映画

自宅での音響に革命!?『ドルビーアトモスヘッドフォン』が凄いぞ!

2018年1月27日

念願叶ってXbox One Xをゲットしました。
もう4Kだったり60FPSだったりでんほおおーしゅごいいーー!!なゲーム&映画生活を送っています。

 

中でも感動したのは『ドルビーアトモスヘッドフォン』の威力!
アプリ『Dolby Atomos』から導入できるこのバーチャルサラウンドのおかげで、「自宅での音響」に抱くイメージが270°くらい変わりました。これ凄すぎます!

 

と言う訳で今回は、Xbox One X関連の話題として『ドルビーアトモスヘッドフォン』の魅力を紹介したいと思います。

 

 

ドルビーアトモスヘッドフォンとは?

映画再生時に立体的な音響を再現する、いわゆるサラウンドシステム
一般的なサラウンドである5.1chは前方・左右前方・左右後方に低音を加えたシステムですが、くだんのドルビーアトモスはそれに加え高さ方向の要素をプラスしたアップグレード版…みたいなもの。

要するにすげぇ臨場感の音響ってことです。

 

しかしこのドルビーアトモス、自宅で再現しようとするとスピーカー自体が7個以上必要な上に天井吊りスピーカーまで必須だったりと、予算的にも住宅事情的にも敷居が高いのが問題…。

 

壁や天井にビーム状に音波を射出し反響で疑似的なサラウンドを再現するサウンドバーは比較的お手軽ですが、それとて数万円するシロモノです。中々気軽には試し辛い('A`)

 

そこで登場するのが、Xbox One X対応アプリ『ドルビーアトモスヘッドフォン』です。
なんとこのアプリは、普通のヘッドフォンでもバーチャルサラウンドを実現できるようになるというスグレモノなのです。私のように「自宅で大音量出したくない・でも映画は大迫力で楽しみたい」という欲張りボデーにはうってつけ!

 

ただ…本気でそろえると数十万円するようなホームシアターセットを、果たして千円そこそこ(14.99$)のアプリでほんとに代替できるものなの?
そこんとこを実際に使って試してみました。

 

 

『BLAME!』を観てみた

Netflixプレミアムプランでは一部コンテンツがドルビーアトモスで再生可能になります。
一部…と言うのは本当に一部で、2018年1月26日現在『オクジャ』や『ブライト』等ほんの数タイトルだけ。少なすぎるだろ(-_-;)

 

しかしそのラインナップの中には私の大好きな作品『BLAME!』が。
これは観ざるを得ない!

 

と言う訳でドルビーアトモスをonにして早速再生してみました『BLAME!』
結論から言うと凄い
ヤバイ。ドルビーアトモスヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。

BLAME!

まず、当たり前と言えば当たり前ですが音が非常に立体的に聞こえてきます。

 

『BLAME!』は「広大かつ閉鎖された巨大都市が舞台」という特殊な設定のSFなだけに、この効果音の響きっぷりは世界観に実にマッチ。
特に冒頭、づる達が駆除系セーフガードに追い回されるシーンは敵も味方も縦横無尽に動き回るので立体音響の本領が発揮されまくりです。
とにかく響く響く!
音だけでキャラクター同士の位置関係が分かるくらい情報量が多い。

 

それでいてセリフが聴きとりやすいというバランス感覚も素晴らしいですね。終盤の大崩壊シーンでも声が轟音にかき消されずしっかりドラマを伝えてくれます。雨宮天ちゃんも安心。

 

まさに映画を楽しむことに特化した音響システムです。

 

 

なぜか低音が強力に!?

前述の通り、ドルビーアトモスの真髄は高さ方向への要素を追加し更に臨場感を増した音響システム…という点にあります。

 

しかしどう言う訳だかドルビーアトモスヘッドフォンをonにすると低音が超強化されます
最初は「全体の迫力が増したから低音も強く聞こえるのかな」と思ってましたが、offにして聴き比べてみても低音が充実していることは明らか。

 

なぜ?
低音と立体音響は本来無関係じゃね?

新装版 BLAME!(5) (KCデラックス アフタヌーン)

理由は分かりませんが、とりあえず迫力面ではプラスに働きまくりです。
『BLAME!』で言うならサナカン先生の顔面に霧亥渾身の右ストレートがめり込むシーンが特に印象的でした。爆音プラス腹の底が震えるような強烈な低音で超絶大迫力に。
アプリをいっこ入れただけなのに、もはや別の映画と言えるくらいの印象の違いです。

 

しかもこのドルビーアトモスヘッドフォンをonにしておくと、なぜかドルビーアトモス非対応の普通の5.1chでも低音が超強化されます
試しに『ジョン・ウィック』や『ダークナイト・ライジング』などドルビーアトモス非対応(5.1chのみ)の映画を再生してみましたが、やっぱり間違いなく低音が強い。

 

この変化はかなり顕著で、5.1chでももはや耳元IMAXと呼ぶべき大迫力。
これは…凄すぎる。何が凄いってコストパフォーマンスが凄すぎる
アプリいっこ入れただけなのにここまで自宅映画ライフのクオリティが変わるとは思わなんだよ。

 

そんなこんなで、今や私にとっては映画を観るに当たって欠かすことのできないアプリになりました『ドルビーアトモスヘッドフォン』。重宝しています。

 

 

導入手順

『ドルビーアトモスヘッドフォン』はXbox Oneで利用することが出来ます。
別段難しい手順は要さないのですが、微妙に分かりにくいので導入手順を載せておきますね。

 

まずストアページからアプリの欄を開き、『Dolby Access』をインストールします。『ドルビーアトモスヘッドフォン』というアプリがある訳ではないのでご注意。

 

 

『Dolby Access』をインストールするとこんな画面が出てくるので、起動ボタンを押してください。

 

 

『Dolby Access』が開きました。

次に画像の矢印の「ドルビーアトモスを使う」を選択。あとは画面の指示に従って導入を進めて下さい。

 

なおドルビーアトモスヘッドフォンは使用し始めて最初の30日間は無料です。
なので試用期間中に「思ったより大したことねーな」と思えば早々にアンインストールすればいいだけだし、「すげえ!」と思うなら購入に進めばいい。この二段構えはとってもユーザーフレンドリーですね。
『Dolby Access』内では立体音響対応の数々のデモビデオが視聴できるので、その威力をじっくり吟味することができる点も嬉しい!

 

あと購入時に表示価格が円じゃない(14.99$と表示される)ことに抵抗を覚える方もおられるかも知れませんが、別段怪しくはありません。
Xbox Oneにとってインターフェースが所々英語表記なのは悲しいかな日常茶飯事…。日本マイクロソフトのズボラさが露呈されているだけです( ̄▽ ̄;)イツモノコトナノデス

 

(インターフェースどころか最近ではゲーム丸1本英語のまま日本で正式リリースしたりしており、そのサボり癖はもはや末期的(^_^;))

 

 

音響面で破格のコストパフォーマンス

ざっとgoogleで検索してもドルビーアトモスヘッドフォンに関してはあんまり紹介記事を見掛けないのですが、このバーチャルサラウンドの進歩ぶりは私のような「映画はおうちで観る派」には強烈なインパクトを与え得るシロモノだと思いました。

ONKYO シネマパッケージ 2.1ch/ハイレゾ音源対応/4K対応/AirPlay対応 ブラック BASE-V60(B) 【国内正規品】

数十万円かけたガチンコのホームシアターセットと同等の迫力が得られるのか!?と問われれば、しょせん疑似サラウンドなのでさすがにそこまで万能じゃないと答えざるを得ません。
しかし千円そこそこのアプリでこの効果は破格のコストパフォーマンスと言っても良いでしょう。

 

特に私のように、住宅事情や家庭事情(小さい子供がいる)などでスピーカーを何台も並べられない人にはうってつけ!
自分だけの「耳元映画館」が実現できます。

 

前述通り最初の30日間は無料だし、本当に自分のニーズに合うのかじっくり検討することも可能。
さらに繰り返しになってしまいますが、サラウンドヘッドフォンを買わずとも普通のヘッドフォンやイヤホンで効果を発揮するという点が本当に素敵。手持ちのヘッドフォンの真価を引き出してくれます。
あまり話題になっている気がしませんが、こいつは相当革新的だと思います。

 

Xbox One X (CYV-00015)

なお現状『ドルビーアトモスヘッドフォン』に対応している再生機は多くはなく、Xbox one SおよびXbox one Xはこれを可能にしてくれる一番手軽な選択肢だと思います。
やるじゃんXbox One!

 

…でもこれだけ凄いのに全く流行る気配が無いですよねXbox One( ̄▽ ̄;)
名古屋では流行ってないどころか家電量販店からXboxコーナー自体が姿を消しつつあります…。

 

がんばってくれー!

 

↑すごく良いマシンだと思うんだけどな~(-_-;)

 

↓なおこちらの記事では、Xbox Oneの知られざる再生機としての実力について書いてみました。よかったらどうぞ!

 

↓ちなみに今回使ったヘッドフォンはこれ。

価格.comのレビューなどを見ると「音楽鑑賞には最高だけど低音が軽いので映画観るには不向き」的な意見が多いのですが、再生機側でバーチャルサラウンドをonに出来ればアクション映画でも実力を発揮できることが分かりました。

もはや死角の無い名機!

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