今回は『劇場版マジンガーZ/インフィニティ』の感想です。
観よう観ようと思ってなんとなくスルーしていたけど、このたびNetflixで配信開始ってなわけでようやく観れたよ。サンキューネットフリックス。
水木一郎オープニングやお約束キーワード「神にも悪魔にもなれる力」などなど、マジンガーZを形作っているあらゆる要素を再構成!
続編でありリブートでもある…最高のマジンガー最新作でした。
『鋼鉄神ジーグ』あたりの雰囲気で豪勢にマジンガーやってくれたイメージ。
劇場版マジンガーZ/インフィニティ
2018年 日本
監督:志水淳児
出演:森久保祥太郎、上坂すみれ
-あらすじ-
Drヘルがいつも通り復活!マジンガーで退治!
評価 B
いやもう超カッコイイですよコレ。シンプルに映像的に満足度が高い!
ひさしぶりにスーパーロボット魂がみなぎった!!
パーツの継ぎ目が細やかに描き込まれた新生マジンガーZが、フルCGアニメでなめらかに動く動く。森久保祥太郎氏が技名をしっかり叫びつついろんな武器をぶっ放すさまは、まさしくスーパーロボットの面目躍如です。
止め絵のメカメカしさと動的な楽しさが合体!
ロボットアニメのワビとサビ!
そうだよ、これを待っていたんだよ!
本作を楽しく観るであろうファンの年齢層に合わせて、30歳台(多分)になった兜甲児や弓さやかを主人公に配したのもグッド。
さやかとの恋人未満の関係を10年以上も続け、特に理由なく決断を先延ばしにし続けとうとう捨てられそうになる甲児。
あまりに典型的なダメンズぶりに涙が出た( ;∀;)
あしゅら男爵がちょっと強いザコ程度の扱いだったのも良かったです。衝撃Z編の過剰なスポットの浴び方には正直ヘキエキしてましたからね…。
あとブロッケン伯爵が藤原啓治の声で、
「生きていたのかだと!?ワッハッハとっくに死んでおるわい!!」
とのたまうシーンには目頭にグッと来るものがありました。死んでなおイキイキ。R.I.P.藤原啓治。
装甲の継ぎ目が細やかに描き込まれた新生マジンガー。
立ち絵ヨシ!
動いてヨシ!
そんな訳でスパロボファンにとって熱血+必中モノの秀作だった『インフィニティ』ですが…。
欲を言えばですね…。
クライマックスで突如パワーアップしたマジンガーがDrヘルに逆転勝利を収めるじゃないですか。
あのシーンでですね…言いにくいんですがその…マジンカイザーをですね、出してほしかったな~なんて思ったり思わなかったり。
だってあれほどのベタな逆転超絶パワーアップを経て、ビジュアル的にはもとのマジンガーZのままだなんて地味すぎません!?
主人公のピンチに際して搭乗ロボットが変形強化するなんてお約束中のお約束じゃん!ここまで折り目正しくスパロボアニメやっといて、最後だけ外すなんてあんまりじゃん!
マジンカイザーとは言わずとも、もう一段階なんらかの強化機体が出るべきだったんじゃないんですか!?
ZEROとかさ!
ゴッドスクランダーとかさ!
まだ見ぬ新たなマジンガーとかさ!
とまあ、ラストが拍子抜けだった部分は否めませんが、ひっさびさにガチで大暴れするマジンガーが見られたので言うことナシです。
扱いがぞんざい過ぎるうえ甲児に呼び捨てにされ、しかもグレートブースターは結局承認されなかった戦プロこと鉄也がいくら何でも可哀想すぎるので、続編がもしあるなら彼にも見せ場をぜひ!
今回の感想は以上です!
当ブログでは他にもNetflixで観られる劇場版アニメを紹介中。
良かったらこちらの記事もどうぞ⇩
充実!Netflixで観られるおすすめ劇場版アニメ10選【2020年4月版】
続きを見る