映画

『ワイルドスピード SKY MISSION』感想 さよならポール・ウォーカー しかしなぜ7作目だけ配信したNetflix

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■■■■■■■■□□ 8点
2015年 アメリカ
監督:ジェームズ・ワン
出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジェイソン・ステイサム
【あらすじ】
マッチョなドミニクとイケメン白人ブライアンの活躍を描く、毎回車がいっぱい壊れる映画7作目。
ドミニクはやっとのことで取り戻した恋人が記憶喪失のままでしょんぼり。
一方ブライアンはアウトロー生活から足を洗い一児のパパとしてイクメン活動に精を出すも、かつての刺激を恋しく思う日々。
そこへ前作ラスボスの兄、デッカード・ショウが登場。奴を倒すために二人のエンジンは再び全開に!

『ワイルドスピード SKY MISSION』がNetflixで配信開始されました。だがとりあえず映画の内容云々の前に、なんで7作目だけポツネンと配信したのかNetflixに問いたい。
シリーズ最新作(『ICE BREAK』)の公開はとっくに過ぎてるし、関連作が劇場でやっている訳でもない…。一体どんな意図があって本作「だけ」おもむろに配信した(;・∀・)?
まあそれはさて置き。
本作『ワイルドスピード SKY MISSION』はすっかり長寿になった同シリーズの集大成的な作品です。主人公の一人をずっと演じてきたポール・ウォーカーの追悼ムービーとしても非常に印象深いですね。

続編を重ねるごとにハチャメチャぶりがインフレを起こしている本シリーズ。当然今回も物理法則をぶっちぎったド派手なアクションシーンの連発です。ニュートン先生が見たら泡吹いて倒れること必至。
ワイルド・スピード MEGA MAX (字幕版)
↑5作目ではダッジチャージャーで超重量の金庫をワイヤーで引きずりながら爆走し街を半壊させていました。
↓6作目では戦車が高速道路で他の車を踏みつぶしながら暴走していました。

ワイルド・スピード EURO MISSION (字幕版)

7作目の本作では車が高層ビルの壁を突き破って空中へ飛び出し隣の高層ビルに突っ込み、それでも止まらず反対側の壁を突き破ってまた空中へ飛び出しさらに隣の高層ビルに突っ込んでいました

もう完全にギャグです。
ドウェイン・ジョンソンなんか映画前半で骨折して腕にギプス巻いてたのに、数日後には「街がピンチだ!こうしちゃいられない、フンッ!」と力を籠めてギプス割ってました。コントかよ。
でもその「思いついても普通やらない」というラインをやすやすと越えていくのがワイルドスピードの魅力です。
本作最大の見せ所である「スポーツカー軍団の落下傘シーン」では、本当に車にパラシュートつけて落下させて撮ったというからもうこの破天荒さは留まるところを知りません。頭ワイルドスピードです。もっとやれ!

最大HPが高すぎるドミニク

ただ、劇中の物理法則があまりにユルユルなので観客としてはどこにハラハラドキドキしていいのか分かりづらくなっているのは難です。
たとえば「このままだと車同士が正面衝突してドミニクが死んじゃうよ!どっどうなるんだ!?」というドキドキのシーンでは、そのまま普通に車同士が正面衝突して中から無傷のドミニクが出てきます。
( ゚д゚)ポカーン です。
他にも「このままだと追い詰められて車ごと崖から落ちて死んじゃうよ!どっどうなるんだ!?」というドキドキのシーンでは、そのまま普通に車ごと崖下に落下して中から無傷のドミニクが出てきます。
( ゚д゚)ポカーン です。
破天荒なのはいいけど、やり過ぎてちょっと食傷気味なのは否めません。

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号泣 さよならポール・ウォーカー

本作撮影中に40歳の若さで他界してしまったポール・ウォーカー。死因が交通事故ってんだから出来過ぎた話ですよね…事実は小説より奇なり(-ω-;)
本作のラスト5分は、映画の本筋とはまったく関係ない彼への追悼シーンになっています。
このシーンはもう正直言って号泣でした。長らく映画観てきてこんなに泣いたことはないってくらい涙出ました。

See You Again (feat. Charlie Puth)
ウィズ・カリファの『See You Again』をBGMに今までのシリーズの名シーンが走馬灯のように駆け巡ります。もう、切ねえ!懐かしい!って言うかポール若え

ラストのみならず本編中でも過去作の引用が多かったです。
たとえばポール(ブライアン)が運転中、空からの攻撃をかわすために「古い手を使う!」と言って並走するトレーラーの下に潜り込むというワザを披露していました。シリーズ1作目、まだケチな泥棒だった頃のドミニクが使っていたワザです。長寿シリーズならではのさり気ない小ネタですね。
シリーズ中では外伝的な位置づけになっている『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』の主人公が登場するというのも憎い演出です。カットが変わるだけで10歳くらい老けてたけど。

本作はまさしく自らの過去作へオマージュを捧げた集大成的作品なのでした。ポール・ウォーカーの熱烈なファンだった訳ではないけど、もう彼に会えないんだーと思うと無性に悲しくなります。

彼の死をもってワイルドスピードシリーズは完結したのでした。

と思ったら普通に続いている

これほど素晴らしいシリーズの締め括りは無いぜ。ありがとうワイルドスピード。そしてさようなら。
と思ったら当たり前のように続編が作られてしまいました。当然ポール抜きで。
しかも邦題が『ワイルドスピード アイスブレイク』。
アイスブレイクって。それ「打ち解ける」って意味だぞディベートでも始める気なのか。あらゆる意味でどういうことなの

ワイルド・スピード ICE BREAK (字幕版)

さらにヴィン・ディーゼルと製作サイドの不仲が原因(と言う噂)で次回作はドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムのふたりで作ることになったようです。3ハゲから2ハゲに降格です。
なんだかシリーズ自体が迷走している感じ。さよならポールで幕を引いておけばよかったのに…と思わんでもないです。
と、テンション下がりましたが『ワイルドスピード SKY MISSION』自体は過激なブッ壊しが堪能できる快作です!おすすめ!

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