞賛するのでした。異文化ギャップネタはコメディ映画の鉄板ですが、そこに「誇り」というキーワードを持ってくるのがいかにも王女+戦士として育てられたダイアナらしくて微笑ましいです。

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と言う訳で『ワンダーウーマン』は「暗くすればウケる」というノーランの呪縛から遂に解放されたDC映画なのでした。
この作風は次作『ジャスティス・リーグ』でも受け継がれており、DC映画に良い潮流を呼び込むことにも成功しています。
せっかく見放題なのだし、Netflixが見られるなら是非ともおススメです『ワンダーウーマン』!
最高画質を求めるなら4K ULTRA HD ブルーレイ一択。
この美しさは感動に値します。



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