こんにちは、motimaです。
「映画をおうちでいっぱい観たい!」という層にとって神サービス以外の何物でもないNetflix。
新旧の映画にとどまらずアニメや海外ドラマ、オリジナル作品をも豊富に揃っており飽きさせません。
と言う訳で当ブログでは「Netflix配信作品の中で、結局どれが面白いのか知りたい!」という方のために、ジャンル別に厳選したおすすめ作品を紹介しています。
今回のテーマはホラー映画シリーズの原点。
けっこう古めの映画も配信しているNetflix。長寿シリーズの原点を探るのもまた乙な楽しみ方でしょう。
そんな訳で人気ホラーシリーズの第一作をNetflixで振り返ってみたいと思います。
※2018年6月20日 記事更新しました。
リング
1998年 日本
監督:中田秀夫
出演:松嶋菜々子、真田広之
観たものは1週間後に必ず死ぬという呪いのビデオ。
偶然そのビデオを観てしまった女性は、元夫とともに呪いを解くカギを探す。
下で紹介する『呪怨』と並んで国産ホラーを代表するシリーズの原点です。
今見ると全体的に演出が古臭くてちょっと滑稽に見えなくもないですが、長い髪を振り乱した女がテレビの画面から這い出てくる超有名なあのシーンの衝撃は褪せません。
ジャパニーズホラーここにあり!と広く海外に認知させしめた点でも非常に重要な一作。
本作のオチが後世に与えたインパクトは絶大で、近年のヒット作『イットフォローズ』などにも根強い影響が見て取れます。
呪怨
2003年 日本
監督:清水崇
出演:奥菜恵、伊東美咲
この世に強い怨念を残して死んだ女性・加耶子と、その家族が住んでいた呪いの家。
様々な形でその家に関わってしまい、めくるめく恐怖を味わう羽目になる人々を描いた連作短編集。
上の『リング』と並び、国産ホラーの代表的存在です。
現在までにVシネ版『呪怨』『呪怨2』、劇場版『呪怨』『呪怨2』『白い老女』『黒い少女』『終わりの始まり』『ザ・ファイナル』、さらにハリウッド版『グラッジ』シリーズ3作と、もうめちゃくちゃ派生作品出てます。
しまいには本シリーズの加耶子とリングシリーズの貞子が肉弾戦を繰り広げる怪作まで飛び出しました(これはこれで面白い(;^ω^))。
シリーズを重ねるごとに段々怖さが薄れていってしまうのはホラーシリーズの宿命ですが、逆に言えばその原点である本作はめっちゃ怖い。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」という独特のうめき声と共に登場する怨霊・加耶子がもうとにかく強烈です。
特に「夜中にふと目を覚ますと加耶子が顔を近づけて覗き込んでいる」シーン。
怖すぎるんだよ!
安眠出来なくなるよ!!
ヘル・レイザー
1987年 イギリス
監督:クライブ・バーカー
出演:クレア・ヒギンズ、アンドリュー・ロビンソン
所有者に究極の快楽がもたらされるという呪いのパズルボックス。
パズルが解かれるとき、地獄から魔導士たちが現れる。
「究極の快楽=死に至る苦痛」をみんなに知って貰おう!
というありがた迷惑過ぎる理念で行動する魔導士たちが印象強いスプラッターホラー。
最近新作が出なくて寂しい。
何と言っても魔導士「セノバイト」たちの個性的極まるファッションセンスが最高です。
顔に無数の釘が整然と刺さっている「ピンヘッド」をはじめ、内臓モロ出しデブ「バターボール」、顔の皮が捩じ曲がって歯が常にカチャカチャ鳴っている「チャタラー」などどいつもこいつも見た目のインパクトが絶大。
この強烈さが後世の作品に与えた影響は大きく、『ベルセルク』のゴッドハンドなどに強い影響が見て取れます。
(↑これどのくらいの深さまで刺さってるのかなあ)
魔導士たちは登場人物を無差別に襲うモンスターではなく呪われた魂を然るべき場所へ連れていく案内人という面が強いため、見た目に反して理性的なのも素敵です(まあ初期作では若干見境無い感じはありますが(;^ω^))。
Netflixでは1~3作目が配信中。激グロ+シュールな世界観の原点が堪能できます。
でも私のイチ推しは5作目の『ゲート・オブ・インフェルノ』。あの何が現実か分からなくなる感覚は好きだったなー。
悪魔のいけにえ
1974年 アメリカ
監督:トビー・フーパ―
出演:マリリン・バーンズ、ガンナー・ハンセン
テキサス州を舞台に、人の皮でできたマスクを被る怪人「レザーフェイス」がチェーンソーで犠牲者を追い詰める。
これぞ狂気。異様な熱気が全編を貫く怪作中の怪作です。
情け無用の残酷描写は一周回って高尚でさえあり、現に本作のフィルムは後世に残すべき素晴らしい芸術としてニューヨーク近代美術館に永久保存されています(;^ω^)
ホラー映画好きのみならず、映画ファンならば一度は見ておくべき記念碑的作品です。
なお有名なトリビアですが、チェーンソーで暴れるのは本作のレザーフェイスであって『13日の金曜日』シリーズのジェイソンではありません。ちゃんちゃん。
スクリーム
1996年 アメリカ
監督:ウェス・クレイブン
出演:ドリュー・バリモア、ネーヴ・キャンベル
高校生を情け容赦なく次々に殺す、ホラーマスクの殺人鬼。
犯人は誰だ!?
上で紹介した『悪魔のいけにえ』や『13日の金曜日』など、殺人鬼が次々に犠牲者を血祭にあげるタイプの映画を徹底的にパロディ化したホラーコメディーです。
「イチャつく男女は早く死ぬ」などホラー映画のお約束を笑いに転化したアイデアが魅力。どいつもこいつも死亡フラグをバンバン立て、そしてバンバン殺されていきます。
かと思えば意外なキャラが生き残ったり、とにかくスラッシャームービーに飽きた人にこそバッチリ刺さる快作です。
Netflixではシリーズ全4作品+新作のテレビシリーズが配信中ですが、ホラー映画のパロディであるというコンセプトはある意味出オチなので全部観るのは特におすすめしないかな~…。
でも1作目だけは間違いなく面白いです!
ソウ
2004年 アメリカ
監督:ジェームズ・ワン
出演:ケイリー・エルウィス、ダニー・グローバー
目覚めると見知らぬ地下室に監禁されていた2人の男。
脚を鎖で縛られ身動き取れない2人は、生き残りをかけて犯人の仕掛けた死のゲームに挑む。
マイティじゃない方のソウ。
拷問シーンがウリの映画「ト―チャーポルノ」の隆盛を支えた人気シリーズです。
毎回ステキに悪趣味なデスゲームが展開されるのが魅力。
1作目が特に素晴らしく、散々残酷描写を重ねたうえで「人間何のためだったら命を賭けられるか」という問いに対してはグッとくる人間性の肯定で応えています。
鮮やかにキマるどんでん返しも含めて鮮烈な印象。
ただどういう訳だかそのシリーズ1作目だけ配信されていませんNetflix。
『2』も!『3』も!
『4』も『5』も『6』も!
超しょうもない『ザ・ファイナル』も!
段々グダグダになっていった続編たちは完璧に網羅されているのに、なぜか肝心かなめの1作目だけが配信無し。こんなのアリ!?
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